あま、おと
雨をすいこむように
あなたの愛をあびて
いつしか空は晴れ渡る
こんなにきれいだったのか
やさしくしてほしい
どうか傷つけないで
ぼくの大切なひとだから
そうして、ただながめてるのだ
ときどきおもいだしては
雨音が聴きたくなる
晴ればかりではのどがかわくね
あんなに愛されていたのか
(たったひとりの部屋であなたは泣いている
話し相手はいない、だから独り言を言ってる
ぼくの顔を見てもだれだかわかんないだろう
ぼくが話しても、つじつまの合わない応えが
返ってくるだけなんだろう
それでもきっと明日の朝、
あなたの部屋にぼくが行けば
きっとあなたは言ってくれるんだろう
あきれるほど変わらない、可愛い優しい顔で
ぼくがひどいやつだって、そんな簡単なこともわからないんだろう
ただただ愛だけをぼくに
変わらず降り注いでくれるんだろう)