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2、吸血鬼、転移(2)

「…どうしよう。ただ単に吸血鬼として異世界に転移したと思ったら自分と似てる子供吸血鬼になってた…?なんだそれ…」




俺は異世界転移する時のことを思い出す。




───




「なりたい種族とか行きたい転移場所とか答えましたけど…女神様?結局俺死んでないんですか?」


「ん?いえ、恐らく死にましたよ。それはもう…悲惨な程に。」


「…どゆこと?」


「トラックに轢かれる瞬間に魂をこちらまで持ってきました。」


「あぁ…でも転移だよね?俺身体なかったらダメじゃないですか?」


「貴方の身体は拾っておきましたから安心してください。修復し、種族を変える手続きを終わらせたら魂をその器に入れて転移してもらいます。」


「へぇ〜…すげぇ。手厚いですね。」


「…順応早いですね。初めてですよこんな人。私一応神ですから皆さんかしこまるのに(ボソッ」




───




"身体が悲惨な程になっていて修復した"。




「…修復が上手くいかなかった…とかで他の人のパーツを付けられたとか?それしかないよな?」




もう一度湖で顔を確認する。







「…まぁいいか。身体がちっちゃいのは不便だけど助けてもらった上に身体を完璧に修復しろなんて流石に貰いすぎだし。」




ある程度確認を終え、木陰に沿って目的地なく付近を散歩する。




「太陽が無理ってことは俺の知ってる吸血鬼の無理なものは多分無理なんだろうな。聖水とかニンニク、十字架…あと銀食器とかか。…聖水が未知数だな。」




当てもなく散歩する。ただ未知の世界を歩くだけでも気分が高鳴る。




「とりあえず今の目標は町だな。吸血鬼が迫害されてたら詰みだけど…見た目的にはバレないか。てかあれか、ずっと森が続くって保証もないし夜になるまで待ちか…」




その場にあったちょうどいい倒木に座り、退屈な時間が過ごす。







「…なんかいいな。何事もなくこうやってゆっくり過ごすなんて贅沢…」




?「きゃぁーー!!!!た、たすけてー!!!誰かー!!!」




空耳だった可能性にかけてゆったりとする。




「風が気持ちいいなぁ…」




?「だれか!だれかぁ!!!!たすけて!!!」




「…見に行くだけ行くか…無理そうだったらそのまま逃げることも視野に入れよう。」




そうして助けを呼ぶ声がする方へと走り出す。もちろん木陰に沿いながら。



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