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習作短編集  作者: redrum
4/4

火龍と少女

『お題』

・剣と魔法のファンタジー世界で、緊迫のバトルシーン。

・限られた文字数の中で独自のファンタジー世界観を伝える。

・500文字以内。


「姉は血を吐く、いもとは火吐く、可愛いトミノは宝玉たまを吐く……」

 玲瓏たる少女の声が響きわたる。

 大気を震わせ、水面に広がる波紋のような旋律。

 その瞳にはもう何も映ってはいない。

「もう、やめよう。終わりに、終わら、せよ……う」

 少女が召喚した火龍の息は野を焼き、腐敗の瘴気を撒き散らす。火炎を吐かずとも、それを間近で吸い込んだ俺の肺を焼く。

 良く笑う奴だった、誰かのために泣くような奴だった――記憶の中の彼女はいつも強く優しい眼差しだった。

 今、絶望で壊れてしまった彼女の瞳には、俺すら見えていない。

 ――――ひとり地獄に落ちゆくトミノ、地獄くらやみ花も無き。

 唇の動きはそう語っていた。

 今のお前に見えているのは地獄か?

 問いかける事はせず、ただ火龍の吐く瘴気を薙ぎ払う。

 痛々しい彼女の姿を正視出来ずに、俺は一瞬瞼を閉じた。

 握った剣の柄に意識を集中すると、俺の周りに光り輝く魔法陣が展開していく。

 渦巻く風は火龍を切り裂くだろう。

 俺の制御出来ない魔力は、彼女をも切り裂くだろう。

 そして破壊された亡骸をかき抱き、俺は涙を流すだろう。

 回避出来ない未来の映像に、唇を噛み締める。

 後は高めた魔力を解き放つだけだった。


緊迫感溢れるバトルシーンの表現……が出来ていませんでしたorz

クリア出来てないです。


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