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サ〇ヤ人×転生トラック×最年少の能力保持者

前回の映画の元ネタはルギア爆誕です

特撮のような大きなな爆発だった。

離れたところにいた、俺の体が一瞬浮いたぐらいのもので

観戦するために近すぎていたつわもの達が吹き飛ばされた。


辺りが騒々しい「これやばくないか」「誰か救急車よべよ」

たくさんの言葉が飛び交っている。


俺も色んな感情がごっちゃになって、動けずにいた。


「あ、あ…あ…」


しかいえない。何も言葉にできなかった。

普通なら駆け寄るべきなのだろうか、

自分の無力を痛感させられた。



「ふう…危なかった…

テツが声を掛けてくれなかったら、

ママ火傷してたかも、ありがとね♡」


何で無傷なんだよ母親…。

服に焦げたあとすらないよ。

中心にいた男女3人は、ボロボロなのに

つか、あの3人もあの爆発でよく生きてるな!


後で知ったのだが、能力者というのは

どんな能力であれ目覚めると

ノーマルの時より身体機能が上がるらしい。

例えば、小柄で非力な女の子が能力に目覚めると、

腕力が上がる能力じゃなくても

同世代の男の子に腕相撲で勝てたりや

飛び降りて普通死ぬ高さでも、

無事ではなくても骨折ぐらいで終わる場合も

あったりなど、かなりしぶとい。


それでも、あの爆発を無傷でいる母親に対して

俺は、あの金髪はサイ〇人を連想させられた。

俺、この世界で生き残れるのかな…。


その後、救急車にあの3人や

吹き飛ばされたつわもの達が運ばれたりした。

武装した警察が来たりし、黄色いテープをはったり、

事情聴取で近くの人に聞き込みが行われたりした。

事情聴取は主に母親が中心である。

また、報道系の人も来たりした。


公園に平穏が訪れた。

さっさと帰るものや野次馬、

取材をするものにされるもの、


「いや~あの爆発はすごかったな」


「あの爆発を無傷とは、さすがサイコガール!」


「爆発に吹き飛ばされたやつら、ドンマイだな」


「俺たちつわものは、能力者との距離感が大事だ。

心(苛つかせない)も体(邪魔にならないため)もな」


「所詮奴らは、まだまだあまちゃんだったってことよ」


感想戦に入るつわもの。


そう、みんな油断していた。

たくさん人のいる安心感。

終わったことによる安堵感。

見応えのあるものみた後による達成感。


「ママ、遊んでくるね」


また、運が悪かった。

安全のため離れた場所が道路の近くだった、

大きな爆風でドングリが散らばってしまった。

あと、子どもの行動力。


「たくさん、ドングリ落ちてる!」


道路に落ちてるドングリを拾いに行くサクラちゃん。

安全と思い、自由にさせたこと。

事情聴取や取材で人が壁になり、

母親達の視界が狭まり道路に出た子ども

が見えなかったこと。

そして、猛スピードで焦って現場に来る車。


!!!!!!!


一瞬だった…。

あの時…動けたのは気を抜いていなかった俺だけだった。

とっさに考えなしに動いしまった。

3歳児の体では、何ができるわけでもないのに…。

タックルのように、サクラちゃんを抱きつき走ろうとした。

しかし、サクラちゃんを抱えると思うように動かない。

サクラちゃんは腰が抜けいるみたいであり動けない。

それを抱える筋力は3歳児にはない。

所詮、3歳児の体ではここまでが限界である。


迫りくる車

鳴るクラクション

近くにいた人の悲鳴

母親達の名前を呼ぶ声


何もかもが、スローモーションに感じた。


思考は加速する。

走馬灯である。

いろいろな思いでこみ上げる、

転生して3年であったが、

能力に憧れたりし、いろいろ試したり、

金髪美人の母親に赤ちゃんプレイしてもらったり(実際赤ちゃんだが)、

イケメンの父親に色んなところに遊びにつれていってもらったりもした。

充実感もあり楽しかった。

もしかしたら、子どもを助けて車に轢かれたらまた転生できるかもしれない。

子ども助けて轢かれた主人公の一番最初って…幽遊〇書じゃないかな?

いらない思考が回るくらい落ち着いている。

長くはないが2回も生きた…杭はないかな…。




「えーーーーーーん!!!」




!!!!!!!


しまった!この子のことを忘れていた!

この子は俺と違いまだ3年しか生きていない!

せめてこの子だけでも助けないと!


前に行け俺の体!前だ!前だ!進め!立ち止まるな!

このままでは死ぬぞ!前だ!前に行け!

轢かれたら痛いぞ!動け!休むな!進め!ちんたらすんな!

女の子守れずにしてそれでも男か!気合いだ!

進め!進め!進め!速く!速く!もっと速く!

前に!前に!前に!前に!前に!前に!前に!前に!前に!

前に!前に!前に!前に!前に!前に!前に!前に!前に!

前に!前に!前に!前に!前に!前に!前に!前に!前に!

前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前

前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前

前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前

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前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前

前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前前



『キーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン』


「テツーーーーー!!!」


「サクラーーーーー!!!」


駆け寄る親、ブレーキで止まる車、

あわてふためく周囲の人々

そして…


「えーーーーん!!」


「死ぬかと思った…」


間一髪生き延びた俺たち、

普通に轢かれてもおかしくなかった

車のスピードだった。

そのまま、意識が落ちた。



SIDE つわもの


「おい、あれって…もしかして…」


「ああ、能力だな…」


「でも、普通能力は早くても

小学校の入学前後くらいだろ?」


「俺の同級生なんて中学で発生したぞ」


「でも、能力じゃないとあの動きは説明できないぞ」


「生命の危機で能力が開花するケースもあるから、

十分ありえるだろ…」



その日、この世界で最年少能力開花者の記録が大きく塗り替えられた。


留学してる妹からウクライナにいった子が死んだと速報来た

海外怖い…

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