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逃げる気のドク
逃げる気のドク
「ダミ、お前は何を考えているんだ。」
「俺とやろうというのか。ドクよ。そっちの仕事が終わったら、やってやる。」
「じゃ、ダミ待ってろ。こいつらを片付けてからにしてやる。」
ドクは、そういったが、ダミに向かって手をかざしたと同時に、ジェミスと同じ棒が
ダミの体に刺さっていて、そしてダミの体を通り抜けた。
そして何事もなかったように、ダミは言った。
「お前の術は、もうわかってる。俺にはもう通じない。お前には勝ち目がないということだ。
それでも、俺と戦う気か。死にたくはないだろう。
早く、そいつらと戦え。買ったら助けてやるよ。」
「ダミ、お前は何者だ。ダミじゃないな。」
「ドク逃げようとしてるのか、それはないだろう。」




