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闇のジェミスと闇のドク
闇のジェミスと闇のドク
ジェイとアイ、そしてダミと離れた場所に二人の男が現れた。闇のジェミスとドクであった。
「なぜお前がここにいるんだ。ダミ!」
ジェミスが問いかけた。
「面白そうだから、見物に来ただけだ。」
「お前ごときが来る場所じゃない。消え去れ。」
「お前らの術を見るだけだ。」
「それが困るんだよ。とっとと出て行け!」
「しかし。そうはいかない事情があるんでな。
それで、お前ら二人で、こいつらを殺そうというのか。
ドク一人で十分だろう。情けない奴らだな。」
「おまえの知ったことじゃない。」とドクが言い放った。
「それじゃ面白くないな。ジェミス、お前は黙って見てろ。
ドク。お前が先に戦え。そしてふたりを倒せ。
それぐらいの力はあるだろう。見せてくれよ、その力を。
それに、ふたりには縛りをかけている。
簡単だろ。」




