表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ラブサーフィン  〆の章  作者: エムト
88/119

ダミは話す

ダミは話す




ジェイとアイは、ふたりとも、静かに、ダミが現れるのを、待っていた。

腕から血を流しながら、次にどう出るのか、想像しようもなかったが、


ダミの速さに対応しようとだけを考えていた。


そして、時間が過ぎ去るとともに、ふたりの腕の傷も完全に治ってしまっていた。


その時、ダミがふたりの前に現れた。

「ふたりとも、体が動かないだろ。縛りをかけさせてもらったからな。」


ジェイが言った。

「どうするつもりなんだ。ダミ。」


「心配するな。殺しはしない。多分また輪廻するはずだからな。

死に急ぐことはないよ。精一杯生きることだ。

ふたりとも、傷の回復が、さすがに早いな。


それと、アイは、やっぱり、そうなんだな。毒が利かない体か、特殊だな。

それを試させてもらったよ。こういう機会はそうそうないんでね。」


アイは言った。

「それが、どうしたっていうのよ。試す必要があるの」


ジェイとアイは、ダミが自分たちに殺さないと言ったことで、安心感と

ダミに対しての興味が湧いてきた。


「それは、そうとしてだ。速さが、いかに必要かわかっただろ。

闇の戦いにおいては、特にそれが必要だということだ。


相手が複数の場合は、絶対だ。一人に時間をかけないで、一発で仕留めて、

相手が得意な術を使う前に、倒す。これで優位に立てる。いいな。」


ダミが闇との戦い方を教え始めたことに、ジェイとアイは違和感を覚えていた。

なぜ、闇のダミが、自分らに不利になることを話すのか。







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ