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ラブサーフィン  〆の章  作者: エムト
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この世界は、悪しき世

ジェイとアイは、危機感というのはなく、10人、20人、30人とあっという間に片付けていき、

もう相手も、機関銃も使って、同士討ちも気にせず、生き残りのため、手段を選ばない体を


なしていた。


同士討ちで倒れた者も、ふたりは必ず心の臓に小剣を突き刺し、しっかりと息の根を止めていた。


ジェイとアイは、すでに、すべての者の心に入り、彼らがなしてきた悪魔のような、普通の人々に対する

ヘドが出るような殺しをやってきたことを確認していた。


ジェイとアイがいた前の世界では、生殺しのようなやり方はやらず、一撃であの世に送ることが主であった。

しかし、この世界では、国と国が戦うという悲しき戦さではなく、悪しき者たちがのさばり、


不正義がまかり通り、危機がわかっていない者が多い世と言うのを確認するに至った。

そして、闇にとっては住みよい世界であろうとジェイとアイは思っていた。


この者たちは、また同じことを繰り返し、自分らの仲間に危険な存在となることも想像できた。




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