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アイの心の中
アイの心の中
アイは、自分らの考え通りであったことで、ワンの正体はわかったが、
最初から、彼らの心が読めないことのため、ワンのいう通りにさせられることへの苛立ちがあった。
その状態の中で、無くなったデモを見せるということに対して、
心の準備というか、どのような意味があるのかがわからない不安が隠せなかった。
しかし、ワンは、それに比べて、アイたちの心を完全に見ているということが、確実ということで、
アイは、ワンの行動を見守っていくことで、流れに任せることに決めたのだった。




