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シューを起こす
シューを起こす
玄関の門の柱の上に、鎮座している石で出来た両刃剣を持った猫の像が、
守り猫のシューであった。
ジェイとアイは、石でできているシューを、じっと見ていた。
全然動かないシューの頭を、アイは撫でてみた。
ジェイは、シューが持っている石でできた両刃剣を触ってみた。
何の反応も、シューが見せないことを、ふたりは確認して、
『ジェイ、やってみて。』
『よし、やってみよう。』
「シュー」
と、ジェイは、シューに向かって、声を出して呼びかけた。