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ワンが現れた
ワンが現れた
ジェイとアイは、気配を感じた。
誰かいるのを、感じていた。
『誰かいるな。』
『感じるわ。』
しかし、周りを見回したが、誰の姿も見えなかった。
ジェイの肩を叩いて、アイの肩を叩き、アイの後ろに現れた。ワンだ。
「まあまあだな。さっきからずっと。君たちの話を聞いていたよ。
面白いな、二人とも。」
「遅いわね、一人なの。いろんな技を持ってるのね。」
「ああ、君たちは。私の手のひらの上で動いてるようなものだ。
しかしだ、俺だって誰かの手のひらの上で生きているのかもな。」
「意味がわかんないな。」とジェイは、つぶやいた。
「すべてが必然ということさ。仕事の話は後にしよう。
それで、まず私の話を、分からなくてもいいから聞いてろ。
お前たちは、ディオ様の言う通りだな。非常に面白い。まず、死ぬことを恐れていない。」




