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一話

 ――八月に入り、学生なら夏期休暇に入るであろう、まだまだ夏真っ只中のある日、そんなものとは無縁になってから数年は経っているであろう二人の男女が、周囲を確かめながら歩いている。



 そして、ある程度確かめ終え、なにかを確信した後、男性の方が女性に話し掛ける。




「――なあ、かれこれ三十分程歩いてんだが、人っ子一人遭遇しないんだが、俺の気のせいか?」



 最初の頃は、たまにならこんなこともあるだろうと特に気にもかけていなかったが、歩けど歩けど誰とも遭遇しない状況に、いくらなんでもこれはおかしい、と周囲を見回してみるも、やはり何処を見ても人がいない。



 一人で悩んでも仕方ないと、隣の女性にも確認する。



「――そうね。って事はこれからなにか起こるって事なんだから、分かりやすい現実逃避してないで、現実をしっかりと受け止めなさいよ」



「……そんなことわかってるさ。でも、もっとまともな理由で人がいなくなってるのかもしれないだろ!」


 

 男性も女性と同じ予想をしてはいたが、その予想が外れてほしいと女性の言うことを否定する。



「まともな理由、ね。……例えば?」



 往生際が悪く、まだ現実逃避する男性を見て、呆れた目をして女性は問う。男性はしばらく黙り込んで考えた結果、



「……近くでイベントがあるとか?」



 彼女から目を反らし、自分でもありえないと思っている仮説を言う。



「それじゃ、付近に人がいない理由にはなっても、そのイベントの騒ぎがここから聞こえないのはいくらなんでも不自然だしょ。そもそも万人が共通して興味を惹くようなイベントなら、この辺に住んでる私達が知らないなんて、普通ありえないじゃない」



 そんなことは、私に言われるまでもなく、あなたなら初めから分かってたことでしょ? とこれ以上ない正論を彼女に言われ、がっくりと肩を落とす男性。



「……はあ、了解。これから異常な事が起きるって事で気持ちを切り替えます」



「はじめからそう思ってたくせに、本当に往生際が悪いんだから」



「しょうがねぇだろ、俺はお前と違ってごく普通の、そこら辺にいる一般人なんだ。『異常』が日常だとは思いたくねぇんだよ」



「なら、私との付き合いをおしまいにするしかないわね」



 ぶつぶつと文句を言う男性の言い分を聞き、それに苛ついた女性が、冗談で別れの言葉を口にする。



「――そう思ってたら付き合う以前に、幼馴染みの時点で縁を切ってたよ。そもそも冗談でもそんなこと言うな」



 女性にとっては軽い冗談のつもりで言ったことは、男性にとっては冗談で済ませる話ではなかったらしく、少し怒りのこもった口調で答える。



「冗談だと思ってるんなら、そんな怒んないでよ」



 男性に怒られて、女性は口をすぼめながら答える。



「お前は、たまに俺を巻き込むことを悪いと思うときがあるからな。こういうことはしっかり伝えとかないと、勝手に勘違いして一人で突っ走るだろ、お前なら」



 お前の事なら、何でもお見通しだと言わんばかりの態度が少しムカつき反論する。



「……だったら、もう少しこういう事態に慣れてくれると嬉しいんだけど。そしたらそんなこと考えないからさ」



「……すまん。随分慣れてきた積もりだったんだが、こういう事は最近は起こらないから気が緩んでたみたいだ」



 女性に言われた事で、自分の態度に非があった事を感じて素直に謝る。



「うん、素直でよろしい!」



 ちょっと、雰囲気が悪くなったが、気を取り直して二人は本題を話しだす。



「――で、具体的にはこれから何が起こるか分かるか?」



 いよいよ時間がないことを肌で感じとり、今までの男性とは別人になったかのように男性の雰囲気ががらりと変わり始める。



「……うん。異世界への召喚なのは、なんとなく分かるんだけど……なにかがおかしい気がするのよね。いつもと喚ばれ方が違うっていうか……」



 感覚では分かるのだが、何かがいつもと違い、曖昧に男性の問いに答える。



「……異世界の召喚か。確かにおかしいな。それだと、とっくの昔にお前が捕捉されてるはずだろ?」



「うん。……これまでになかったから、考えてなかったんだけど多分、今回の原因は私じゃないと思うわ」



 女性の言う仮説に、男性の顔が引き攣る。



「……じゃあ、俺たちは異世界の召喚のために発動された人避けの結界を、気づかないうちに通り抜けて、ここにいるってことか?」



「…………そういうことに、なっちゃうわね」



 やさぐれ気味に話す男性に、若干気まずそうにしながらも、肯定する。



「つまりはあれか? 巻き込まれたでもなんでもなく、自分達で首を突っ込んじまったってことか!?」



 ――男性は声を荒立てながら、ようやく状況を把握する。



 出来る事なら、厄介事は全力で回避したかった男性としては、彼女に巻き込まれた事件ならともかく、それとは全く関係がないことが判明した今回の事態は、男性にとって受け入れ難い事実である。



「いや! 今ならまだ――」



 ――間に合うかもしれない、とこの場から全力で退避しようとしたところで、丁度前方に見える曲がり角から、夏休みにも拘らず制服を着た少女が現れた。

 このタイミングで現れたことを考えれば、彼女が今回の異世界の召喚に選ばれた人物なのだろう。

 


「……おい、俺の気のせいか? なんか見覚えのあるヤツに似てるんだが」



「……あら奇遇ね、私もよ」



 予想もしていなかった人物が現れた事に、彼は冷や汗を流しながら驚いていたが、彼女の驚きはそれ以上だった。



 なぜなら、あの少女は――



「あれって、お前の妹だよな」



 ――そう、彼女の妹なのだから。



「なんなの? お前らのご先祖様には勇者や英雄が、わんさかいんのか?」



 彼がそんなことを疑わしげに言うのも無理はない気がする。彼女に色々と巻き込まれて、数々のトラブルを昔から解決してきたのだから。そこに、彼女の妹までが同じようなことに巻き込まれるとなれば、そういう考えが浮かんでしまっても仕方がないことかもしれない。



「……ここまでくると、否定の言葉も浮かばないわね」



 取り敢えず、こんな話をしている場合ではないと、彼は本題について話し始める。



「で、どうする? 今、現在進行形で魔法陣がお前の妹を召喚しようとしてるが」


 

 ああ、本当だ、とあまりに予想外の展開に半ば放棄していた思考を無理やり再開させる。



「どうしよっか。もうあの状態で出来る事ってないわよね」



 彼に言われて妹の方を見てみれば、魔法陣は最終局面に入っていた。あの状態に入ると、外界と内界は隔絶され、干渉するのは最早不可能だ。



 少なくとも、彼女の知識ではそうだが、彼なら自身よりそういった知識に詳しいので、何か打開策はあるかもしれないと質問する。



「――そうだな。もう少し早く気づけたら召喚を拒否する事も出来たと思うんだがな」



 視線は魔法陣に向けられたまま、自身の考えを彼女に述べる。彼女が知らない間に召喚を拒否するなんていう技術を習得していた事実には驚いたが、やはり彼も彼女と同意見らしい。



 ――なら、どうすればいいか。このままでは彼女の妹は一人きりで異世界に召喚されてしまう。あれでトラブル体質の彼女の妹なので、一人でも乗り越えられるかもしれないが、この場に居合わせた以上は、姉としては見過ごすわけにはいかない。



「ん?」



 そんなことを延々と考えていたら、彼女の妹はついに召喚されてしまった。――その時、彼は妹と一緒に消えた魔法陣を見て、眉を顰める。その事が気になった彼女は、彼に詰め寄る。



「……あの魔法陣になにか問題でもあるの?」



「…………問題は魔法陣じゃない。召喚先だ」



 眉を顰め、険しい顔のままの彼がそう言う。



 その言い方から察するに、以前に彼女等も召喚された事がある異世界である事が予想できる。そのうえで問題があった異世界といったら――



「……まさか、あそこなの?」



 それだけ言えば、彼には十分だったようで、彼女の言葉に彼は頷く。



「ああ、俺達が初めて召喚された場所だ」



「あんな場所に一人で行かせられる訳ないじゃない!? なんとかならないの?」



 妹が召喚された場所が分かり、当時のことを思い出し彼女の顔が青褪める。とてもじゃないが一人で乗り切れるような世界だとは思えないからだ。



 このままではまずいことは分かっているのに、妹を助けるにはどうすればいいか考えるが、早くだ助けに行かねばと焦っている彼女にはいい案が何も浮かばない。そんな彼女の逸る気持ちを察している彼が、彼女に優しく声をかける。



「心配しなくても、なんとかしてやるから落ち着け」



 心配することなんて何もないと、彼が余裕のある笑みを浮かべながら話す。それだけで肩に入っていた力が抜けていく。



 ――長年の付き合いから、何の確証もなく大丈夫だと思ってしまったのだ。彼がそう言うからには、本当にしてくれるだろうと。



 そのためにも、自分も彼に言われた通り落ち着かねばと、深く息を吐いて、暫くそれを繰り返し、十分に落ち着いたことを確認してから彼女は彼に質問する。



「――それで、どうするの?」


 

 落ち着いた様子の彼女を確認した彼は、これから行う事を話しだす。



「もう一度あの魔法陣を呼び出して、あいつが召喚された後に召喚されたように細工してから、向こうに行く」



「……そんなこと本当に出来るの?」



 彼のあまりにも大それた計画を聞き、彼女は目を見開いて聞き返す。



「もし、お前だけが異世界に行ったときに、後からでも追いかけられるようにって試しに作ってあったものがあったんだ。まさか、お前の妹のために使うことになるとは思わなかったがな」



 本来想定していた使用法とは違う、予想外の使用法に苦笑しつつ、彼は懐から懐中時計を取り出した。



「懐中時計? そんなものでどうするの?」



 彼は、悪戯をする子供のような楽しそうな笑顔で――



「やっぱり、異世界に連れてってくれるヤツって言ったら、コイツだろ?」



 そう言いながら彼は懐中時計を宙に放り投げる。



「――来い、『時計屋の白兎』」



 彼の言葉に呼応するように、ポンッとかわいい音が鳴り、懐中時計が煙に包まれ視界から消える。



 ――煙が引いてきて、その向こう側が見えはじめる。



「――白い、兎?」



 彼が言った通り、雪のように一切の穢れのない真っ白な兎がいる。それを見た彼女は言いようのない衝撃に襲われる。



 ――何もない所から突然現れたのは、彼の魔法だと理解しているので、それはいい。他にも、その兎がシルクハットとベストを着ていることや、先ほど彼が投げた懐中時計を持って二足歩行で立っていることなどおかしいことが多々あるが、そんな事も今の彼女にとってはどうでもよかった。



「か、かわいいーーーー!!」



 ――そう、超絶に可愛過ぎた。白兎との距離を瞬時に詰め、衝動的に抱きついてしまうほどには。



「ご、ご主人!! わ、私のことを抱きしめているお嬢様は何方ですか!?」



 彼女に抱きつかれて、突然な事態にあたふたと慌てふためきながら話す白兎君。



「――俺の彼女。そんなわけで、時計屋には悪いがそいつが落ち着くまで我慢してくれ」



「ご主人の奥方様!? な、ならば致し方ありません。もうしばらくは我慢致します」



 彼と白兎君の了承を得て、心置きなく抱きつく。それなりに切迫した事態なはずだったのに、白兎の登場によりそんなものは四散してしまっていた。



「あぁ、抱き心地も最高。こんな状況じゃなきゃ持ち帰りたいくらい」



 十分に堪能し、少し落ち着いてきて、彼が言っていた事を思いだす。



 よくよく見てみれば白兎の格好は、ある有名な童話にも出てくる、主人公の女の子を異世界に導いた兎のイメージにぴったりだった。



 確かに彼が言ったように、異世界に行くならこれ程までに相応しいキャラクターはいないだろう。



「さて、そろそろ始めるぞ」



 白兎を可愛がっているうちに落ち着いてきた彼女の様子を見て、彼が話し始める。彼女も緩んでいた気を引き締めながら、抱きしめていた白兎を放して彼の話を聞く。



「時計屋、数分前までにこの場にあった魔法陣を再び表れる時間まで巻き戻してほしい」



「承知しました。少々お待ちくださいませ」



 彼の願いを聞いた白兎は、持っていた懐中時計の蓋を開く。蓋を開くと秒針が少しずつ時を遡っていく。それは次第に速度を上げていき、先程彼女の妹と共に消えてしまった魔法陣が再び出現する。



「時間なんて操る魔法なんて使って大丈夫なの?」



「――限定した条件と、この場所が現在特別な空間だからこそ、出来る魔法なんだよ」



 彼の言っている意味が分からず、首を傾げる彼女。



「どういうこと?」



「今、この地域一帯は、召喚の魔法陣の影響で、異世界とこの世界のが交じりあった中間地点みたいになってんだよ。だから、世界との境界線が曖昧になってる今なら、色々と世界を騙しやすいんだ」



 ニヤリ、と笑う彼のその笑顔は晴れやかではあるが、言っている内容が黒すぎた。



「ますます詐欺師じみてきたわね」



「出鱈目すぎるお前と肩を並べて歩くには正攻法の手段だけじゃ、全然足りないんだよ」



「――本当にごめんね。いつもこんなことに巻き込んで」



 いつも危ない目に合わせてばっかりで、本当に申し訳なくなる。思わず彼に合わせる顔がなく、顔を俯かせる。



「……ばか。さっきも言ったろ? 嫌だったら、とっくの昔に愛想をつかしてるよ。お前はお前が思った通りに進め。フォローは俺がいくらでも引き受けてやるからよ」



 ――だから気にするな。と、私の頭を軽く撫でながら言う彼に、私は感謝してもしきれない。彼が居なければ、私はとっくの昔に壊れてたと思う。



「――うん、わかった」



 ――だから、今回も彼に頼ろう。彼は私の主人公ヒーローなんだから。



「ご主人! 準備が出来ました!!」



 白兎君が言うように、先ほど消えてしまった魔法陣が早く使えと言わんばかりに光り輝いている。



「少し弄って、奥方様の妹御が召喚された直ぐあとに召喚されるように仕上げました」



「流石時計屋。いい仕事してるな」



「お褒めの言葉、光栄の至り。ではご主人、御用がありましたらまたお呼びくださいませ」



 そうして一礼した後は、白兎は呼ばれた時と同じようにポンッという音と煙を残し、懐中時計が彼の手元に戻ってきた。



「……じゃ、そろそろ行くか」

「うん、そうね」



 ――あの世界は確かにいい思い出はないが、いい友人も居たのだ。もしかしたらその友人達に会えるかもしれないのが、唯一の救いね。



「――向こうが、あれからどれくらい経ったのかわからないが、長命種の何人かは生きてるだろうから、何人かとは再会出来るかもな」



 どうやら彼も同じ事を考えていたらしい。一癖も二癖もある友人達だが、そう思うと、少しだけ向こうに行くのが楽しみになってくる。



「そうね。あそこの人間はあまり信用出来ない人達が多かったから、あの子達から向こうの情報を聞かないといけないわね」



「その前に、上手く召喚先から抜け出さないといけないがな」



「そこは、優秀な詐欺師様にお任せします」



「はいはい、口八丁手八丁で頑張りますよ」



 そう、彼といつものように彼女は軽口を叩きながら魔法陣の中に入る。



「最後に言っとくことがある」



「それってどんなタイプの召喚かってこと?」



 彼の言いたいことを予測して彼女は言う。



「流石に分かるか」



「そりゃ、何回も召喚されてますから」



「じゃ、確認の為に言っとく。今回の召喚は前回と同じ世界との契約だ。だが決して前回みたいに、こちらを強制する類いの力はない」



「そうなの?」



「ああ、こっちに帰る前に書き換えた。また召喚された時にあんな思いするのはごめんだからな」



「じゃ、召喚されても行動しやすいわね」



 それを聞き、彼女は安堵する。これで彼女の妹が召喚先の人間の言いなりになることを避けられる。



「流石に帰る条件は分からないが、どうせ前回と一緒で人間共がなにかして世界がやばくなってんだろ」



 このタイプの召喚は世界の危機が、向こうの世界の生物じゃ、解決出来ない時にしか使えないって、当時の彼が言ってたっけ。



「もし、そうならまた苦労しそうね」



「……それだけならいいが、俺はお前に言い寄る野郎共の相手もしないといけないんだよ」



 あぁ、それもあったか。

 過去に自分に言い寄る男性たちの事を思い出し彼女はげんなりする。



「今回は妹のもあるから、妹共々よろしくお願いします」



 深々と頭を下げ、彼女は彼に今後の事をお願いする。



「……そうだった。今回は二人分、気を回さないといけないのか」



「きっと、着いた早々、王子様とかに言い寄られてるかもよ」



「じゃ、まずはそれからだな」



 そう言いながら、彼は魔法陣に必要な分の魔力を流していく。



「どれくらいで帰れるかしら?」



「昔とは違うんだ。結構早く帰れるんじゃないか?」



「意外とそうかもね」



 ――魔法陣に魔力が十分注がれ、これまで以上に光が増す。



「さっさと世界救って帰るぞ」



 まるで、これからお使いにでも行くかのような彼の態度に彼女は思わず笑ってしまう。これが、さっきまで厄介事は嫌だと現実逃避している彼と同一人物なのか疑問に思ったからだ。



「私の妹を忘れないでよ」



「あぁ、そうだったな」



 本当は忘れてないくせに、そんな軽口を言う彼。



 ――妹が召喚されて動揺してる私を落ち着かさせるために。今にして思えば、白兎君を呼んだのも私のためなのかもしれない。きっと彼ならやろうと思えば、白兎君なしでも出来たと思うから。



 本当に彼が傍にいてよかった。



 彼が幼馴染みでよかった。


 

 好きになってよかった。





 これから先もよろしくね。





 ――そんな事を彼女は思いながら、夏もまだまだ真っ盛りの八月のある日、地球上から三人の男女が誰に知られることもなく消え、異世界に召喚されたのだった。




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