そういえばさぁ・・・
「・・・そういえばさぁ・・・」
「なによ?」
今私は簡素な白いひざが隠れるくらいのワンピースを着ている状態
凪は下にジーンズ、上に白のTシャツを着ている
ついさっきまで戦闘をベッドの上で繰り広げながらも
二人に限界が来て一時休戦中だったときだ
「ゆなって・・・・・」
「・・・な、なによ。はっきりしなさいよ・・・」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
「意外と胸でか「ふざけたことばかりいってないで用件言えよ」はい・・・・」
「いや・・・、俺のこと、さ・・・どうも思わないのかなぁって・・・」
「・・・はぁ?」
一瞬何を言われたのか分からなくて、素っ頓狂な声を出してしまった
「いや、だってさ?ただ、男!?って驚いただけで他の反応がなくて・・・・寂・・しい・・・な、と」
カァァ・・・
真っ赤になった
あのいつも、余裕の、あの、凪が
「・・・・・・ぷっ」
「な!?なんでそこで笑うのさ!」
「いやっ、だって、くっ・・・・あははっ、」
「・・・・・・もぅ・・・」
・・・・・・・・・・・・
しばらく笑い続けてやっと笑いがおさまり
「・・・あ~~~・・・久しぶりにつぼったわ・・・・」
「そうっすか・・・」
諦め半分の答えに、また笑いがでてきそうになった
「ふふっ、私凪のこと初めて可愛いって思ったわ」
「・・・・・そっか」
嬉しそうに、ふわっと凪が笑った
「ゆなが笑ってくれるなら、俺、笑われてもいいや」
ドキッ
「えっ?」
(え、何?どうしよ・・・え?今私、・・・ときめいたかも・・・・)
「・・・・・ふんっ・・・」
とても・・・・懐かしくなった
(この心は誰の心?)