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39.詰問

「マリちゃん。本当にあれで良かったの?」

「すいませんお姉様。はい、あれでいいんです」


ここ数週間は姉に代筆してもらっていた。ベッド脇には色々と機器が置かれている。機器の隙間から姉をうかがうと、姉もこちらを見ていた。

「姉様、変な顔」

「ひどくない?」

「少し、寝ますね」

「うん、しっかりお休み」

「はい」

妹は安心しきってか細い寝息を立てはじめた。まだ私のことを分かっていないようだ。今まで色々驚かしてきているのに。「はいはい」と、言われたことを素直にする私ではないのだよ。甘えただねえ。


姉は派遣されている看護婦に頭を下げ部屋を出て行った。


「あんた何したのよ!」

「お前こそ、何か知ってるんだったら教えろよ!」

朝から教室内に罵声と怒号が飛び交う。

「二人とも、落ち着いて」

「やめろおまえら」

「とりあえず、場所変えようか」

非常階段からはどの教室も見えず扉を閉めれば声も中に漏れることはない。外にはダダ漏れだが。3人の様子がおかしい。平静を装っているがマキもおかしいのだ。おそらく今朝届いたであろう手が見に何か書いてあったんだろう。

「何が書いてあったんだ?」

「「「…『さようなら』って」」」

「…学校サボるか?サボって、今までの手紙全部みせろ」

「あたしらも?」

「お前らは良い、いや、持って来い。見せなくて良い。G、お前のは全部見せろ」

「それでなんか分かるのかよ」

「見てからだ。いつもの喫茶店にいる」

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