表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/44

25.内省

変わらず彼からの手紙が送られてくる。

変わらず私の返事がうれしいようだ。

私が書くのは大した内容ではない。彼の手紙への感想程度。


私の何が彼を引き付けているのかわからない。

目立たず過ごそうと決めているのに。


期限の明らかな人生で出来るだけ人の記憶に残らないように気を付けていた。

優しい家族に傷を残さないように空気のように過ごしてきた。


「マリちゃん。もうすぐ皆さんがいらっしゃるけどお着換えできているかしら」

「はい、先ほど済ませました」

「あら!よく似合ってるわね」

「お母さま。なぜ浴衣に着替える必要があるんでしょうか」

「いいじゃん!似合ってるよ」

「お姉さままで」

「いいでしょう~。せっかくだから写真撮ろうよ」

「そうね、そうしましょう」

「お父様も読んで一緒に撮ろう」


「じゃあバルコニーで」とバタバタと姉が父を呼びに行く。


父まで浴衣だった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ