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22.招待

「無理を言ってごめんなさいね」

「いえ、ありがとうございます」


白く広い玄関ホールで少年少女は主とみられる女性にお辞儀をする。

浜辺で片付けをしていた折、佐藤が「よろしければ…」と、断るまもなく高台の洋館に招待されたのだ。慌てて家族に連絡等済ませ、誘われるままバンに乗り、一泊の招待の応じることとなった。


「いただいたカセットも持ってきておりまして、色々お話も聞かせていただきたいわあ」

「そうそう、ライブなんて行ったこともないからね」

「はぁ、はい」


機嫌良く話しかける母娘に、どう対応すべきか判断のつかない少年たちは、自分たちのことがある程度知られており、やりにくい中ではあったが、話のきっかけに乗ることにした。


歓談、食事、風呂と過ごし、少年たちは男女に分かれて就寝することとなった。


「お嬢様、全然話さなかったな」

「どっちかというと不機嫌そうだったね。お母さんとお姉さんはノリも良かったんだけれどもね」

「それにしても、ああも筒抜けだとは…」


少年は顔を両手で覆っていた。今までのほぼ全てが知れ渡っていることが分かったのだ。手紙については最初の一通だけではあったが、歌詞の内容と手紙に関してもバレていたのは埒外だった。二人も慰めようもなく、そっと放置し、食事や屋敷についてのやくたいもない感想を話すのであった。

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