表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/44

2.情報

「カブに乗った女子高生を見た!」

店に飛び込むなり言い出す俺をジト目で見るケンとカズ。

「あんなダサいバイクに乗る女子高生いないでしょ」

「嘘もそこまであからさまだと呆れる」

「本当なんだって!」

「まあ、いいからいいから」

「座れ、座れ」

「アイスコーヒーひとつ追加でお願いします。」

勝手に俺の注文を決めて、カズの横の椅子を指差す。

「で、呼び出してなんの用?」

とびきりのネタを嘘扱いされた俺は、不機嫌さを隠すことなく尋ねる。

「例の娘の家がわかった」

ケンが小声で言ってきた。

「新聞配達中にたまたまな」

「カズのお手柄よ!」

「本当に?」

ニンマリ頷く2人。

「カズ!えらい!」

立ち上がった俺をケンが両手をヒラヒラさせながら、落ち着けと宥めてくる。

「それだけじゃない。まぁ、座れ」

「え、なに?」

「アイスコーヒー、お持ちしました。ミルクとシロップはご入用でしょうか」

「あ、はい。」

「どうぞごゆっくり」

やたら俺の顔を見ながらウェイトレスがカウンターに戻っていく。

「声が大きいんだよ。多分あのウェイトレス、こっちの話に興味津々だわ」

「いいから。他に何かわかったのか?」

「名前はマリちゃん。〇〇女子校に車で通うお嬢様だ」

「超お金持ちのご令嬢」

「終わったなぁ、始まる前に」

「勝手に終わらせるな。」

「え?いく気?」

「本気?バカじゃないの」

「とりあえず、考えてみる!」

一気にアイスコーヒーを飲み干し、腕を組んでみた。

2人は呆れてものも言えないようだが、今の俺は止まれない。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ