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本気の駄文です。
ひと笑いしていただければ最上の評価。 あきれて頂けたなら、正当な評価です。
ふと。
近くのコンビニへ用事が出来て、向かうところだった俺が、違うところに立っていると気付いてしまった。
「今度のはどうだ? 召喚演出は伝承にあったUR確定演出だったが」
なぜかボンヤリしている頭で辺りを見渡すと、ここはとても良くできた中世で西洋の城の中に見える。
「ギフトは【科学・機械文明の申し子】だそうで、ステータスは知力だけ優れた文官タイプです」
柱や赤い派手派手なカーテン?や、沢山のろうそくで部屋が照らされて、微妙に暑く感じる。
「文官……そんなものは一杯おるし、訳の分からないギフト持ちの役立たずか。 送還せよ。 ええい、魔素が枯渇すると言うのに無駄遣いさせおって、忌々しい」
撮影セットだろうか? ここに居合わせている人達は日本語を達者に操るが、見た目は完全に彫りの深い顔立ちした西洋人達。
見た目ハンサムも多いし、よくこんなに集められたな。 相当良い製作委員会を捕まえたんだろうな。
「はっ!」
「…………ん?」
全く理解できない状況に、変化が訪れた。
足元にある、変な模様が光りだしたのだ。
一体これはなんなのだr――――
~~~~~~
ふと。
なにやらよく分からない白昼夢を見たなぁ。
そんな感慨を得た次の瞬間に、目の前に写ったものは……。
ふと………………もも。
ほう?
このふとももは素晴らしい。
ボンヤリしていた意識が、しっかり目覚めた。
おそらくあのダイコンタイツを履かせても、ちゃんとネギタイツとして見られるだろう、芸術的なふとももだ。
それくらいに理想的なふとももだ。
もちろんダイコンタイツになってゴムの力で凹んだ上下の、プクプクやわらかプニプニお肉も素晴らしく愛らしいと言えるのだが、カモシカよりもスラッとした細ももは美しいのだ。
あの猫ニーハイや猫タイツとか言うのを履かせるなら、スラッとした方だろう。 なにせ猫の絵が膨らむと、デブ猫に見えてしまうので。
デブ猫はそれで可愛いが、健康的な猫の方が俺は好みだ。
そして、普通にタイツを履いてもらうなら、細ももが一番だろう。
アレは足を細く見せようとする人がよく履いている。
ならば元から細い方が、良いに決まっている。
……いや、いやいや? その半径が大きいふとももを、どうにか隠そうと頑張るそのいじらしさもまた魅力的。
生足はもちろん女神だが、ふだんから晒していたら眩しすぎて、我々の目が潰れてしまう。
子供の生足なら元気で大変微笑ましいと、保護者みたいな目になってしまうが、それはまあ置いておく。
麗しい生足を、恥じらいでもって靴下やタイツやストッキングで隠すのは、刀術の居合いにも通ずる美学がある。
隠されているからこそ、そのシルエットから内側を妄想し、そこに神を見いだすのだ。
ちなみにフトモモばかりでなく、ふくらはぎにもしなやかな筋肉がうっすら付いていて、ふとももと合わせて絶妙な曲線美を描いていればそれだけで涙が溢れる。
現に俺の目頭がすでに熱くなっていて、視界がいつ歪んでもおかしくない。
うぅむ、やはりふとももは最高か。
[えっと…………もう少し。 いえ、もっと視線を上げて頂いても良いでしょうか?]
んん?
俺の脳に直接語りかけて来るような、こんな不思議な声を受ける機会があるなんて、素敵ふとももと出会えた経験の次に嬉しいかもしれない。
ああ、折角だからこれはやっておこう。
(ファミ○キ下さい)
[…………いえ、ファミチ○と言うものがなんなのか分かりませんが、とにかく顔をぐいっと上げてもらえませんか?]
おお、俺も直接脳内へ送り込めた!
こいつは快挙と言えるのでは無いか?
[………………なんだか、全然聞いてくれないので、勝手にしゃべりますね?
今回は異世界へ勝手に拉致して、異世界の都合で勝手に放逐してしまい、誠に申し訳ありませんでした]
ふむふむ、だったらこっちはどうだ?
(ななチ○下さい)
[なな……は数字の7ですよね? ですがチキ……の意味がさっぱり。
そうではなく、こちらの世界の都合で、貴方を救世主として送り込みたかったのです。
原因は魔法の源である魔素が枯渇し、世界の民が生きていられる根幹の魔法文明が衰退してしまう危機に対して、私から【ギフト】と言う形で貴方に異文明の伝道師となって救済し導いて頂きたかったのです]
ふむ? リアクションあり。 ファ○チキ神話、破れたり!
だったら最後にこれだろうか。
(エルチ○下さい)
[ノーコメント。
話を続けます。
ですが、世界の危機から脱却できる最後の機会を、あの世界の民は自ら放棄しました。
私もその決断を尊重して放置すると決めました。
その世界へ勝手に呼び出したお詫びとして、貴方へ預けた【ギフト】はそのままお使いください。
この度はご迷惑をおかけして、すみませんでした]
目の前のふともも様が何かを言っているが、そんな事よりふとももが見たいよ。
[変態。
…………ですが、その位にひとつの事へ向けられる集中力と、興味のある対象にしか働かない知能なんて、特殊な精神性を持っていたからURの器になれたのかも知れませんね。
最後にもう一度謝罪を。
貴方の世界へどうぞお戻り下さい。
今回はご迷惑をおかけしてすみませんでした]
っ!!?
なぜかふともも様が薄くなって行く!?
ついでに俺自身の意識も!
待って!
もっとジックリねっとり観察させて!
人生最高のふともも様ああぁぁぁ~~~~…………!!!
男性が(一時的に)呼ばれた異世界は近い内に魔素が完全に尽きて、魔法文明から思想を変えられず、自然の力によって淘汰されました。
現実世界へ帰ったら【ギフト】の力を得て最強の文明の使者となったが、やはりふともも以外には興味を向けられず。
美しいふとももを見る為の、新しい素材の開発、開発するためのシミュレーションを効率に行える高性能なコンピューター部品の開発。 最高の紡績機械を開発。
男はそう言った足にまつわるアレコレの、偉大な風雲児となったそうだ。
~~~~~~
蛇足
ふと。
これに“もも”を付けてしまったのが、運の尽き。
なぜか筆がのってしまい、主人公の男性がド変態レベルの足フェチになってしまったorz
短編はこうやって簡単に構成を変えられるから楽。
長編ならここまで暴走させると、間違いなく歪んでボコボコ矛盾が生まれて、後々血反吐を吐くことになるだろうから。




