表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
38/41

第38話:優しい夢を

もう

終わってしまいますね‥



要:「俺はジャックを

所望するが、いいか?」


いや、誰に許可

とってんのさ。


直弥:

「ま、今日は無礼講だ!!

じゃんじゃん楽しめ、

飲めや食えやだ」


在夢:「自由がもっとうの

私には天国だぁ!」


舞風:

「そのまま

逝けばいいのに‥」


在夢:

「そんな殺生なぁ(泣)」


舞風:「ふっ、嘘だよ。

…さあ、私と

このビリヤードで

闘いたい物好きは

いるかな?」


どこから持ってきたかは

知らないけど、

ここ、学校だからね?


ヴェル:

「ビリヤードなら

得意中の得意ですっ!

いざ、勝負‥」


舞風:

「負けたら私の

配下に置かれることを

忘れるな?」


ヴェル:

「ガーン!!

まさかの

サプライズイベントへの

罠でした‥」


在夢:

「いぇいいぇーい!!

未頼ちゃんに炎ちゃんも

Let's

dance together!!」


未頼:「よぉ〜し!

在夢ちゃんには

負けないよ〜

Way to go,En!!」


炎:「え、わ、私はまだ

やるなんて一言も‥」


在夢:

「恥ずかし

がっちゃ駄目だよ。

最エンジョイ

しなきゃね!」


未頼:「ほら、炎ちゃん。

直弥さんだって‥」


指差す方向にいた

男3人は各々

ギターやらベースを

構えている。


宇田:

「要ぇ!!、雅紀ぃ!!」


要:「む、貴様か!

直弥がいないのが

少し物寂しい気もするが

いいだろう。

ベースは任せろっ!!」


雅紀:

「また

来やがったな、てめぇ!!

……へっ、でもよぉ、

もう裏はとれてんだぜ?

俺はもうお前なんかに

負けはしねぇ!!

俺のドラムを

なめるなよ!!」


凄い……

要たちはもう直…宇田に

匹敵するまでの

力をつけているのか。

というよりも、

宇田普通に喋れたんだ‥


宇田:「…へっ、

泣けるじゃねえか。

いいぜ、

俺たちの奏でる音で

寮にいるやつらまで

魅了させてやるか!!」


要&雅紀:「おうとも!!」


理人:「みんな

楽しんでるな〜‥」


特別特徴のない僕には

何ができるんだろうか。


炎:「理人っ!

お前も来い、

意外と楽しいぞこれ」


在夢:「いいねいいね〜

ノリノリだねぇ」


炎は向こうで

在夢さんとタップを

踏んでいた。


ヴェル:

「リヒトさん!!

ヘルプミー!!!!」


!マークが

4つもつくなんて、

早々

できるものじゃない!


舞風:「むははははは!!

君はもう我が手中に

あるのだよ」


ごめん、ヴェル。

さっきのやっぱり訂正。

ありえた。


要:「さあ理人!」


雅紀:「理人ぉぉぉ!!」


未頼:「理っ人君〜」


宇田:「理人!…いや」


そしてついに

仮面を己の意志で

かなぐり捨てた!


直弥:「理人、

まだまだ俺たちの物語は

終わらねえぜ!!」


舞風:

「そうだぞ、理人君。

君は思い悩む

必要などない。

君は私に

昔教えてくれたように、

自然に笑えばいいんだ」


直弥、舞風さん…


在夢:「ほらほらぁ、

理人君、楽しまないと

幸せが逃げちゃうよ?

ね?、だから遊ぼ!」


在夢さん……


《炎:「理人‥」》


[そう、

僕たちの出会いは]


《理人:「炎‥」》


[こんな感じで

始まって‥‥]


《炎:「…行こう、

みんなのところへ!」》


[こんな感じで

終わるんだ‥‥]


炎の初めて見せる

その優しい笑顔は、

僕を……優しく

してくれるみたいだ。

Ι

Ι

チュン、チュチュン!

あのドンチャン騒ぎでも

よくこんなに早く

起きれたな〜と、

正直に思いながらも

いつも起きる時間よりも

2時間程早く起きた。

何故なら、

理由は1つ……


炎:「修学っ」

直弥:「修学っ」


炎:「旅行だっ!!」

直弥:「旅行だっ!!」


理人:「……へ?」


朝から目の前に現れた

突然の来訪者に

しばらく

体が動かなかった。


炎:「…おいバカ兄。

微妙にずらして言うな」


直弥:「久しぶりだろ?

こんなことすんの」


理人:「……」


炎:「ん?

理人、どうした。

一言も喋らないで?」


何故そんな当たり前の

質問をするのだろうか?


理人:

「炎は授業でしょ?」


炎:

「知ったことではない」


あっさり拒否した!?


理人:

「いやいやでもさ‥」


炎:「なんだ?

理人は私と一緒には

居たくないのか?」


理人:

「そんなことは

ないけどさ‥」


炎:「なら決定だな。

バカ兄!

準備は万端なんだろ?」


直弥:「もちろんさ!」


親指をグッと立てる。


理人:

「え、何を

する気なの?」


何かとんでもない答えが

返ってきそうな

気もするけど‥


直弥:

「炎を誰にも

気づかれないように

バスに乗せる。

そして向こうについたら

俺たちと一緒に行動だ。

もちろん

その段階で先生に

気づかれたとしても、

まさか追い返しは

しないだろうからな」


うわっ、やっぱり。

危険度高いな。


炎:「というわけで、

私とバカは

先に行っているからな。

残った馬鹿2人を

あとは頼んだ」


無責任さが直弥に

似てきてない?


理人:「うん、

まあ任してよ」


直弥:「俺たちのバスは

3号車だからな。

間違えるなよ?」

Ι

Ι

理人:「ほら、

要、雅紀?、起きて」


要は昨日の酔いからか、

僕の部屋で寝ていた。


要:「ん……

ああ、そうか。

今日は早く起きねばな」


憂鬱そうに体を起こす。


要:「おい雅紀。

いつまで寝ている

つもりだ」


雅紀:「Zz‥‥」


要:「いっそのこと、

置いていこうか」


理人:「駄目だよっ!」


要:「こいつなら、

走ってバスに

追いつけるんじゃ

ないか?」


理人:「無理無理‥」


しばらく要と

ふざけた会話を

していると、雅紀が

気がついたみたいだ。


雅紀:「んっ……

お、どした?

こんな朝っぱらから」


理人:

「今日

修学旅行でしょ?」


雅紀:

「ふわ〜わわ、んんん。

そういや

今日だったな‥」


眠気と葛藤しながら

冷蔵庫に向かう。

そしてそこから

1本のビンを

取り出して、

一気に口へ放り込む。


雅紀:

「………元気満タン

だぁぁーーあっ!!」


理人:「それ何?」


雅紀:

「マッスルクランパー

〜S.K.E.〜だぜ!」


いつの間にか

改良型になってる!?


要:

「何だそのS.K.Eって?」


雅紀:

「《最》《高》

《エディション》!!」


理人:

「…言い返す

言葉もないよ」


要:「単純明快な

馬鹿丸出しだな」


理人:「雅紀を見事に

3言で言い表してるね」


雅紀:「ありがとよ」


要:「………馬鹿が」


修学旅行には

何が待っているのか!



昔に少しだけ

夢として出ましたよね?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ