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第32話:仮面の男

舞風:「未頼君…

それはちょっと

称号としてでは

おかしいから他のに

変えてくれないか?」


未頼:「え〜」


舞風:「ぶふっ!」


理人:「さっきから

舞風さん大丈夫!?」


舞風:「問題ない…

ありがとう、理人君」


未頼:「ん〜

じゃあね〜〜……

《あめりかんな

しーちゃん》

にしよ〜」


舞風:「まあ許そう」


理人:

「許しちゃうんだ!?」


炎:「…前から言おうと

思っていたが、

舞風はやっぱり

バカ兄に似てるな」


要:「確かに直弥と

長いつき合いの俺から

見ても、言われてみれば

そうかもしれないな」


うんうん、と頷く要。


直弥:「俺と舞風がか?」


雅紀:「時々意気投合

してるしな」


舞風:「そうでもないさ」


直弥:「まあ、

何でもいいけどよ。

チャイム鳴るから

一度解散だ。

次からは勝手に

始めてくれ。

結果はボードに

随時更新されるからよ」


理人:「わかったよ」


直弥:「…っと

それとだな。

闘える相手は自分より

2つ上のやつだけな。

そうじゃないと

まぐれで最下位が

トップになることも

あるからよ」


雅紀:「目指すぜ

トップオブトップ!」


理人:「それじゃあ

トップのトップだから。

言うなら、

The top of all

challengerだよ」


雅紀:「お、おお…

何て言ったか全然

わかんねえけど

すげえぜ理人」


理人:

「……中学校の始めから

また勉強しようね」



昼休み


理人:

「(久しぶりに図書室で

本でも借りようかな)

雅紀、ちょっと図書室に

行ってくるね」


雅紀:

「ふっ、ふっ!

おう、

早く帰ってこいよな」


理人:「何してるのさ

雅紀」


雅紀は教室の後ろ側で

スクワットをしていた。


雅紀:「なに、って、

こいつは、俺に、

火を、つけちまった、

んだよ。ふっ、ふっ」


雅紀はスクワットの

スピードを徐々に

あげていく。


雅紀:

「打倒、黒輝ぃぃぃ!」


理人:「まあ……

頑張ってね」


今のランキング順位って

どうなってたかな。

確か………


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


《イデアルランキング》


1……

《ロス、ロリ疑惑》

崋崎直弥


2……

《心を一つに

エキスパンダー》

宮島要


3……

《小動物の集合体》

崋崎炎


4……

《戦力外

通知の第一人者》

故時未頼


5……

《あめりかんな

しーちゃん》

舞風紫苑


6……

《お気楽なメイド》

黒輝在夢


7……

《冒険ではしゃぎすぎた

最初に死ぬ者》

磯貝雅紀


8……

《唯なる常人》

水無月理人


9……

《UNKNOWN》

????


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


UNKNOWN?

もう誰か入る

予定なのかな?


ん〜

あっ、考えているうちに

着いちゃった。


ヴェル:

「あ、リヒトさんです」


図書室には

ヴェルが重たそうに

本を持っていた。


理人:「ヴェル!

ここにはよく来るの?」


ヴェル:「最近来始めた

ばかりなんです…

まだ日本について

よく知らないので」


手には何冊もの分厚い

本が積み上げられていた。


理人:

「持とうか、それ?」


ヴェル:「い、いえいえ!

大丈夫ですよ!」


理人:「じゃあせめて

机の上に置いたら?」


ヴェル:「そうですね…

そうさせてもらいます」


よいしょ、と置くと

机から軋む音がする。


ヴェル:「リヒトさんは

よくここに?」


理人:「ううん、

たまたまだよ」


ヴェル:「そしたら、

私に日本語を教えて

くれませんか?」


理人:「僕が!?」


ヴェル:

「駄目でしょうか‥‥」


俯いて呟かれるその声に

拒否は無理だと

すぐ察した。


理人:「いいよ!

僕で構わないなら」


ヴェル:「本当ですか!

センキューですっ!

……そうしたら、

この前直弥さんから

教えていただいた言葉

なんですけど、辞書にも

何も載ってなくて‥‥」


理人:

「何ていう言葉?」


ヴェル:「《ロリ》です」


理人:「…………」


ヴェル:

「………リヒトさん?」


理人:「ヴェル、

忘れようその単語」


ヴェル:

「へっ?どうし‥」


理人:「忘れよう」


ヴェル:

「……わかりました」


決めた。直弥と闘おう!

何か許せなく

なってきた。


ヴェル:「じゃあ

この言葉何ですけど…」


理人:「あ〜、うん。

この言葉はね……」


そしてしばらくの時を

ヴェルと過ごした‥


ヴェル:「センキュー

ベリーマッチですっ、

リヒトさん」


理人:

「どういたしまして」


ヴェル:「リヒトさん、

このあと‥」


生徒達:

「おおぉぉ−−っ!」


廊下から大きな歓声が

聞こえてくる。


理人:「何だろう?」


ヴェル:

「行ってみましょうか」


というわけで

見に行くことに‥


要:「喝っっ!!」


炎:「わあっ!」


END!


要:「大丈夫か、炎」


炎:「大丈夫だ……

武器がビービー弾で

なければ勝てたのに‥」


要:「俺も武器が

ハンガーでなければ

負けていたさ」


炎:「負けても順位は

変わらないんだな?」


要:「ああ。しかし、

称号は変えさせて

もらうからな」


炎:「変なのは止めろよ」


要:「はっはっはっ。

安心しろ、もう決めた。

《日本男子を誇る少女》

いい名前だろ〜!」


炎:「私は女じゃっ!」


要:「いい名前だろ〜」


ヴェルを見るとその顔は

どこかわくわく

しているようだった。


ヴェル:

「皆さん楽しそうです」


理人:「……ヴェルは」


ヴェル:「はい?」


理人:「ウィアスターズ

に入りたい?」


ヴェル:

「…私がですか?」


理人:「僕たちは

こんな楽しい毎日を

過ごしてきたんだ。

そこにヴェルも加われば

きっとヴェルも楽しいし

僕たちも嬉しい」


ヴェル:「……」


理人:

「急いで決めなくても

いいからね」


ヴェル:「リヒトさん‥」


在夢:「理人君

み〜つけた!」


理人:「在夢さん!?」


在夢:「私と勝負だぁ!」


理人:「ええっ!

無理だよ、ルールが

あるんだし」


在夢:「私にそんな

堅苦しいものは効果を

発揮しないのだぁ!」


ムトトン‥‥


理人:「?」


ムトトンムトトン‥‥


ヴェル:「何でしょう?」


理人:「まさか…」


ムトトンムトトン

ムトトンムトトン

タタ〜


宇田:「ウダ〜!」


在夢:「あっ!

いつかの仮面の!」


宇田:「ルールを守らない

悪い子はいねえが〜」


在夢:「何か……とっても

私危険な状態?」


宇田:「フ〜‥‥」


仮面の目から赤いビーム

が出そうな勢いを

感じる‥‥‥


FIGHT!


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