第28話:天空と海原
長くなりそうですからね
、一時中断にします。
しかし、仲直りは
してもらいます、
第二期で
翌朝
僕は朝起きて、顔を洗い
手短に用意を済まして、
部屋に誰も
残っていないのを確認
してから鍵を閉める。
そして食堂に向かい
いつも通りご飯を
前に並べて一言。
理人:「いただ‥‥」
FIGHT!
理人:「きます…
って、ええっ!、何!?」
突然始まるものだから
思わず驚く。
在夢:「おーりゃぁぁ!
雅紀君、今日が君の
運の尽きですよ?」
雅紀:「ああ!?
別にいいだろ?
卵の部分なんだからよ。
どうせ残そうと
してたじゃねえか」
在夢:「オムライスから
卵とったら何が残るって
いうんだよぉ!?
それにあれは残そうと
してたんじゃなくて、
取っておいてたん
ですよぉ!」
雅紀:「一緒に
食べなかったら
オムライスじゃなくて、
ただの、ご飯+卵
だろうが!」
在夢:「乙女には乙女の
楽しみっていうものが
あるんだよぉ!」
理人:「あの…
朝からどうしたの?」
雅紀:「俺は環境に
貢献しただけだぜ」
在夢:「どーこがぁ!
ただの盗人
じゃないですかぁ!」
……いつもの光景だ。
でもおかしい。
在夢さんは今、白石さん
と問題があって、
こんなことしてる場合
じゃないはず‥
理人:「在夢さん?」
在夢:「ん、どうかした?」
理人:「ええと…
白石さんとは…
まだ?」
在夢:「……もう、
何かどうでもよくなって
きちゃったよ」
理人:「へ?」
在夢:「私は考えるの
苦手だからさぁ。
もうこのまま保留?
でもいいかな〜って」
理人:「そんなの
駄目だよ!
ちゃんと仲直りしなきゃ」
在夢:「それはまあ……
いつかは決着つけなきゃ
、っとは思うんだけどね
、そのいつかがいつに
なるのか‥‥‥」
理人:「…在夢さん。
ウィアスターズに
入ってくれない?」
在夢:「ウィリアム
スターっす?」
理人:「うん。
(何かもうどうでも
よくなってきた)
入ってくれれば
僕たちは在夢さんの
力になれる。
それに楽しくなるしね」
在夢:「…いいよ。入る!」
直弥:「ま、話は一通り
聞かせてもらったぜ」
理人:「わっ!
こんなところで
何してんのさ?」
突然直弥が僕たちが
腰掛けていたテーブルの
下から出てくる。
理人:「直弥、
在夢さんを入れても
いいよね?」
直弥:「テスト次第だな」
在夢:「よっしゃぁ!
いっくよ〜!」
直弥:「黒輝は頭が
悪そうだからな。
一般教養がわかれば
合格だ。
ウィアスターズには
最低限の常識が必要
だからな」
在夢:「非常識人に
常識求められるって
嫌だな〜」
直弥:「俺の頭を
なめてるだろ。
こうみえても、学年で
トップ10にランクイン
してんだからな」
在夢:「私だってね〜
学年のワースト10に
ランクインしかかってん
だよぉ!
どうだ、凄いだろぉ!」
直弥:「豆腐に?」
在夢:「口づけ」
直弥:「不合格」
在夢:「ごめんごめん!
待った待ったぁ!」
直弥:「……なんだ、
まだ用があるのか?」
在夢:「かすがい!
豆腐にかすがいでしょ?」
直弥:「黒輝。
時にはボケなしって
もんを覚えないとな。
……まあ、特別だが。
黒輝在夢!
ウィアスターズに
入団を許可する!!」
在夢:「よっしゃぁ!」
黒輝在夢
ウィアスターズに
公式参戦
キーンコーン
カーンコーン……
理人:「あ、
急がなくちゃ!」
直弥:「走れ走れ!」
そうして僕たちは
足早に教室に向かう。
在夢:「…理人君。
ありがとね」
理人:「え?……」