第2話:FIGHT!
面白くしたいから
努力しています。
最後まで見ていって
ください。
理人:「直弥も!
止めてよ!」
しかし2人の耳に
声は届かない。
雅紀:「行くぜ!」
直弥:「勝てるかな!」
FIGHT!
直弥:「何かを企むのって
楽しいよな」
雅紀:
「急にどうしたんだよ」
直弥:「崋崎家秘伝、
小石ウォール、アンド、
ブレード!」
直弥の足下に神社の石が
引き寄せられるように
集まり、小石ウォールと
小石ブレードができる。
雅紀:「直弥のやつ、
いつの間にあんな技を
覚えたんだ?
……俺も真似できるかな」
理人:「いや、普通
無理だからね。
直弥もだけど‥」
雅紀:「おい、
そこのガキんちょ!
アメの棒くれよ。
あとで返すからよ」
直弥:「子供の
手を借りないと、
俺には勝てないか?」
雅紀:「うるせえ!
…よっしゃー!
いっくぜー!!」
2人はさながら
スターウォーズみたいに
激戦を繰り広げる。
直弥:「ウォール爆破っ!」
雅紀:「爆破!?」
ドーンッ!
END!
雅紀:「やられたぜ‥」
直弥:
「お前もよくやったさ」
2人は固く握手する
理人:「ねぇ、
直弥、雅紀!」
雅紀:「ん、どうした?」
直弥:「理人も
俺たちの中に入るか?」
理人:「…後ろ」
直弥&雅紀:「後ろ?‥」
そこには、神社の
お坊さんが立っていた。
お坊さん:「直弥に
雅紀よ。
楽しそうじゃな〜!」
顔が笑ってない。
雅紀:「久しぶりだな、
じいさん!」
直弥:「久しぶりです」
駄目だ。2人共全然
気づいてない。
お坊さん:「雅紀よ。
その棒は
どこにあったんじゃ?」
雅紀:「それは
そこのやつらから…」
子どもたち:
「うわ〜〜ん!!」
雅紀:「……」
お坊さん:「直弥。
ここの石は
どこにあるんじゃ?」
直弥:「ああ!
それならそこに…」
見渡す限りの
一面が全部砂地と
化していた。
直弥:「……ハハ」
お坊さん:「ハハ…
…じゃないわい!」
直弥:「じゃあ、
ミッキーマウス風に…
………ハハッ!」
お坊さん:「この、
馬鹿者が〜!!」
直弥&雅紀:
「すみませ〜ん!!」
同時に走る2人。
僕はため息をつきながら
一緒に逃げる。
お坊さん:
「待たんか〜!
直弥、雅紀、理人〜!」
理人:「あ〜!
僕も仲間入り
しちゃったじゃないか!」
雅紀:「気にすんな!」
直弥:「くそっ!
何でこうなることが
予測できなかった!」