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第10話:新星現る

炎:「バカ兄は

つまらないと言われる

のが1番傷つくんだ」


要:「それを

知っているとは、

一体誰なんだ?」


直弥:「くっ…

…白石だったか」


白石:「白石で悪かった

ですね。

さあ、早くここから

消え去りなさい」


直弥:「生徒会権限か?」


白石:「その権限を

使わせてもらいます」


直弥:「…いいだろう。

しかし、忘れるな!

俺は、俺はぁぁぁ、

つまらなくなーい!」


理人:「…そこに意地

はるんだ」


炎:「バカ兄‥」


白石:「わかりましたから

、《失せて》ください」


要:「何という毒舌だ」


理人:「はっきり

言うのもすごいね」



その休憩時間後の

古典の時間


直弥:「つまらなくないやいつまらなくないやいつまらなくないやいつまらなくないやい‥」


そう唱えながら直弥は

机にうつ伏していた。


駄目だ、壊れてる。

いつもの直弥じゃない。


先生:「…そしたら

崋崎、ここのページを

読んでみろ」


直弥:「ガタッ…

…男、げにつまら‥」


(男は本当につまら‥)


直弥の動きが突然

止まった。


直弥:「げにつまら‥」


先生:「どうした、崋崎。

げにつまらなき‥」


直弥:「俺はぁぁぁ、

つまらなくなーい!」


先生:「……」


生徒たち:「……」


理人:「…はあ」


トラウマになっちゃった

みたいだね、直弥‥



古典の時間後の休憩時間


理人:「直弥‥」


直弥:「…つまらなく、ないよな?」


理人:「そんなに

落ち込まないでさ、

ほら!」


?:「そうですよ。

崋崎さんは面白い

ですから」


横には女の子が

いつのまにか立っていた。


直弥:「君は…?」


?:「一緒のクラスの

故時ですよ〜」


直弥:「故時…

ああ、《故時 未頼》

だったか?」


未頼:「よかった〜

忘れられてなくて」


直弥:「面白い?

面白い?面白い?」


理人:「直弥、聞き過ぎ

だよ‥」


未頼:「はい。

とってもさっきの

面白かったですよ〜」


直弥:「生きる希望を

見つけれたぞ〜!」


雅紀:「復活したか、直弥」


直弥:「完璧にな!

…今の俺には

こんなことぐらいしか

出来ないが、

受け取ってくれ!

英世×10!」


直弥の手から

千円札が10枚、

未頼に向かって

とんでいく。


未頼:「え、ええ!」


直弥:「1枚の方が

よかったか?

ならば、

諭吉よ、さらば!」


未頼:「……」


唖然としている。

《故時 未頼》

[ことき みらい]

直弥や理人と同じ

クラスにいる。

語尾を伸ばす癖がある。

詳細はまだ秘密です。


《白石 天海》

[しらいし あまみ]

生徒会執行部に所属

している。

直弥や要とは別の

クラスの学級代表でも

ある。

話しには毒舌がしばしば

はいる。

詳細はまだ秘密です。

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