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第7話 勝負と一部の抜刀者しか使えない技

闘技場に高峰さんが現れた

「じゃあ私は観客席で見てるわね」

西龍寺はそう言って闘技場の階段から観客席に上がっていった

「では始めようか

もう一度ルールを確認しておく

雷神が俺に一発でも攻撃出来たら雷神の勝ちだ

制限時間は20分その間に俺に攻撃を当ててみろ

制限時間を過ぎてしまったら俺の勝ちという事にする

分かったな?」

「はい!」

俺と高峰さんが闘技場の端と端に立った

「信見剣!抜刀!フレイム!」

「では行くぞ!信見剣!抜刀!ライト!」

俺が先に高峰さんに向かっていった!

俺は剣を横に振り、高峰さんを狙った

「はぁぁぁ!

あれ!?いない!?」

西龍寺と戦った時と同じようにそこにいたはずの高峰さんが居ない

「少し前から来ていて、少し皐月と戦っているところを見ていたが

また皐月とは原理が違う

俺は光の抜刀者だ

光の速さで動いて避けたのさ

新人の抜刀者はみんなそうさ

何も考えずに俺に向かってくる

だから雷神がそう来ることは分かっていた

居ないとか思っている暇はないぞ

常に相手の信見剣がどんなものなのか推測しながら戦わないとな

今度はこんなのはどうだ

光速影分身!」

そう高峰さんが言うと目にも止まらない速さで動いて高峰さんが増えた

「えっ!

高峰さんが十人も!」

「分身しているように見えるだろう

だがこれは俺が光速で動いているだけで

分身してはいない

さあ雷神!お前に俺を捉える事が出来るか?」

俺は虱潰しに分身を斬っていった

だが、斬れば斬るほど高峰さんは増えていく

「そんな闇雲に俺を斬っていっても本物は捉えられないぞ

雷神お前は焦り過ぎなんだ

何も考えずに剣を振り回し過ぎだ

少しは何かを考えて攻撃しろ!」

俺は抜刀者になったばかりで慣れてなくてそんなことを考えている余裕なんてなかった

高峯さんに言われた通り俺は焦り過ぎていたのかもしれない

あの分身にも何か弱点があるはずだそんなことを俺が考えているうちに高峰さんが攻撃を仕掛けてきた!

「考え過ぎて相手に隙を与えてしまっては意味がないぞ|十人光線斬り!」

「ぐはぁ!」

高峰さんの分身が一瞬で十人まで減り俺を囲い一斉に斬りつけてきた

「後10分よ」

観客席の西龍寺が言った

ボロボロになりながらも俺は立ち上がりまた高峰さんに向かって行った!

「豪火炎斬り!」

俺は信見剣の鞘を強く握り剣の部分よりも大きい炎を剣に纏わせて高峯さんの分身を斬っていっただが予想通りに分身はまた増える

光眩こうげん!」

恐らく本物である高峰さんが剣を上に掲げると信見剣が光を放った

そして光の信見剣は俺の目をくらませる

「眩しい!」

これは相手を目くらましさせる技だ

そして相手が眼を開けない隙に攻撃をする技

光の板!光速斬り!」

「いてぇ!」

微かに見えたことだが高峰さんが剣を下の方で振うと宙に光の板が出現した

それに高峰さんが乗りスケボーのように俺に向かって来た

そして俺の腕を斬りつけてきた

高峰さんが手加減してくれたおかげか俺は腕を少しかすっただけだった

「後5分よはい回復薬」

西龍寺が観客席から俺に向かって回復薬3つを投げつけた

俺は身体に回復薬を丸被りした腕の傷が一瞬で治った

「閃光斬り!」

「炎の盾!」

高峰さんが目に見えない速さで俺に向かって来たが

慌てて俺は信見剣逆手に持ち目の前で振るい炎の盾を作り防いだ

俺は考えた

何かあるはずだ弱点が

落ち着いて考えろ!

俺は盾を作ったまま分身を続けている高峰さんを凝視した

「あっ!」

一瞬だけだったが、高峰さんが息継ぎしているのが見えた

そうかあんなに早く動いているから一瞬だけ息継ぎをしているのか

じゃあ俺は高峰さんが息継ぎしている間を狙えば一撃は与えられるか?

試してみるか

「火流爆破!!!」

俺は高峯さんが一瞬立ち止まって息継ぎをしている瞬間を見極め床に向かって剣をぶっ刺したそして分身のいる足元のところに炎を伝えそのまま下から炎を上がらせ一気に分身を倒した

「今だ」

分身がいなくなった一瞬の隙を狙って

「火炎斬り!」

俺は本物の高峰さんの所まで全速力で走り、炎を纏った剣で高峰さんを斬った

「うっ」

高峰さんは俺の攻撃をもろに受けたはずだがかすり傷程度で済んでいた

観客席にいた西龍寺も戻ってきた

「よくやった雷神考えて戦う事を忘れないようになこれで勝負はお前の勝ちだ

じゃあ約束通り面白いもんを見せてやろう」

「信見剣!抜刀!ライト!改!!」

高峰さんが言った

「これは抜刀改と言ってな

実を言うとさっき俺が最初に雷神の攻撃を避けきれたのはこの力を使っていたからだ

それは天下五傑の力の一部を使うことが出来るようになる

この能力は示さんの家にいる天下五傑の五人に会ってそのなかから一人だけの信見剣の力を一部借りて使える

その時ぐらいしか俺は天下五傑の人を見たことがないがな

言っておくが信見剣の力の一部を借りるからその力が使えるようになる訳じゃないぞ

俺は光速移動の技に瞬間移動の力を上乗せして分身する速度を上げている

俺は何年も前から究極の剣位ににいるが抜刀改を出来るのは究極の剣位の中でも10人だけだ

そこに竜ヶ崎さんも含まれてる

もう一つ見せてやろう」

「信見剣!武装!」

高峰さんがそういった瞬間

信見剣が高峰さんを包み込み光り輝く鎧となった

「これを使うと信見剣の力関係なくその力を使える

だから使える抜刀者はごく一部で5人だけだこれも竜ヶ崎さんが含まれてる

見せたかった面白いもんとはこの2つの技だ

雷神、皐月お前らも使えるようになるまで頑張れ」

俺が質問した

「使えるようになるにはどうしたらいいんですか?」

「そのためにはかなりの修行が必要だ

せめて究極の剣位にならないと使えないな

まあ使えるかどうかはお前たち次第だ」

「私もそんな力があるなんて知らなかったです」

「まあ両方とも切り札みたいなものだからな皐月の前で竜ヶ崎さんも使うことがなかったんだろう

じゃあ俺は家に戻るぞ

二人に見せたいものは見せれたからな」

「色々教えてくれてありがとうございました」

「俺はそんな対した事は教えてないさ

切札二つに関してはお前が勝ったからだろ

いつでも俺と修行したくなったら言ってくれレーダーで通信出来るはずだからな

俺はいつでも受けて立つぞ」

「はい」

高嶺さんは闘技場から出ていった

「さあビシードの案内も終わったし私達も家へ帰りましょうか」

「そうだな」

俺達は闘技場を出てレーダーを起動した

「もう一度忠告しておくけど

学校では抜刀者であることも信見剣というものがあるのも言っちゃダメよ

学校で会ってもその話はしないでね」

「分かってるよ」

「じゃあまた学校で」

「ああまた明日」

西龍寺が先にワープした

「俺も戻るか」

俺も家へワープした

母さんはまだ帰ってきていない

俺は家に戻ると自分の部屋へ行った

「なんだか久しぶりに家に戻った気がするな

今日1日は色んなことがありすぎた

疲れた今日はもう寝るか」

俺は着替えて歯磨きをし、目覚ましを掛けてベッドに寝ころび疲れが溜っていたのかすぐ寝た

「♪♪♪」

7時に目覚ましが鳴る

俺は起きた

やはり母さんはビシードに行っていていない

俺はいつも通りパンを食べて

朝の支度をして家を出た

しばらく歩いているとポケットに入れていたレーダーが急に鳴った

「近くにボリティーブがいるってことか?」

俺は学校を遅刻してしまうかもしれないが

急いでボリティーブがいる場所を指している場所に向かった

その場所に着くとそこだけ違和感があった

やはり時が止まっているのだ

そこに男の人一人と怪物がいる

「雷神、大丈夫!?」

そこに西龍寺も現れた

西龍寺は息切れしていたここにくるまで全速力で走ってきたようだった

「まだ俺も着いたばかりだから戦ってもないけど

あのボリティーブなんか前見た水のやつと違ってないか?」

「あああれは無のボリティーブね

まだ何も体内に信見剣を取り込んでないボリティーブを無のボリティーブと呼んでいるの

言葉もしゃべれないわ

今のままなら雷神でも倒せる雑魚よ

さっさと片付けてしまいましょう」

「あの男の人を助ければいいんだな

ってあれ」

よく見るとその人は俺の担任理先生だった

先生は通学路の見回りをしている途中にボリティーブに狙われたようだ

「雷神っ!後西龍寺!ここでなにをしている早く学校に行きなさい!」

理先生がそう言った

「いや理先生今はそれどころじゃないと思いますよ

その怪物を倒さないと」

「いいから早く行け!

生徒を守るのが俺の役目だ

この場所は明らかに何かおかしい

みんな止まってるしな

早く警察に連絡しないと」

「理先生何でそんな冷静なんですか?」

「俺は前々から思っていた

この街自体が何かおかしいと

俺は物理の教師だからな

科学的に証明出来ない事には首を突っ込まない訳にはいかないだから調べていたこの街の不可思議な現象について

そして等々俺の前にも不可思議な現象が起こっている

結局何も分からなかったがな」

「そんなこと話している場合じゃ無いですよ理先生!」

理先生と会話していても埒が明かない

とりあえず理先生には悪いけど無視して先にボリティーブを倒すことにした

「信見剣!抜刀!(フレイム)!」

俺は無のボリティーブに向かって剣を振り上げた!

「おっとそうはいきませんよぉぉぉ」

空間から奇妙な男が現れた

俺が振り上げた剣はその男に弾かれた

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