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18話 トップアイドル恋塚愛理

「抜刀者は芸能人だろうと一般人だろうとなる人はなるわよ

じゃあ今から大竜ドームに行くわよ

その付近で抜刀者になりかけている

人がいるっぽいから

ついでに愛理にも会いに行くわ」

「会いに行くって立ち入り禁止なんじゃ?」

「私と愛理は知り合いだから大丈夫よ

関係者パスも持っているわ

まあこの配信も本当は有料何だけど

愛理の好意で私は無料で見れてるんだけどね

愛理と私は同じくらいに抜刀者に

なったの最近は愛理が忙しくなって

最近はないけど過去には

よく一緒にボリティーブを

倒した事も何度かあるわ

ほらこの写真も愛理と

一緒に遊園地に行った時の

写真よ」

西龍寺のスマホに映っている写真には西龍寺と恋塚愛理その2人がピースをして遊園地の入口?のような所で写真を撮っているものだった

「西龍寺って色んな所に顔が利くんだな」

「まあ愛理の場合はたまたまよ

抜刀者になるのに職業は

関係ないからね」

そして俺たちはビシードから離れ大竜ドームに向かう電車に乗っていた

「雷神プットイヤを着けて」

「なんで急に」

「いいから早く」

「ああ」

西龍寺に急かされたのですぐ様俺は持ってきていたバッグから中々下に入っていてプットイヤを取り出し耳に着けた

プットイヤを付けた瞬間電車の中の音は1つも聞こえなくなった

着けるのは2回目だがこの感覚は慣れない

「着けた?いいわね

雷神あんたの知らない大竜ドームの事を

1つ教えてあげるわ

2つの市の争いを止めたのが竜っていう

のが伝説でしょ」

「そうだな」

「その竜と契約を交わしたのが私の

家系竜ヶ崎家よ

だから私の家系には絶対に苗字に

竜、龍の文字が付くの

と言うか竜、龍の文字が付く苗字が

引き寄せられるって言った方が正しいかしら

ほら私の弟駆竜諒陽も苗字に龍が

付いているでしょ

あの苗字は私のお父さんの弟の妻の

旧姓の苗字を使っているのよ」

「大竜ドームとも関係があるのか

西龍寺父親が英雄でアイドルが

友達で竜と契約した家系って

どんな偶然だよ」

「たまたまよたまたま

さっ話しているうちに

大竜ドームに着いたわよ」

俺達はプットイヤを外し電車を出て大竜ドームに向かった

竜の銅像が目立っているライブの真っ最中だからなのか少しだけ中の音が漏れている

そして大竜ドームの関係者入口と書いてあるところから西龍寺がパスを出して入ると控え室が並んでいる

西龍寺について行くと控え室が並んでいる通路の所で

止まった

「ここよ」

控え室の所に書いてある名前は恋塚愛理様と書いてあった

中に入ると畳が敷いてあって鏡がある真ん中に机が置いてあったそしてハンガーがかかっているタンスがある

「愛理はまだライブ中だから

少しここで待つわね」

「まさか産まれてこの方

芸能人が入るような控え室

に入ることがあるとは

思わなかったぞ」

「そうねそれが当たり前よね

私は何回か大竜ドームで愛理が

ライブをしている時に来てるから

いつも通りって感じだけど」

西龍寺と俺が少し話していると誰かが入ってきた

「あれ西龍寺さんやん

とあとあんた誰?」

「あっ愛理のマネージャーさん

じゃないですか

こっちは私の学校の友達よ」

西龍寺が恋塚愛理のマネージャーだと言った人物は関西弁を話す眼鏡をかけていてスーツを着ているビジネスマンという格好をしている男の人だった

「あー西龍寺さんの友達なんか

俺は田中奏たなかかなで

今西龍寺さんゆった通り

恋塚愛理のマネージャーです」

「丁度良かったです

今日は愛理と言うより

田中さんに用があってきたんですよ

愛理が抜刀者だって言うことは

知ってますよね」

「知ってるけど」

「えっ一般人に抜刀者の存在を

言っていいのか?」

「絶対じゃないわよ

言っておかないと不自由な

場合もあるの

まあ一般人に言う場合は

ばらさないように釘を打っとかなきゃ

いけないけどね

田中さんは大丈夫よ

あっ話が逸れましたね

雷神は少し黙ってて

田中さんあなたも抜刀者に

なりかけているんですよ」

「えっ俺が抜刀者に

どうやって抜刀すんの?」

「まずは腰の所に剣を入れている鞘を

想像してください

そして鞘から剣を抜くイメージを頭で

浮かべて勢いよく信見剣!抜刀!

と叫んでください

そしたら抜刀出来るはずですから」

「わかった

やってみるわ

鞘をイメージして剣を抜く!

こんな感じか

信見剣!抜刀!プレイ!」

田中さんが西龍寺の言っている通りに信見剣を抜刀すると刀身が色々な音符が合体したような形をしていて

鍔の部分にバイオリンを弾いている人のマークが書かれていた

「あっこの信見剣

俺達が音楽室で戦ったミュングの

1つの信見剣の力じゃないか

本来の持ち主は田中さんだったんですね」

「歌手のマネージャーだから

音楽系の信見剣なのかしら

奏の信見剣というのは」

「信見剣を抜刀するって

こんな感じなんやな

まだ慣れへんな

思い出したで雷神さんと

西龍寺さんが戦ったボリティーブ

の事を」

「水の抜刀者涼海さんを言ってたな

奪われた本人に信見剣が

戻った時にボリティーブの記憶が

残るって

あっそうだ

あの田中さん周りに歌って言う

漢字が付く名前の人いないですか?」

「俺の妹の名前が田中聖歌たなかせいかやけど」

「やっぱりそうか

音楽系の信見剣は

周りに集まるのか

西龍寺そういう事だよ」

「雷神急に何言ってんのよ」

「ミュングのもうひとつの能力は

何だった?」

「あの音楽のボリティーブの事?

確か奏と歌って言ってたわね

あっそういう事ね

田中さん多分あなたの妹さんも

抜刀者よ

多分歌の信見剣の」

「なんでそんな事が分かるんや?」

「1部例外は有るけれど

大半の抜刀者はその抜刀する

信見剣の力の文字が名前に

入っているんですよ

田中さんの妹さんの

名前は聖歌ですよね」

「そうなんか

兄弟揃って音楽系の信見剣とは

なんか恋塚さんも合わせたら

何かバンド組めそうやな」

「今聖歌さんはどこに?

ボリティーブに狙われる

前に抜刀させとかないと

いけないですから」

「じゃあちょっと電話してみるわ」

田中さんがスマホを手に取り電話を掛けた

「あっ聖歌」

「何?お兄?

私今友達と遊んでるだけど

何キモいんだけど」

「何で電話掛けただけで

キモいって言われんねん」

「で、用は何?

早くして」

「ちょっと大竜ドームまで

来てくれへんか」

「えー

さっきも言ったけど今友達と

遊んでるんだって

抜けられる状態じゃないって」

「田中さんちょっと貸してください

私がちょっと電話代わります」

西龍寺が田中さんのスマホを借りて聖歌さんとの電話を代わった

「あの私西龍寺皐月って

言うんだけど」

「何誰?

お兄の彼女?」

「そんな訳ないでしょ!

話を聞いて!」

西龍寺が真っ向からありえないと言う感じで否定する

田中さんの顔は口が開いたまま固まっている

それは田中さんに失礼な気がする俺であった

「奏さんが恋塚愛理さんのマネージャー

って事は知ってるよね?」

「はい

お兄がトップアイドルのマネージャーなんて

今でも信じられないですけど」

「その私は愛理の友達何だけど

今言うことに嘘はないから

よく聞いて」

その後西龍寺は聖歌さんに信見剣の存在、それを狙うボリティーブと言う敵がいるということを聖歌さんに説明した

「本当なんですかその話は」

「嘘はないって言ってるでしょ

何なら私は抜刀者だから

信見剣を見せてやってもいいわ

早くしないとあなたもボリティーブ

に狙われる」

「はい。分かりました

電車でちょっと向かうんで待っててください」

「急いでね」

田中さんが電話を切り西龍寺が言った

「あっそうだ雷神

聖歌さんが来るまでちょっと愛理

のライブ見てみる?」

「チケットないのに見れるのか」

「関係者席ならいけるわよ」

俺達は田中さんと別れ控え室を出て普通の一般客は入れないような通路を通り関係者席へ向かった

「うわーすげーな」

関係者席と言うだけあって席は1番前だった

後ろは満員のお客さんに見渡す限りのサイリウムが沢山光っていた

どうやら西龍寺が言うには今俺達が聞いている曲が最後の曲らしい

そしてライブが一通り終わり俺達は控え室に戻った

しばらく西龍寺と話しながら待っているとドアが開き

「あっ皐月今日も来ていたのね

と横の人はあなたが新人の抜刀者さん?」

「はじめまして雷神侑斗です!」

別にアイドルとかに興味は無いのだが流石にテレビで見たりする人が実際目の前にいるのは凄く緊張する

「そんなに堅くならなくていいですよ

もう知ってると思うけど恋塚愛理よ

私が抜刀者って事は知ってるよね」

「はい!西龍寺さんからさっき聞きました!」

「何変にかしこまって気持ち悪いわよ

普段私にさんなんて付けないくせに」

「私の信見剣の力は何か聞いては無いよね」

「はい」

「私の信見剣の力は愛

この力はアイドル活動にも役立っているよ

この信見剣をマイクとして使う事で

私の愛を増幅させるの」

「愛理は戦っても強いわよ

ボリティーブを錯乱して

倒すんだから」

「物理的ではなく気持ち系の

信見剣何ですね」

俺と西龍寺が恋塚さんと少し話していると控え室のドアが開き田中さんが髪型はポニーテールでライダースジャケットを着ていて身長が低い聖歌さんと共に入ってきた

「言われた通り来ましたけど

本当に恋塚さんのマネージャーなんだ」

「疑っとったんかい」

「半信半疑だったの

お兄がそんなトップアイドル

のマネージャー何て出来ると

思って無かったから

だから適当に答えてた」

「俺の扱い酷ないか」

聖歌さんが来てから西龍寺が信見剣の抜刀の仕方を聖歌さんに教え

「こんな感じ?

信見剣!'抜刀!シング!

音楽のボリティーブミュングの

記憶が流れ込んでくる

何これ変な感じ

例えボリティーブだったとしても

何かお兄の信見剣と一緒の力に

なっていたなんてなんか嫌だな

キモい」

「おいキモいは余計やろ

俺関係あらへんし」

聖歌さんが抜刀した歌の信見剣は刀身が虹色で鍔の部分にマイクを手に持って歌っている人のマークがあった

「聖歌さんの信見剣って

歌の信見剣なのね!どう?

私と組んで一緒にアイドルやらない?」

「えっ私がアイドルですか

そんな大層な物私ができる気が

しないんですけど

キャラじゃないし」

「大丈夫よ

歌とアイドルって相性良さそうじゃない?

そして演奏は奏くんってやって

もらおうよ」

「アイドルのマネージャーが

演奏するアイドルって

どんなアイドルやねん」

「いやそれはマジで却下で!

お兄と一緒にやるなんて

まじありえないんで

まじキモいんで!」

「速攻で否定すな」

「じゃあそれが嫌なら

私だけでもいいから

やらない?」

恋塚さんが物凄くキラキラ眼差しで聖歌さんを見つめている

「う....そんな目で見つめられると

断るにも断れないような....

分かりましたかん...」

「えっ本当に!」

聖歌さんが最後まで言う前に恋塚さんが割り込んでくる

「気が早いです決定じゃないですよ

決定じゃ

最後まで聞いてください

考えときますって言おうとしたんですよ」

「えー」

「ちょっと愛理そんな事急に

言われてもここですぐ決めれる

訳ないでしょ

聖歌さんにも考える時間をあげて」

「はーい.....

あっじゃあ皐月やらない?」

「何で今度は私なのよ

私は色々ボリティーブの

ことで忙しいの

前も断ったじゃない

どんだけ勧誘するのよ」

「いきなり言えば

勢いでやるって言うかなーって

思って」

「あんたはどんだけ

私をアイドルにしたいのよ

もう用も済んだところだし

帰るわよ雷神」

「えーもうちょっとゆっくり

してけばいいのにー

皐月待ってー」

「私も忙しいし

あんたもアイドルの

仕事で忙しいでしょ

ゆっくりするのは

また今度よ」

こうして俺達は奏さんと聖歌さんと恋塚さんと別れ大竜ドームを出た

「恋塚さんっていつもあんな感じなのか?」

「そうよ

知り合いだと余計に

気が緩むんじゃない?」

「今の俺のイメージじゃ

物凄くアイドルに勧誘する

人って感じなんだが」

「フフフフ

そう思われても仕方ないわね

あの子が何回私をアイドルに

勧誘してきたか」

俺達は電車に乗り各自家へと帰った狂に羽撃希高校を壊されてから学校がまだ無いので家で普通に過ごし夜はいつも通り寝った

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