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狂編12 桐谷先生の戦闘

いきなり何処からか現れた桐谷先生が

操られた関先生に向かって斬撃を目にも見えない速さで繰り出しその斬撃が関先生を取り囲み檻に変化した

「離しなさい!

外しなさい!

あぁぁぁ...ああああああああっ!」

関先生が檻の中でものすごく暴れている

「桐谷先生!

無事だったんですね!」

「俺がやられる訳ないだろ!」


回想


「剣の盾!

だから俺が残るんだよ

ここで全員で飛んでくる物を防いでいたら

相手の思うつぼだ

俺がお前達を守っている隙にここを抜けろ!」

桐谷先生が信見剣を床に刺すと無数の剣が床から現れそれが盾のような形状になり

俺達を守った

「分かりました

狂は必ず俺が倒しますから

関先生行きましょう!

止めても無駄そうですから」

「あーもう仕方がない

生徒達の安全は私守るから」

「桐谷先生無理しないで下さいね

雷神

あなた一人で倒す訳じゃないのよ

私もいるし関先生もいるわ」

「分かってるよ

無理はしねぇよ」

雷神達は俺に下駄箱を任せ教室に向かって行った

「ウヒャヒャヒャ!

お前一人で残るとは

バカじゃないのか

貴様

そうしている内にも

どんどんと飛んでくるものが増えるぞ」

「俺が言い出した事だが

さすがにキツいか

まあやるだけやってやるよ!」

「おっと

何のボリティーブか名乗ってなかったな

1人で残った事に勇気を称して

ハンデをくれてらろう

俺は風のボリティーブ ウィドだ

これらは全て俺の風の力で飛ばしている」

「風の信見剣の力だと!

そうかボリティーブ側にいっていたのか

その力は!

ちっ!舐めやがって

何処かに隠れてないで

姿を見せやがれ」

「ウヒャヒャ

ほう元々の

風の信見剣の抜刀者の知り合いか

いいだろう

姿を見せてやる」

突然さっきまで吹いていた風が収まり下駄箱の前の廊下にグルグル巻いたような風の見た目をしている風のボリティーブ ウィドが現れた

「ついに姿を現しやがったな

これで戦える」

「さっきまでは風に紛れてたんだよ

ウヒャヒャヒャ!

1人で何が出来ると言うんだ」

「俺は幾度となく戦いを乗り越えて来た

雷神達とは経験差が違うはずだ」

「ウヒャヒャヒャ!

ならばやってみるがいい

お前はここで消してやる

そしてこの俺が斬撃の信見剣の力を貰ってやる」

「俺も手伝うぜ斬」

「お前は」

さっきまで俺とウィドしかいなかったはずだが

横を振り向くと1人の男が立っていた

「お前は

ら....じゃなかった

今は時風時雨だな」

「何でフルネームなんだ

お前とは長い付き合いだろ

俺は闇の抜刀者が現れたって聞いて

斬達を普通のレーダーより強力なレーダーで

戦っている所を見ていたんだ俺は

旧友として俺はお前を助けに来た」

こいつは天下五傑の1人 時風時雨

まだこいつが時間の信見剣を得る前

俺と時雨は同時期に一緒に戦っていた事がある

「何だお前は!」

「俺は天下五傑の1人

時風時雨 お前を倒しに来た!」

「何!?天下五傑だと!

自分から天下五傑を名乗るとは

この事が狂様にバレてしまっても

構わないのか貴様は」

「フン!

その心配はない

あいつ部坂狂は雷神侑斗を

恨み過ぎてこっちには

目がいっていない

ここでお前を倒せば済む話だ

斬も酷い扱いを受けているな

狂は斬お前を敵として看做してないようだ

すぐ倒されると思ってやがる」

「舐められたものだな」

「斬 俺はどうやらこの先の時間

雷神達を助けるようだ

後関先生が狂に操られてしまうらしい

それをここに来る前俺は

信見剣の力で予知した」

「関先生を操ったってのか

あいつが操られたらまずいことになる気がする

闇に堕ちてしまいやすそうだからなあいつは

早くウィドを倒して向かわないと」

「それは過去の経験から分かっている

俺がそこまで飛んで助けてやってもいいんだが

それを俺自身がやろうとすると

体力の消耗が激しすぎてな

身体が持たん

天下五傑の力は強力過ぎるから

体力の消耗が激しいんだよ

だからお前を雷神達が狂と

戦っている時間まで飛ばそうと思う

だがそれをするには

少し時間が必要だ

それが出来るまで

ウィドを足止めしておいてくれ

元々楓の力だから大体

あのウィドってやつの

戦法は分かるだろ

ボリティーブと抜刀者じゃちょっと違うかもしれんが」

「ああ わかった

最初風の信見剣って聞いて驚いたがな」

「何をごちゃごちゃ喋っている

お遊びは終わりだ!

竜巻!」

「うわっ!

何だ!?

話してる途中に攻撃してくるな!」

ウィドが読んで字のごとく

校舎を潰さない程度の竜巻を生み出した

本物の竜巻と違って物までは巻き込まず俺をしつこく狙ってくる

「後は頼んだぞ斬!

俺のいる場所だけ時間を止める

お前が戦っていて俺が怪我しては困るからな

存分に戦えるようにしといてやるよ

俺は時間が止まっている空間でも動けるからな

スペースタイムフリーズ!

我時間の信見剣を持つ者が告げる

跳躍せし時間は未来

時間転送 取込タイムフォワードインストール!」

時雨が信見剣で宙を斬ると

時雨を取り囲むように四角い空間が出現した

そして時雨が信見剣を顔の前に翳し詠唱した

時雨はそのまま動かない

時が止まっている影響もあるし恐らく俺を少し先の時間に飛ばす

準備をしているのだろう

「そうやっていつまで避けていられるかな

ウヒャヒャヒャ

風を追加してやる!」

ウィドが手の中に生み出した風を竜巻に

向かって投げると竜巻の勢いがまし

どんどん俺の方に向かってくる

「楓はそんなん使えなかったぞ

あいつより使いこなしてるってのか

いつも一緒にいた訳じゃないからな

俺が見た事ないだけかな

まあいい俺の信見剣で打ち消してやる!

総砕大剣 威風!」

俺が竜巻に向かって飛び上がり大剣で竜巻を

斬った

「うん!?

何だ!」

竜巻を斬った瞬間その衝撃によって俺は吹っ飛んだ

「竜巻に向かって

信見剣を振り上げるなんぞバカめ

衝撃に跳ね返されるに決まっているだろう」

「じゃあこれならどうだ!

百の斬撃!」

「ウィンドホール!

くっ!流石に全ては防ぎきれなかったか」

俺が斬撃を飛ばすと

ウィドが両手を広げ風の半球を作った

だが所詮風だからか隙間があったようで

何発かの斬撃はウィドに当たった

「それで守ってくると思ってたよ

俺は稽古みたいな感じで

楓と戦ったことがあってな

同じ事をしてきたからな」

「ウヒャヒャヒャ!

まあいいこの俺様と戦うには丁度いいハンデだろ」

「うおおおお!」

「フンッ!今度は近距離戦か!」

俺とウィドに向かって剣を振りかざす

ウィドがそれを腕に小さい風の塊を作り

ガードする

それを繰り返し

ウィドと俺は激しくぶつかり合った

それがしばらく続いた

いつまでこんな繰り返しをしているつもりだ

物放出!」

「またそれか!

我、信見剣の力を持つ者なり

我の剣の前では総ては無力

敵は斬撃の音となれ!

総切裂斬り!」

ウィドが姿を現す前俺達を襲っていた

物が飛んでくる技をまた繰り出し

俺は飛んでくる物を全て切り裂いた

「じゃあ今度はこんなのはどうだ

風に紛れる闇ウィンドビーミスクトダーク!」

ウィドがその場で何回転か回り姿が見えなくなった

「その技か

その技には弱点があるって知ってるか

がっ!」

俺の肩に凄い衝撃が走った

「ウヒャヒャヒャ!

俺が見えないだろう

風の中に入って紛れているからな

攻撃を出来るならやってみろ!」

「説明されなくても分かっている

弱点ってのはな

風に向かって何かかければいいだよ

たまたま俺が狂に学校を襲われる直前に持っていた書道の時に使う墨だ!

攻撃じゃないがくらえ!」

俺は風吹いている方向に向かって

墨をかけた

「なっ!」

「隙ありだ!

一斬 居合!」

「ウヒャヒャヒャ!

そんな手食うかバカめ

そっちは囮だ

風に速く紛れる事で残像を作っているのさ

しかもその残像には実体がある

風の中の衝撃ウィンドインザショック!」

「うあああっ!」

俺が墨をかけて姿を見せたウィドに

向かって斜めにウィド斬ったつもりだったが

どうやらそれは囮で

背後から現れた本物のウィドと残りの残像が俺に向かってタックルを食らわせた

さっきの衝撃よりも何十倍かのタックルを

俺はもろに食らった

俺はその場に倒れこんだ

「うっ......。

流石に楓程ドジではないか

あいつどっか抜けていたからな

いててて......。」

「ウヒャヒャヒャ!

無様なもんだな

そのまま俺が起こす風の塵になるがいい!

さあ集まれ!

俺の元にここにある物共よ!

オールオブジェクトボール!」

ウィドが下駄箱付近にある物を全て頭上に集め

1つの球体が出来た

それを俺に向かって投げてきた


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