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狂編10 時間の抜刀者

「なんかよく分からないけど

今がチャンスみたいよ

月の見えない刻に我が告げる

何処かに存在する月よ我に力を

新月斬月!」

「我炎を操る者

火炎 !強炎! 豪炎!

これは炎の威力を最大まで上げた力

豪炎斬り!」

「なぁに!?」

西龍寺は横回転し俺は巨大な炎の剣でカトブラに触れた

その瞬間

時が戻りカトブラが攻撃を放つより先に俺達の技で

カトブラのマントを切り裂いた!

カトブラは俺達に攻撃が出来ず立ち尽くしていた

そしてカトブラの前に全身時計柄の装い1人の男が立っていた

「よう

お前が新参者の抜刀者か?

俺は天下五傑の1人時風時雨ときかぜしぐれだ」

「あっ!あんたは図書室にも現れた」

俺は図書室に現れ西龍寺と関先生を止めたのが時風さんである事を確信した

「何を悠長に話している貴様ら」

「てめぇは後だ

3秒で終わらせてやるから待っとけ」

「待てと言われて待つボリティーブがどこにいる

フットランチャー!」

「ちっ!

俺の速度を調整

レベル1音速!」

既に時風さんが抜刀している時間の信見剣は刀身にも時計が散りばめられていて一つ一つ動いている

鍔の部分に時計のマークが書かれている

時風さんがカトブラの動きを止め

信見剣を横に持ち

すると剣が青の光を纏った

カトブラが何故か真っ二つになり消滅した

「これが俺の力だ

俺は今見えなかっただろうが音速でカトブラを斬った

俺は時間を自在に操れる

だから天下五傑はあまり

戦闘には参加してはいけないんだ

ボリティーブ共にこの信見剣を奪われては

大変な事になるからな

今回は事が事だったから

俺がここに来た

図書室では雷神お前だけは時間を止めて無かったんだ

何が起きているか1人は分かっていた方がいいと思ったからな」

「私達を止めたのは時風さんだったって事ね

急で何が起きたか分からなかったわ」

「これが天下五傑の力!?」

西龍寺は納得し俺はその天下五傑の力に驚いていた

「そうだだから天下五傑の信見剣の

力を持つ事は特定の人間にしか許されてない

力が反則級過ぎて力にも飲まれやすいからな

普段は俺は神野さんのいる家の奥にある神殿にいる

今回みたいな闇の抜刀者が絡んでくるみたいな時以外はな」

「でもここに来ていることが狂にバレたらやばいんじゃないですか?」

「安心しろもうカメラもどきの物は破壊してある今喋っているこの事は狂にはバレていない

先に来た水の抜刀者 涼海水と同じように

ダミー映像が狂のいる校長室には映っているはずだ

俺じゃなく誰かが倒したと思っていると思うぞ

じゃあ俺は1度お前らと別れる

一緒にいると時間の信見剣が奪われても大変だからな窮地に陥った時はまた俺はすぐに現れる

俺も神殿に戻る訳じゃないからな

狂に見えない所で俺はお前らを見ているから

護衛はついていると思え」

「1つの聞いていいですか?」

俺が時風さんに質問した

「なんだ?」

「僕達の前に現れたソードいや信見剣さんっていう人が何者なのか知っていますか?」

「ああその件か

ソードという男と戦っていた時まずいなと思って俺が助けに入ろうと思うと

結果その敵が信見剣と名乗る人物だった事か

俺は神野さんとレーダーで通信しながらその光景を見ていたんだが

俺は信見剣と言う人物は知らない

名前からして怪しいがあったことは無い

だから神野さんなら何か知っているかと思って

レーダー通信で神野さんに聞いて見ようと思った

けど何か知っている様子だったんだが

聞いても答えてくれる雰囲気じゃ無かったから

聞けなかった

すまん

俺達天下五傑でも分からないことはあるんだ

まあだいたいそう言うことは神野さんが知っていたりするんだが教えてくれないみたいだ

神野さんの気持ちを察すると多分まだ話す時じゃないんだろ

じゃあ俺は狂の見えない所にいる」

そう言って時風さんは俺達の見えない速度で移動し見えなくなった

「風のように来て風のように去っていったな」

3年の教室を抜けると寝室に転送された

ニュトゥツを食べて眠りについた


羽撃希高校に閉じ込められてから5日目


起きると3組の教室の前に飛ばされる

ニュトゥツを食べて矢印に向かう

今度は矢印の上に放送室と書いてあった

放送室は校舎の2階にある

放送室に着くと予想通りボリティーブ

がいた

放送室は放送する機材がある狭い部屋と何も無い広いスペースに別れている

広いスペースの方にマイクの形をしたボリティーブがいるのでそっちに入っていった

「さあ始まりました

私はマイクのボリティーブ

イクーマで御座います

そして!私に挑戦するのは!

まだ抜刀者になったばかりの新人!

雷神侑斗!

信見剣を使うのはもうお手の物!生徒会長!

西龍寺皐月!

そしてその二人の学校の先生!

関法子!

さあさあさあ

この3人は私に勝つ事が出来るでしょうか?

はたまた負けてしまうのでしょうか?

いざ!バトルスタートです!」

「何だこのボリティーブ

司会者みたいに俺達の事を紹介しだしたぞ

なんで西龍寺が生徒会長だとか知ってるんだ?」

「それはそうで御座いましょう

ある程度の事は狂様が調べておりますからね

ではどなたが私と戦います?」

「じゃあ俺が行くか」

「ではバトルスター...」

「ちょっと待ってください

僕が行きます!」

イクーマが俺と戦おうとバトルスタートと言おうとした時に放送室の放送する機材がある部屋から扉を開けて誰か入ってきた

「えっ!諒陽!

なんでこんな所にいるのよ!」

西龍寺が諒陽と呼ばれた人物と話している

諒陽と呼ばれた人物は髪型は太陽のような髪型をしていて別の学校の制服を着ている西龍寺に顔が少し似ているような気がする

「ごめん姉さん!

このイクーマがいる放送室に僕は潜んでたんだ

ソードさんに頼まれて」

「あなたもソードさんの関係者なの!?」

「えっ!西龍寺に弟いたのか?」

「ああ雷神くんが知らないのは仕方ないわね

私は最初苗字が違うから気づかなかったけど西龍寺さんの担任やっていた事あるから西龍寺さんに言われて知っているけど」

「そうです!

僕は西龍寺皐月の弟

駆竜諒陽くりゅうあさひです!」

「雷神には限定的な重要な情報しか

教えてなかったのよ

あえて

神野さんに全てを雷神に話す必要はないって言われてたしね」

「まあ俺は同じクラスって言っても

あんまり抜刀者になるまでは西龍寺とは話した事もなかったしな」

「重要な情報ってなんです

西龍寺さん?」

「えっ!今私そんな重要なとかいいましたっけ!?

あは...ははは

そ...それより!目の前のボリティーブですよ!」

西龍寺がかなり焦りながら関先生に無理矢理誤魔化そうとしている

「いい情報を聞きました

私はいや狂様配下ボリティーブ全員には

西龍寺皐月の事を戦いながら調べろ

と言われてましてね」

「なんで私の事を嗅ぎ回ってるのよ」

「さあ私には分かりません」

「いや無駄だよ

この放送室での今の状況は狂は見れてないよ

さすがにもう壊すのは狂にバレそうだから今度は

ソードさんが既に信見剣を使ってカメラをハッキングしたから狂はまだ僕や姉さん達が来ている事には

気づいてないよ」

「ほーうもうそこまで手を打たれていましたか

では

私があなたを倒せば狂様に伝えられると言う事ですね

ではさっさと戦いましょう」

「本当にソードさんってなんでも出来るんだな

俺は何回か思うんだが

あの狂って奴のセキュリティ弱過ぎないか」

「狂は雷神を倒す事に集中し過ぎて

他の所に手が回ってないんじゃない?

相当狂は雷神に傷つけられたことを恨んでるみたいだし」

「では無駄話はここまでです!

早くこの情報を狂様に伝える為にも

さっさと戦いましょう」

「無駄話って何よ!」

「最初に言っておくよ

イクーマ

君は僕には敵わない」

「挑発してくれますねぇ

もう頭にきました

声の具現化ボイスエンバディ!」

「いきなりですか!

まあボリティーブが待ってくれる訳ありませんもんね

信見剣!抜刀!太陽シャイン!

シャインブレイク!」

解説はこのイクーマ

自らが致しましょう

えっーと諒陽さんの太陽の信見剣は刀身がオレンジで光を放っております

鍔の部分に太陽のマークが書かれております

私がマイクのような物を持ちまして

ボイスエンバディと大きく叫びました!

するとそのマイクを通して放った声は具現化されて

文字が石の塊みたいになり

諒陽さんの所に向かっていきましたが

それをシャインブレイク!と言った諒陽さんが

私の放った声の文字を破壊しました!」

「それ毎回解説待たなきゃだめ?

面倒臭いなこのボリティーブ

わざわざ実況しなくていいよ

プロミネンスブレイク!」

「あっ痛い!

私はあまり戦闘に向いてないのですよ

では実況致しますいてて

諒陽さんが正面に円を描くとそれが太陽の玉のようになりその太陽の玉を太陽の信見剣で思い切りつつくと立ち上る炎のようなものがその太陽の玉が吹き出ましてその炎が私に直撃致しました!いててててて

声の波の襲撃ボイスウェーブアサルト!」

「実況しながら攻撃してこないで下さい

太陽の盾!」

「おっーと

私が作った声の波が具現化した物を諒陽さんに盾で塞がれてしまった!」

「実況がうるせえな」

「もう打つ手がなくなってきましたね

ではこれはどうでしょう

エコーブレス!」

「西龍寺さん!雷神くん!私に捕まって!

浮遊する板フローディングボード!」

「あまり時間掛けるなって言われてるんだソードさんにここに居れる時間が短いからね

その技を利用してあげるよ

この僕が出した太陽の玉何でまだここにあるか分かる?

我太陽を創造する者

太陽による高温度

灼熱により相手を燃やし尽くせ

灼熱!烈火!太陽球!」

「おーっと私の身体が身体が熱熱熱

あーーーっ!実況なんて出来ませーん!

あーーーー溶ける溶ける溶けるぅぅぅ!」

イクーマがマイクのような物使いエコーブレスと言うととてつもないエコーで放送室の床が揺れ地割れを起こした諒陽さんを除く俺と西龍寺は関先生が咄嗟に作った浮く板の上に乗り大丈夫だった

諒陽さんはと言うと凄い足の力で踏ん張っていた

そして詠唱すると地割れを起こしている床に信見剣を逆さに突き立て

地割れを起こしている床の隙間から見るからに人がもしそこに立っていたら

大火傷を負うだろうというぐらいの熱の篭った物が地割れの隙間を覆ったそれがイクーマに直撃し

すぐさま諒陽さんがさっき作った

太陽の球に信見剣をぶっ刺し信見剣を横に振り

その太陽の球をイクーマに向かって投げつけた

さっきみたく実況している間もなく消滅した

「ふぅ

疲れた」

「関先生いつまで俺達を浮かせてるんですか」

「ああっもう解除しないとね

魔法解除!」

「ほんとなんて事をしてくれるのかしら

歩きにくいったらしょーがないじゃない

諒陽いつからあんたはソードさんの所にいたのよ」

「姉さん僕はね闇の抜刀者が現れたのは

知っていたんだけど

狂が出した条件があったでしょ

来ていいのは姉さんと雷神さんと先生二人だけ

それで僕は動けなかった

僕もその姉さん達が羽撃希高校に向かったその日にビシードに居たんだけどね

というか闇の抜刀者が現れたって聞いて殆どの抜刀者は居たと思うけど

姉さんに口止めされてたから雷神さんにはわざと合わなかったんだ

しばらく姉さん達が羽撃希高校に行く直前神野さんと姉さん達が会話しているのを見ていると僕の頭の中に

なんか声が聞こえてきて

俺は抜刀者を支援する者だって

1部の抜刀者になんかソードさんは念波を送ってたみたいでね

それで僕はソードさんに手を貸す事に決めた

姉さん達を外部からサポート出来ると思って

おっとソードさんがそれ以上は喋り過ぎだって

言ってきたからここまでみたいだね

じゃあ僕はソードさんの所に戻るよ」

「諒陽さん

ソードさんと通信でもしているのか?」

「諒陽さんじゃなくてもう諒陽でいいよ

姉さんの友達だしね

そうだよ

ソードさんが作った見えない通信機でね

僕はソードさんのアドバイスを受けながらイクーマと戦っていた

けど雷神さんはソードさん聞きたい事あると思うけど質問には答えられないって言ってるよ

じゃあ」

「いやいきなり西龍寺の弟だと言えども初対面だしな気使っちまったんだよ」

「諒陽

姉として言っておくわ

あなたの実力が凄いのは分かってるけど

ソードさんが一緒だからって無茶しないでね」

「分かってるよ

姉さん」

そう言って諒陽さんは消えていった

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