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狂編6 信見剣の魔神

「他の奴が邪魔出来ないように結界を張ってと

キャンサーザシザース!

俺のハサミで貴様を斬ってやる!」

俺と西龍寺の前に結界が張られた

そしてキャンサーの手が蟹のハサミに変わった

俺は結界に無理矢理入ろうとした

「ちっ!痛てぇ

ダメだ最初の壁を桐谷先生が破壊出来なかったのと一緒でこの結界抜刀者が入れないようになってやがる

俺達が援護しようと思ってもできないって訳か」

「その通りだ

これは俺達のボスが作った

特殊な結界でな

対抜刀者用にこの校舎にいるボリティーブ一人一人に

渡されている

ハハハハハ」

「ハサミなんて使えなくしてあげるわ

イッツアマジック!

シザーストワインアラウンドヤーン!」

キャンサーのハサミに糸が巻き付いた

「なっ!」

「それはただの糸じゃないわよ

魔法の糸だから切ろうとしても切れないわよ」

「おっおのれ!」

キャンサーは糸を解くのに焦っている

「糸が絡まっている間に早いとこ

終わらせるわ

我、信見剣の力を信じる者なり

信見剣の力は異次元の理

過去、未来総ての時代に置いて存在する

最大火力の魔法の力となりて我に力を与えよ

大魔法 魔神召喚!」

関先生が詠唱し信見剣を上に掲げると

教室を突き破るほどの大きさの魔神が現れた

「我を呼んだのはお前か」

魔神が喋った

「ええそうよ

魔神よあの蟹野郎を倒して」

「承知した

ならば召喚に応じ

我の力で応えよう

魔神高熱線!」

魔神がキャンサーに向かって指を差し出し

見た目からして物凄く熱そうなビームを放った

「あちちちちちちっ!

蟹焼きなっちまうぁぁぁぁ!」

思ったよりあっさりとキャンサーは倒された

「これで役目は果たした

ではさらばだ」

魔神は消滅した

「どこからあんな

魔神を召喚したんですか」

「私にも分からないわ

私が最初魔法の信見剣を抜刀して抜刀奥義を

放ったらこれだったんだもの

成り行きよ

多分どこかの異世界じゃない?」

「何者か分からない魔神を使っているんですか

怪しいな」

「まあ危害を加えてくる訳じゃないし

指示したら答えてくれるから大丈夫よ

それよりも先に行きましょう」

「はい」

1組の横の2組の教室に向かった

「キャンサーを倒したようだね君達

キャンサーはバカだから知らなかった見たいだけど1人ずつしか戦えない事になっているよ動こうとした瞬間1人以外は動けないはずだよ

わざわざ結界なんて張らなくても良かったのにね

今度は僕が相手だ

僕はサイのボリティーブ ライノだよ

さあ 誰が僕の遊び相手をしてくれるんだい? 」

サイの角が生えていて身体は物凄く硬そうなボリティーブがいた

「1人ずつか

なら今度は俺が相手だ

信見剣!抜刀!炎!」

俺がライノの前に立った

「さあ

僕のサイの力に勝てるかな

アーマーホーン!」

ライノの手足がサイのツノをドリル型にしたような形態になった

「これで君に

全身に穴を開けてあげるよ!」

ライノが俺に距離を詰めて襲いかかって来た

「そんなドリル切ってやる

火炎斬り!」

俺はライノのドリルを炎を纏った信見剣で斬ろうとした

「んっ!硬ぇ!」

俺はドリルを斬るどころか跳ね返されて黒板に激突した

「大丈夫!?

雷神!」

「ああなんとかな

少し背中を打ったぐらいだ」

「フフフ

僕のドリルはね

何で斬ろうとしても無駄だよ

究極の防御力を持っているドリルだからね

じゃあさっさと

信見剣をおくれよ

ツインドリルクラッシャー!」

「うっ!がぁぁぁ」

ライノがまた俺との距離を詰めて

ライノの腕の2つのドリルが俺を襲った

俺は両肩を貫かれ腕が使えなくなった

「終わりだよ

君は思ったより弱かったね

じゃあさよなら

サイの強固なる一撃ライノストロングブロー!」

ライノの手足にあったドリルが1つになり1つの巨大なドリルになった

そして動けない俺に向かって突撃してきた!

「お...れ.はここまでなのか...。」

「雷神!」

「雷神くん!」

「そうはいかない

雷神侑斗

貴様には生き残ってもらう責務がある

火炎爆連撃!」

「誰だ君はうぁぁぁ...!」

俺が腕が使えなくなって床に倒れてしまった

しかし炎の信見剣が勝手に動き出し

剣から姿を変え炎の魔神のような姿になった

そして

俺に突撃してくるライノに向かって俺の前に立ち

手から炎の塊を連続で放ち一瞬で消滅させた

「雷神侑斗

貴様のポケットに入っていた回復薬だ

飲め」

俺はその炎の魔人に言われた通り回復薬を飲んだ

貫かれた両肩は元に戻り何事も無かったかのように俺は元に戻った

「二宮さんの回復薬はすげな

って俺の信見剣どうなった

てかあんた誰!?」

「貴様に力を与えてやっているというのに

失礼な奴だな

私は炎の信見剣そのものだ

いつか西龍寺皐月と言ったか

信見剣には意志があると言ったな

その通りだ

それぞれの信見剣にはその力を持っている魔神が宿っている

まあ抜刀しなければ私達はこうして表に出てくる事も出来ないがな

今回出てこれたのは特例だ

最後に抜刀者が倒されそうになった時の保険として

私達魔神は抜刀者を守る役目を持っている

時には抜刀奥義を使った時に召喚する者いるようだがな

関法子

貴様の信見剣はそのようだ

さっきの召喚した魔神は魔法の信見剣から出た魔神だ」

「雷神!

もうダメかと思ったわ

私達は動けなくて助けられないし

信見剣に意思があるって事は調べがついてたけど

まさか魔神が宿ってて表に出てこれるなんて

思ってもみなかったわ」

西龍寺が半分泣きそうになりながら俺に駆け寄ってきた

関先生は俺が倒されると思ったのかショックが大きすぎて気絶している

「俺の信見剣なんですか

あなたは

俺がまだ使えないような技まで」

「そりゃそうだろう

私は表に出て本当の力を出せるのだからな

信見剣のままでは貴様の力による技しか放つ事は出来ないから

貴様がこの火炎爆連撃を使えるかどうかは貴様次第だ」

「俺の努力次第か

もっと強くならねぇと」

「ではさらばだ

そんなに私は現実世界には

居られないのでな

私はいつでも貴様が強くなれば強くなる程

私は貴様の信じる力に応えよう」

「はい

必ずもっと強くなりますから」

炎の魔神は信見剣に戻り

鞘に戻って消えた

「あれ

雷神くん無事だったの!?

良かったぁぁぁ」

関先生が目を覚ました

「関先生

先生の抜刀奥義で召喚している魔神

信見剣そのものだったみたいですよ

僕は自分の信見剣から出てきた炎の魔神に助けられて無事だったんですよ」

「私の魔法の信見剣そのもの

いつも抜刀奥義を放つ時信見剣が消えていたのはそう言うことだったのね

アメイジング!」

「あの前から気になっていたんですけど

なんでたまに英語を使うんですか」

「気分よ気分!

そのほうが魔法使いっぽいかなって思って」

気分なんだ

魔法使い?っぽいってなんだそれと思いながら

鍵を回収し俺達は3組の教室に向かった


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