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狂編3 最強の抜刀者

「一円玉落とし

一円玉落としとは水槽に入ったお椀に一円玉を落としてもらうゲームです」

塞いでいた1枚目の壁がなくなり、二枚目の壁が喋った

床から水槽が2つ出てきた

そして頭はコイン胴体、腕、足は札束の塊で出来ているボリティーブが現れた

「水槽ばっかだな

この迷路のゲーム!」

俺が毎度のようにツッコんだ

「さあさっさとゲームを始めよう

俺は金のボリティーブコダルだ

金じゃないぞお金の方だぞ

ルールは俺と挑戦者が一円玉を交互に落としていく先にお椀に入った方の勝ちだ」

金だろうがお金だろうがどうでもいいわとか俺が思っていると

「私がやるわ

なんでこんな子供騙しのようなゲームばかりなんでしょう

まあどうせ勝っても最後には倒さないといけないんでしょうけど」

西龍寺が名乗りを上げた

西龍寺とコダルが水槽の前に立った

「ではいくぞ

スタートだ」

西龍寺の前には一円玉が何枚か置かれているが、何故かコダルの前には何も無かった

「私から入れるわね」

西龍寺が一円玉を水槽に入れた

一円玉は明らかにおかしい不規則な動きをしてお椀には入らなかった

「ハハハ

残念だったな

じゃあ俺だ

一円玉増幅ワンコインアンプリファケーション!」

コダルの手が10本ぐらいに増え

そこから一円玉がいっぱい出てきた

それを一気に水槽に入れた

その絵面は相当気持ちが悪かった

俺が思わず声に出す

「うえっ気持ちわるっ!

また反則とか関係ないとか言い出すんじゃないだろうな」

「ハハハ

俺はアイスみたいに反則ではないぞ

何故なら一円玉を増やしてはいけないなんて言ってないだからな

ハハハ」

「屁理屈じゃねえか」

一円玉はお椀に入った

「ハハハ俺の勝ちだお前達を通す訳にはいけないな」

「じゃあ力づくで押し通るだけよ

もういいわあんたの相手なんてしている暇ないの

月の子守歌ムーンララバイ

「なんか眠くなってきたぞ

もう戦いなんてどうでもいいような..zzz」

西龍寺が信見剣をバイオリンの弦のように持ちバイオリンを演奏する素振りをした

すると音楽が流れコダルが寝むらせた

「さっさと終わらせましょ!

月の見えない刻に我が告げる

何処かに存在する月よ我に力を

新月斬月!」

「うぉぁぁぁ

寝てたのにぃぃぃ」

西龍寺が信見剣を持ち円を描くように一回転してコダルを切り裂いた!

コダルは倒された

「もう最初から戦うってことは分かってたから詠唱剣技を使う準備はしてたのよ

はあ....面倒くさくなってきたわね」

「ゲームする意味あるのか分からなくなってきたぞ

とうとう残るは壁1枚か」

「まあそれでこの講堂のボリティーブのところに行けるかどうかはわからないけどね」

俺達は最後の壁の前に立った

「缶つみ

缶つみとは何処まで缶を積み上げられるか競うゲームです」

毎度の事のように壁がしゃべるとボリティーブが現れた

「ハーイ

ワタシハ

オットイツモナノッテイテハツマラナイデスネ

ナンノボリティーブカハイワナイデオキマショウ

デハgame startデス

トリアエズハナマエハ

ソードトナノッテオキマショウカ」

カタコトで英語の部分だけは正しいアクセントな姿がはっきり見えないボリティーブが現れた

姿を見ようとすればするほどモザイクがかかったように見えなくなる

「1つ提案があるんだが、いいか?」

俺がそのソードと名乗ったボリティーブに聞いた

「ハイ、ナンデショウ?」

「どうせこのまま缶つみをやっても最後には戦わなければならなくなるならもう最初から戦えばいいんじゃないか?」

「oh!イイテイアンデスネ

ナラモウカンツミハシナイデオキマショウ」

俺の提案を謎のボリティーブソードはあっさり受け入れた

「ジャアドナタカラデモカカッテキナサイ

フタリデキテモイイデスヨ

オットダカラトイッテ

ヨニンイッセイニコラレテモコマリマスカラネ

センセイフタリニハウゴカナイデモラッテオキマショウ

信見剣!抜刀!指示インストラクション

キリタニセンセイ二セキセンセイソコヲウゴカナイデクダサイネ」

「えっボリティーブなのに信見剣を使っているだと

それにあれは神野さんの信見剣!?」

何故か神野さんの信見剣を使えているソードが

先生二人の動きを封じた

「すまない

本当に俺達は動けないみたいだ」

「大丈夫です

俺達が倒して見せますから」

「信見剣!抜刀!炎 !月!」

「火炎斬り!」

「ムーンスラッシュ!」

俺と西龍寺が抜刀した瞬間に一斉に技を放った

「oh!flameトmoonデスカ

ナラホノオハミズデ

ツキハタイヨウデショウカ?

信見剣!抜刀!ウォーター)!&太陽シャイン!」

「えっ!何本信見剣を使えるんだ!

しかも二刀流!」

ソードは2本の俺達とは相性が悪い信見剣を一気に抜刀した

「デハイキマスヨ

水流斬り&シャインスラッシュ!」

「うあぁぁ!」

俺達が驚いている内にソードは技を放ち

俺達は吹っ飛ばされた

「ナンノボリティーブカハイワナイトイッタダケデ

ボリティーブダトハイッテマセンカラネ

ワタシハバットウシャナノデス」

「なんで抜刀者が闇の抜刀者側にいるのかはわからないけど二刀流を使えているということはかなりクラスも上位みたいねいやそれどころか何本も信見剣を使っている時点であの抜刀者はおかしいわ」

「ドコカラデモカカッテキナサイ

ワタシハヨケマセンカラ」

「あの抜刀者俺たちに相性が悪い信見剣をわざと使ってないか

あんなの勝てるのか?」

「やれるだけやるしかないでしょう

何もしなければこっちが負けてしまうわよ

ならこの技ならどう?

月面斬り!」

「信見剣!抜刀!ビジョン!」

西龍寺が信見剣をソードに向かって信見剣を突き刺した

するとソードの身体にクレーターのような穴が開いた

ように見えたが

ソードは幻だったかのように消えた

「ザンネンデスソレハダミーデスヨ

ホンモノノワタシハコッチデス

太陽フレア!」

西龍寺の背後から現れたソードは信見剣の先から高エネルギー粒子を放ちそれを爆発させた

「うっ!

うう.....ら、雷神......ごめん...私はもう動けないわ」

西龍寺は大怪我をしている

「クソ!

何なんだよお前はよくも西龍寺を

火炎回転斬り!」

「信見剣!抜刀!時間タイム

時間停止タイムストップ!

デハハヤバヤニオワラセテアゲマショウ

川、海、湖この世界にある総ての水よ

我は総ての水の頂点に立つ者

認めるなら力を

総水頂点斬り!」

「がはっ!」

俺はソードに攻撃しようと思ったが

ソードが時間の信見剣を抜刀し時を止めた

ソード以外の全ての物、人の時が止まった

そして俺が動けなくなっている隙にソードは詠唱し、詠唱剣技を放った

ソードが信見剣を一度鞘に戻し、どこからともなく迷路の通路から水が流れてきてそれが鞘に吸い込まれるように入っていった

しばらくすると水の流れが止まり、もう一度ソードが信見剣を抜刀すると信見剣が水の力で大剣になった

それで俺を切りつけた!

「お....お前、何本の信見剣をいっぺんに使えるんだよ

しまいには天下五傑の力まで....」

「サアドウデショウネ

ニトウリュウダナンテイッテマセンカラネェ」

俺も西龍寺ももう動けない

残るはソードの力で動きを封じられていて

ただ見ている事しかできなかった先生二人だ

「ノコルハセンセイフタリデスカ

デハウゴケルヨウニシテアゲマショウ

解除!」

「よくも生徒たちを

怪我させてくれたな

雷神、西龍寺下がっていろ

信見剣!抜刀!斬撃スラッシング

カッティングブレード!」

「今度は私たちの番よ

信見剣!抜刀!魔法マジック

あなたなんて猫にしてあげるわ

敵変化エネミーチェンジ キャット!」

「magicトSlashingデスカ

ナラコウテツトフウインデスカネ

信見剣!抜刀!鋼鉄スチール封印シール

鋼の盾二魔法封印カラノ

魔法開放!」

「えっ!

にゃ!?」

桐谷先生の斬撃はソードの持つ鋼鉄の信見剣に跳ね返され吹っ飛び、

関先生の猫になる魔法は封印の信見剣に一度取り込まれ、

それが関先生に跳ね返って猫になってしまった

「アナタノモツシンミケンガナンデモキレル

ザンゲキノシンミケンナラ

コノシンミケンハキロウトシテモキレナイ

コウテツノシンミケンデスカラネ

ソシテコッチノシンミケンハ

フウインノシンミケンデ

イチドフウインシテネコニナルマホウヲ

カエシテヤリマシタヨ」

「やっぱりだめか

あのソードとかいうやつは絶対に相性の悪い信見剣を出してきやがる」

「にゃにゃにゃ

にゃにゃにゃにゃにゃにゃ」

関先生は本当に猫になってしまって何を言っているのか分からない

「俺がやるしかないみたいだな

我、信見剣の力を信じる者なり

信見剣の力は異次元の理

過去、未来総ての時代に置いて存在する

最大火力の斬撃の力となりて我に力を与えよ

大剣一刀両断!」

桐谷先生が信見剣を両手で持ち上に振り上げた

信見剣は大きな大剣となりそれをソードに向かって振り下ろした!

「ワタシハタオサレルワケニハイカナイノデ

ゼンリョクデアナタニムカイウチマショウ

我、信見剣の力を信じる者なり

信見剣の力は異次元の理

過去、未来総ての時代に置いて存在する

最大火力の鋼鉄の力となりて我に力を与えよ

鋼鉄粉砕斬り!」

「うわぁ!

まさかそんな俺の信見剣が...。」

ソードの信見剣は鉄の塊になったそれを横に振りソードの信見剣が桐谷先生の信見剣と激しくぶつかり桐谷先生の信見剣が砕けてしまった

俺と西龍寺はかろうじて意識はあるが、戦うことは出来ない

桐谷先生も信見剣は砕けてしまっているし

関先生も猫になってしまったので戦えない

とうとう戦える抜刀者がいなくなってしまった

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