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第1話 3年前そして始まり

信見剣(しんみけん) 抜刀 (ドラゴン)!」


ある街のオフィス街、そう言い放った男はビルを壁のように歩いていた。

その男は黒いマントのようなものを羽織り服は赤、ズボンは黒

手に持っている剣は刀身が青色で柄の部分は竜の鱗のようにごつごつしている鍔の部分に竜のマークが書かれている

街には人の気配はなく、その男と人型のモンスターのようなものが10体いるだけだった。

「はぁぁぁーーっ!」

「グギャー!!!」

その男がビルを歩き、剣のような物をそのモンスター一体に振り上げると、その一体が消滅した。

その後も、次々とモンスターを倒し最後の一体を倒したと思ったその時、空間から仮面を着けた男が現れた。

「ここまできたことは誉めてやろう

だが、私に敵うと思うな」

仮面の男がそう言うと、空間を半円のホールの様なものが、オフィス街を覆った。

「お前を倒せばこの12年間の戦いが終わる!

我、信見剣の力を信じるものなり

信見剣の力は異次元の理

過去、未来、総ての時代世界において存在する

最大火力の竜の力となりて我に力を与えよ

ドラゴソニックスラッシュ!」

男が仮面の男に向かってそういい放ち必殺技のような斬撃が仮面の男に向かって放たれた。

「フフフ...。お前はそのホールに入った時点でアウトなんだよ」

仮面の男に当たったかと思われたが、その瞬間仮面の男がホールを縮めその必殺技を放った男を閉じ込めた。

「フハハハハ!」

「うぁぁぁ!」


3年後

「♪♪♪」

俺が掛けていたスマホの目覚ましが鳴る

俺は朝が弱い

もう起きなきゃいけないのか

そんなことを思いながら眠気が抜けていないままパンを食べて朝の支度をして家を出る。

俺は雷神侑斗(らいしんゆうと)普通の高校に通う普通の高校二年生だ。

母さんはパートで朝から家に居ない、父さんは研究者をしていて今は海外にいる。

しばらく学校に向かって歩いていると、おう、侑斗!後ろから照井が話しかけてきた。

こいつは照井洸一(てるいこういち)俺と同じ高校に通う幼馴染だ。

俺は照井と話ながら高校に向かった。俺の高校は羽撃希市(はばたきし)にある羽撃希高等学校に通っている。

校舎は3階建てで一階が一年、二階が三年、三階が二年となっている。どの学年も三組まである。


俺の席は一番端の窓際、一番後ろの席だ。その前に照井がいる。

しばらく照井としゃべっていると担任の先生が来た。先生の名前は理悟(ことわりさとる)。いつも白衣を着ている物理の先生で真面目な先生だ。

先生が生徒たちが静かになるのを待ってから出席をとりだした。

俺が呼ばれるのを待っていると、急に頭痛がした。そして一瞬、目の前が真っ暗になり目を開けると炎のようなものが見えた。

「雷神...。雷神...雷神!聞いているのか雷神!!」

「はっ!すいません!」

驚いてもう一度目を閉じて開けると理先生の顔が目の前にあった

急に来た頭痛のせいで出席で返事するのを逃してしまった。

そして一限目、二限目と授業が続いて行く。そして三限目に差し掛かったとき、また頭痛がした。

「大丈夫か雷神 さっきからおかしいぞ保健室行くか?」

今度は照井が話しかけてきた。いや、大丈夫だ。気にするなそう照井に言った時、

俺意外の周りの人、物全てが動かなくなったそして俺以外の人が消えた。

唖然としていた少し冷静になって教室の時計の針を見る。

「時計の針が止まっている!?」

「フフフッその通りだ。そこのガキ。」

さっきまで何もなかった場所に何かが現れた。

「フンッ。。。、今度の獲物はこのガキか。」

「なんだお前は!」

「ハハハ俺の名は水のボリティーブ ウォー様だ!お前の信見剣の力を奪いに来た。」

「ボリティーブ!?信見剣!?何の話だ!」

「ハハハ分からなくてもいいお前はただそこに突っ立っているだけでいいすぐに終わる。」

俺は戸惑いながらそのウォーと名乗るスライムみたいな怪物と話していると、俺の腰の当たりで何かが光だした。

「お前抜刀者(ばっとうしゃ)になりかけているな!だったらなおさらだ。これ以上抜刀者が増えてもらっては困る。ここで消しておこう。」

その怪物が俺に向かって襲いかかろうとしてきた!

「そこまでよ!ボリティーブ!信見剣!抜刀!(ムーン)!」

怪物の前に急に一人の少女が現れ、その少女の手には剣が握られており刀身は月のように輝く黄色で鍔の部分には三日月の様なマークがあった

一見すると刀と言うよりはレイピアのように見える

その少女は怪物の腕を剣のようなもので切り裂いた!

「キミは生徒会長西龍寺皐月(さいりゅうじさつき)ってかなんでここに!

どうしてキミは動けているんだ?」

「話は後、その前にこのボリティーブを倒すわよ!」

この子はこの学校の生徒会長

金髪の長髪で制服には生徒会長の印であるバッジが着いている

同じクラスのクラスメートで才色兼備、頭脳明晰、学校に知らない者はいない俺からすれば完璧超人だ。

腕を切られた怪物がうろめきながらこう言った。

「貴様抜刀者か!フフだが俺の腕はすぐに再生する。まあいいここで貴様を叩き潰して二本の信見剣を頂こう。」

西龍寺と怪物が激しくぶつかり合った!ぶつかり合いの末、怪物に西龍寺が吹っ飛ばされた。

「こんなものか抜刀者よ。」

「いや、まだよ。」

「何が起きているんだ!」

「うるさいわね!雷神は見ているだけでいいのよ!ムーンバースト!」

その剣で怪物の腕、足、を切り裂くがすぐに再生されてしまう。

「ハハハ無駄だ。もっと骨のある奴かと思ったがこの程度とは。俺様の一撃で仕留めてくれる!」

怪物が西龍寺にタックルを仕掛けた。西龍寺は壁に叩きつけられた。

「フフフこれで終わりだウォーターボール!」

怪物が体内から水の球を放った

その時また俺の腰の横で何かが光だした。

「月の盾!

うぅ…雷神あなた信見剣を抜刀しかけているじゃない。」

ボロボロになりながら西龍寺がそう言った。

怪物は西龍寺のガードにより一時的に攻撃出来なくなっている。

「いい?今から私が言う事の通りにして

次にあのボリティーブが攻撃して来るよりも前にあなたの腰の横に鞘があると想像して

そこから剣を抜くように手を添えて剣を抜くようにして信見剣抜刀と叫んで!この月の盾ももうもたないから早く!

「えっ西龍寺いきなり何を言ってんだ!?」

そう俺が戸惑う内に盾が割れてしまった!

「ハハハ今度こそ終わりだ俺様の力になるがいい

くらえ水流斬り!」

怪物の腕が剣のような形になり、俺を切ろうとした

俺は思った本当にこのままでいいのか俺は何

も出来ずに守られてばかりで...。

「あーもう!どうにでもなれ!分かった西龍寺やってやるよ!

信見剣抜刀!(フレイム)!」

怪物の一撃が振り落とされそうになったその時俺はそう叫んだ!俺はその一撃を刀身は燃え盛る炎のような形をしていて色は赤、鍔の部分に燃えている炎が書かれているの炎の剣で受け止めていた。

「これは!?」

「それが信じた者だけに見える剣信見剣よ詳しい説明は後先にそのボリティーブを倒して」

「何!?

ハハハハハ面白い

抜刀してしまったかだがお前の力で俺様を止めることが出来るかな?水の旋風!」

怪物が手から水を出し風の形変化させそれを放った

「がはっ!」

1度は剣で受け止めた俺だったがすぐに押されて弾き飛ばされた

「ハハハお前と俺様では相性が悪い炎と水では俺様の力で炎を消してしまうからな」

俺は立ち上がりもう一度怪物に向かっていった

「相性が悪いとか知らねぇが俺はお前を倒す!」

「ハハハやれるものならやってみろ」

「何か思いついた技名を叫んでそれに信見剣は答えてくれるわ」

と西龍寺に言われた

「ああ言われた通りに!

火炎斬り!」

「無駄だといっているだろう」

炎を纏った剣は怪物当たる前に炎が消えてすり抜けてしまう。

どうする?このままだと、本当に負けてしまう西龍寺は動けないし抜刀者なったばかりで慣れてないせいか俺ももうもたない

「こんな茶番は終わりだ今度こそくらえ!」

その時俺の口が勝手に動いた

「我、信見の力を信じる者なり、

信見剣の力は異次元の理

過去、未来、総ての時代において存在する

最大火力の炎の力となりて我に力を与えよ

煉獄火炎斬り!」

俺が怪物の周りを一周し炎が怪物を包み込み炎の中に閉じ込め俺が飛び上がり上から剣を振り下ろした!

「抜刀者になったばかりのガキが俺様に敵うと思うな水流波!」

怪物から水の光線のような物が放たれた

「ハハハ終わりだ!」

俺の剣と水の光線が激しくぶつかりあった!

「こんな所でこんな怪物に俺も西龍寺も負けてたまるかぁぁぁ!!!」

「何!?

ぐぁぁぁ···覚えていろ俺様を倒してもまた次のボリティーブが信見の力を求めてこの町にくる

お前は絶望を知るだろうハハハ…ハハハハハハ」

「その時は俺が倒すだけだ」

俺が振り下ろした剣は怪物を真っ二つに切り裂いた

その怪物は消滅し、剣みたいな物だけが残った。

教室を戦闘に使ってしまったため、辺りに椅子や机が散乱してしまっている。

「やったわね」

「おい、西龍寺あれは何だ?」

怪物が消滅した後に残った剣について俺は西龍寺に聞いた

「信見剣よほら、元の持ち主の所に戻っていく水の信見剣ね

ボリティーブを倒すと奪われた信見剣が元の持ち主に戻るのよ詳しい説明は後ね」

その次に俺は教室の後始末をどうするのかを質問した

「教室がとんでもないことになっているけど、これ先生やクラスメートにどうやって説明するんだ?」

「これは教室であって教室じゃないのボリティーブが作り出した異空間の中なの

だからこの異空間から抜け出して現実の世界に戻ったら何も起こってなかったことになるのよ

ボリティーブも目立った動きは出来ないからね」

「もう一つ聞いていいか?なんで相性の悪い力を持った俺が勝てたんだ?」

「信見剣はね持ち主の心に応えるのよあなたの負けて消されたくないという心がものすごく強かったのね

それが相性を上回ったってことよ

信見剣には意思があるみたいだから雷神はその信見剣に相当気に入られたみたいね

後雷神のさっきの技煉獄火炎斬り

あれは必殺技みたいなもので抜刀奥義と言うの

でも普通は抜刀奥義を放つ時詠唱を覚えないといけないのでも雷神は覚えていないはずの詠唱をスラスラと言って抜刀奥義を放った

あの時口から勝手に言葉がでたんでしょう?」

「ああ」

「聞いたことがあるわ

信見剣との相性がいい抜刀者はなりたてでも信見剣の意思が戦ってくれるって

これ以上の質問はなしね詳しい説明は村に行ってからするわ私もボロボロだし、あなたもでしょう?」

「抜刀者が集まる村があるの

基地みたいなところね」

そう言って西龍寺はレーダーを渡してきた

「このレーダーを使って転送出来るわ

後通信機能も着いてるの通信がきたらどこかにボリティーブが現れたという通信ね

さあ行くわよ」

そうして俺と西龍寺は抜刀者が集まるという村に向かった

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