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詩、あるいは詞

ほんもの

作者: 志賀飛介

期限切れの心抱えて泣いた

僕が僕であること不思議に思った


期限切れのスナック菓子少し湿気っていた

食べようと思ったまま忘れていた


悪いことばかりが頭をよぎって

どうしようもなくなってしまったとき

ふと思い出したのはあなたの顔


いっそ僕が本物じゃなければ

こんな風に思うこともなかったかな

鏡の中も外にいる僕も

全て本物だった


切れかけた蛍光灯チカチカしていた

取り替える意味すらも見出せなかった


切れかけた心の糸断ち切れたなら

痛みも忘れて眠りにつけるかな


悪いことばかりが続いている気がして

気が滅入って倒れ込んだベッドの上

聞こえてくるのは耳鳴りの音


いっそ今が本物じゃなければ

時計の針なんて壊してしまうのに

気付けばもうこんな時間

取り残されていた


ほんもの、ほんもの、ほんものじゃなければ


期限が切れることもなかったのかな


ほんもの、ほんもの、ほんものじゃなければ…………

なんていうか…………




そんな感じですかね…………

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