第1話 状況確認
すこしの間呆然としていたが、このままここにいてもしょうがない。
「とりあえずゲーム開始地点まで戻ってみるか?」
と、もう一度辺りを見回す。すると側に何故か見覚えあるガンケースが落ちていた。
「なんでこんな所に俺のガンケースがあるんだ?」
そうそれは自分のガンケースだった。全長105cmでリュックみたいに背負えるタイプのソフトガンケースだ。中には長ものが2丁は入るし、収納ポケットもたくさん付いているので重宝している。
「俺の愛銃たちは………どうやら無事みたいだな」
とりあえず愛銃の無事を確認した後ガンケースを背中に背負う。
「戻るとは言っても全く見覚えの無い場所だからどっちに行ったらいいかわからんぞ……」
「はぁ……こうなったら適当な方向にまっすぐ進んでフィールドの端っこを見つけるしか無いか…それをたどっていけばなんとか戻れるだろ…」
そう思い立ってすぐに行動に移した。
「まてまておかしいぞ…結構歩いたのにこんなに見つからないなんてありえないぞ…」
あきらかにおかしい、フィールドはこんなに広くはないはずだ。
「これは本格的にやばくなってきた……」
この意味不明な状況に焦りを感じる。
「はぁ……戻るのはいったんあきらめて、落ち着いて自分の状況を確認すっか」
まずは自分の格好を確認しよう。
服装は迷彩服上下、エルボー、ニーパッド(迷彩)にヘルメット(迷彩)、フルフェイスマスク(ガスマスク仕様、ファンが付いていて曇ることもなく快適)、グローブ(ナックルガード付き)、タクティカルブーツ(黒)、タクティカルベスト(迷彩)、ベストにはマグポーチが3つと小物が入るポーチが付いている。マグポーチには470連多弾マガジンが3つ、ポーチにはグレネードが2つ収まっている。
太ももにはレッグホルスター、そこにはサブウェポン、東京○イ ガスブローバック U.S. Ⅿ9ピストルがある。サブマガジンも1つ収まっている。装弾数は26発だ。
そして肩からスリングによって下げているのがメインウェポン、東京○イ 次世代電動ガン G36Kだ。もともとついている3倍スコープに加えホロサイトを付けてある。アングルフォアグリップも付けているため安定性も抜群。俺のお気に入りだ。今はノーマルマガジンが刺さっている、装弾数50発。
以上が今している装備だ。
「あとは、ガンケースか」
と、ガンケースを地面に置き、一個ずつ確認していく。
まずは俺のもう一つのメインウェポン、ク○イタック KRISS Vector、サブマガジン2つ、装弾数120発。
そしてサブウェポン、ロマンあふれるガスリボルバー 東京○イ コルトパイソン.357マグナム 6インチ。弾はシリンダーに4発ずつ入るので装弾数は24発。
他にも秘蔵の設置罠クレイモア、バイオBB弾が約1万発、BB弾を入れる道具ローダー、ガス缶が2本、予備バッテリー2個、充電アダプター、マイナスや六角などメンテナンス工具等。
「ガンケースの中身はこんなもんか………いやぁやっぱり俺の愛銃たちは最高にかっこいいなぁ」
とベクターを手に持ちうっとりする変た……一人の紳士。
「はぁ…そろそろ現実逃避はやめてこの状況をどうにかしないとなぁ……」
と渋々立ち上がりため息をついていると。
_________いやあああぁぁぁぁぁなのおおおぉぉぉぉぉ!!!
という声が森の奥から聞こえてきたのだった。
読んで頂き有り難うございます。
ベクターほしいですねぇ。