眠り姫の言霊 4
「何とか間に合うたようだな」
僕の目の前には小さな人影が立っていた。ニューヨークヤンキースの帽子をかぶったムク犬のような子供が。
「つぐみ」
【……えますか、聞こえますか、菊弥さん】
僕の頭の中に響く、その泣きそうになっている懐かしい声は。
「リリイ。繋がってる?」
【いま繋がりました。無事ですね、良かった】
肩の上でミヨシがつぶやく。
「座標確認。亜空縮滅砲起動」
僕の両手が勝手に跳ね上がり、手のひらがウェルギリウスに向けられる。
「え、何その凶悪な名前」
「普通は生命体相手に使うものじゃないけどね、場合が場合だから。いいわね」
「ちょっと、僕はどうすればいいの」
「集中しなさい。効果3パーセント、発射!」
手のひらにわずかな振動。光もなく音もなく、ただウェルギリウスを中心とした半径10メートル程の球形の空間が、消滅した。地面も天井も丸くえぐれている。唖然とする僕にミヨシの声が飛ぶ。
「ぼんやりしない!」
ミヨシが羽ばたくと、数十の光の玉が宙を舞う。プラズマ火球だ。火球は洞窟の隅々に飛び、その場を照らした。丸くえぐれた地面の底に、ウェルギリウスとグラントの姿があった。灰色のローブはズタズタに破れ、グラントも傷ついている。
「第2撃行くわよ」
「は、はいっ」
慌ててミヨシに返事をすると、僕はウェルギリウスに意識を向けた。
【神を知らぬ大地】
これは、ウェルギリウスの声か……いや、違う。
【そこは神様がいないわけじゃない。でも、いないようなものなんだ。だってどんな神様でも受け入れちゃうんだから】
この声は間違いない、僕の声だ。
【教会で結婚式をして、クリスマスを祝って、でも初詣は神社に行き、死んだら仏式で葬式をあげる。これってどの宗教もまともに相手してないってことだよね。だったら、その国は少なくとも、唯一絶対神に支配されてはいない。そういう意味では神を知らぬ大地といっても間違いはないんじゃないかな】
でも僕がいつこんな事を言ったのだろう。記憶にない。捏造か。いや、けれど。
「坊や!」
ミヨシの声に我に返る。意識が飛びかけていた。そこに。
「こちらを向きな、小僧!」
突然頭上に人影が現れる。魔女だ。その口がすぼめられた。火炎が来る。しかし僕が身構えるよりも早く、頭上にもう一つの影が。つぐみ。
「しつこいのう」
つぐみは魔女に左手を伸ばす。その手のひらが、つぐみの身体を覆い隠さんばかりに大きく膨れた、ように見えた。天井からのスポットライトを反射する透明なそれは、巨大な氷の手。魔女が火を噴く。一瞬立ち上る蒸気。だが氷の手は炎ごと魔女を包み、ギュッと握り締めた。悲鳴を上げる魔女。つぐみは一瞬うるさそうに眉を寄せると、ウェルギリウスに向かって魔女を放り投げた。
「さあ、まとめてやってしまえ」
つぐみの声が響く。重なるミヨシの声。
「効果4パーセント、発射」
僕の両手のひらが振動した。その瞬間、ウェルギリウスの周りに輝く光。あれ、光も音もなく消滅するんじゃないのか。そう思ったとき。
「何あの光」
ミヨシの声は焦っていた。
【高エネルギー反応。何か出ます】
脳内に響くリリイの声と共に、光の中から何本も稲妻が飛び出し、まるで触手のように天井を床を薙いで行った。
「空間干渉壁!」
ミヨシが叫ぶ。荒れ狂う稲妻が、僕らを守る見えない壁に当たって弾け、輝く。しかし、しばらく壁を叩いてあきらめたのかの如く、あるいは光の中に引き戻されたかのように、稲妻は小さくなっていった。そしてすべての稲妻が消え、一瞬の静寂が広がる。いつの間にかウェルギリウスを包む光は、その大きさを倍加していた。その光が歪んだ。いや違う。光の中から別の輝く巨大なものが出てきたのだ。それは。
獅子の頭とたてがみ、獅子の前足、背には山羊の頭、そして山羊の後ろ足、尾は蛇で先端に蛇の頭がついている。
「キマイラじゃねえか」
巌が声を漏らす。
「ほほう、聖獣か。これが力の源という訳だな、面白い」
本当に面白そうにつぐみは言うと、巨大な氷の左手をかざした。
「後鬼」
氷の巨大な手は一度クシャッと丸まると、つぐみから離れた。そして空中でモゾモゾと動き、やがて人の形となった。いや、これも鬼か。
「前鬼」
つぐみの右隣にポッと小さな火が浮かんだかと思うと、それは一瞬で巨大な火柱となり、そしてさらに一瞬後、あの炎の鬼へと姿を変えた
【なるほど】少し弱々しいウェルギリウスの声。【やはりただの子供ではなかったか】
つぐみは笑った。
「ただの子供さね。この地球に比べたら、わしもおまえさんも世間知らずの鼻たれ小僧だ」
【それは手厳しいな】
そのウェルギリウスの言葉を待っていたかのように、キマイラの獅子の頭が咆えた。洞窟が震える。天井に、壁面に、無数の亀裂が走った。
「わしらを生き埋めにする気か」
【それが理想だが、そうなってはくれまい】
「まあな」
そして洞窟は崩れ落ちた。
割れて降り注ぐ岩石の雨あられ、と思った次の瞬間には、僕らの目の前には薄茶色いガラス扉があった。小鳥ホテルに帰還したのだ。
「もう、遅い。心配したんだから」
僕らを出迎えたのは、滝緒のその一言だった。
「あれ、たきおん、何で」
僕の疑問に答えたのは、つぐみ。
「あのとき、つまりおぬしらが穴に落ちたとき、わしとこやつだけが落ちなかったのだ。だから先に戻しておいた」
「そう、地面が崩れるだろうから危ないって言って、ここに戻されたのよ。失礼よね、それじゃ役立たずって事じゃない」
ん、ちょっと待て。僕は思った。それって、洞窟が崩れることを予知してたんじゃないのか。思わずつぐみを見つめる。つぐみはそれを知ってか知らずか、いたずらっぽく笑った。
「ちょっと菊弥、私の話聞いてる?」
「あ、ああ、聞いてる聞いてる」
「それはまあともかくとして」
「へ」
滝緒は不意にしゃがんだ。香春と白石さんは、まだしっかりと抱き合ったまま、へたり込んでいる。
「あなた、白石さん、よね」
白石さんは少しオドオドしながら、滝緒を見た。
「あ……吉備さん」
「やっぱり白石さんだ。うわー、全然変わってない。うらやましい。可愛いー」
「あれ、たきおん何で白石さんと知り合いなの」
「なに、覚えてないの?あんた中3のときに白石さんからバレンタインのチョコもらったじゃない」
「いや、それは覚えてる。ちゃんと覚えてるけど」
「でもそういう事はやめておけ、って私が白石さんに言ったのよ」
「……それは、なんで」
「だって菊弥は私からチョコもらうじゃない」
「確かにもらったけど」
「じゃ、他のチョコは要らないでしょ。だから無駄になるからやめといたら、って白石さんに言ったの」
「え、いや、いやいや」
「でもどうしても菊弥にチョコあげるんだ、って聞かないのよ、白石さん。私に言われてもチョコを渡そうとした子なんて、後にも先にも白石さん一人だったから、私はよく覚えてるの。でも白石さんも私のこと覚えててくれたみたいね。何で?」
「いやいやいや、いやいやいや」
僕はねじ切れんばかりに首を振った。
と、そのとき、鳥部屋のドアが開いた。中からみんなが飛び出して来る。差し出した右手にリリイが乗った。右腕に伝蔵が、右肩にパスタが、頭の上にトド吉ファミリーが乗った。小鳥ホテルの玄関は、しばしにぎやかな声で満ちた。
時刻はちょうど昼頃である。僕たちは鳥部屋に集まっている。白石さんをいったん病院に戻さねばならないが、夜になるまで外には出られない。秋晴れの太陽がじりじりと紫外線を放っているからだ。転移すれば簡単ではあるが、なるべくなら病院にはちゃんと玄関から入ったほうが良いだろう。後々余計な質問をされずに済むように。
「疑問はいくつもあるけど」僕は巌を見た。「とりあえず、青帽子って何だ」
巌はガクッと前のめりになった。えらい古いリアクションである。
「普通最初にそれ聞くか」
今だ、逃げろ青帽子。確かにあのとき、巌はそう言った。
「青帽子がいたの?」
滝緒はまた僕のベッドで横になっている。僕は諦めてキッチンから自分の椅子を持ってきて座り、白石さんには玄関の丸椅子を持って来て座ってもらっていた。つぐみはいつの間にかいなくなっていた。
「洞窟だからな。そりゃ青帽子はいる」巌と香春は立っている。「青帽子ってのは、洞窟や坑道に住み着く精霊のことだ。海の波消しブロックに行きゃフナムシがうじゃうじゃいるだろ。あんな感じだ。洞窟に行きゃ青帽子はいる。特にあの洞窟には多かった。おまえらの居場所がわかったのも、青帽子のおかげだ。感謝はしとけよ」
「青帽子に僕らのことを聞いたのか」
「まあそういう事だ。青帽子はよほど物好きな奴しか人間には近づかねえ。その青帽子が洞窟の奥の方から俺がいた場所に向かってわらわら出てきやがったからな。ああ、奥に誰かいるんだな、って思った訳だ」
「逃げろっていうのは」
「そう言えば逃げるだろうよ。一匹ずつなら誰も気づかねえほどの気配だが、集団で逃げ出せば気配も大きくなる。そうなりゃあの馬でも気づく。注意を逸らせられればよかった。それだけだ」
「青帽子は日本語わかるのか」
「言葉の通じねえ精霊になんぞ会ったことがねえけどな」
「精霊妖精妖怪の類は嫌いだから避けてたくせに」
からかうように滝緒が言った。
「役立たずは黙りなさい」
香春の冷たい言葉に、白石さんは思わず怯えた眼でその顔を振り仰いだ。
「そういや、さ」僕は苦笑しながらモモイロインコのミヨシにたずねた。「白石さんのあの力って、何だったの」
「強制催眠ね」
ミヨシはケージの上でそう答えた。
「自分の言葉を聞かせて、相手がそれに納得や同意してしまうと、身体が動かなくなるのよ。その気になれば、私たちを自由に操れたはず」
「何で操らなかったの」
何の気ない僕の質問だったが、白石さんには唐突だったらしい。
「え、あの、なんでって、その、えっと、他人を力づくで操るなんて、傲慢っていうか何て言うか。それに、その」
「説得したかったのよね」助け船を出したのは、滝緒。「無理やりに引きずって行くんじゃなしに、納得して一緒に来て欲しかったんでしょ」
白石さんはほんのり顔を赤らめると、大きくうなずいた。
「なるほど。でも巌には通じなかった。何でなんだろ」
水を向けた僕に、巌は鼻を鳴らした。
「ふん、理由なんか簡単だ。俺がひねくれてるからだよ」
「ひねくれてるのには全面的に同意する。でもひねくれてると何で強制催眠が効かないんだ」
「俺はブッダの言葉を聞いても同意しねえ。納得しねえ。感心しねえ。それをひっくり返す事しか考えねえからさ」
これにはさすがの僕もちょっと引いた。ブッダの言葉をひっくり返すって。
「ひっくり返すって、おまえ。いや、確かに反論はしてたけど」
「じゃあ逆に聞こう。何故ひっくり返せないと思う」
「何故って、ブッダだろ、お釈迦様だろ、仏教を作った。凄いじゃん。対するおまえはただのへっぽこ陰陽師だし」
「呪禁道士だ」巌は小さくため息をついた。「おめえよ、ブッダが入滅してから何年時間が経ってると思う。2500年だぞ。そのあいだ人類が寝てたとでも思ってやがるのか。ブッダの言葉はひっくり返せるよ。いまの俺にそれができるかどうかは別の話だがな」
「結局できないんじゃん」
「そこを目指してるんだってことくらい理解しろ」
「でも呪禁道士って言葉は本当はないんだろ」
もののついでである。僕は思い切って聞いてみた。
「何だ知ってたのかよ」巌の答えはあっさりとしたものだった。「確かに呪禁道士って言葉はねえよ。俺のジジイが作った言葉だからな。いま呪禁道士なんて使ってるのは、この世界中に俺ひとりのはずだ」
「巌のお祖父さんか」
「ブッダの言葉をひっくり返せっつったのも、そのジジイだよ」
「あ、あのっ」割って入ってきたのは、ヨウムのパスタ。「私も質問、いいですか」
その勢いに気圧されて、僕は無言でうなずいた。パスタがにらむように白石さんを見つめると、白石さんはちょっと泣きそうな顔で香春を見上げた。
「ああ、大丈夫です、噛みつきませんから」
パスタは少し表情を和らげ――と、僕には見えたが、白石さんにはどう見えただろう――天井を見上げた。天井にPC画面のようにウィンドウが開き、ローブをまとった金髪の男の画像が浮かんだ。
「彼の名前を教えてくれますか」
白石さんは戸惑いながら、その名を口にした。
「あの……ウェルギリウスさま」
「それは間違いありませんか」
こくり、白石さんはうなずいた。
「素性について、何か知っていますか」
今度は首を横に振る。
「この世界の人間ではないと聞いていますが、どういう意味なのかは」
「並行世界のウェルギリウス」
パスタはため息をついた。
「その名は以前にも聞いたな。ローマの詩人だったか」
ブルーボタンの伝蔵がたずねた。パスタはうなずく。
「はい、この世界では2千年以上前に死んだ伝説の詩人です。大魔導士との噂のあった」
「それが単なる噂やのうて、ホンマに大魔導士になってる並行世界があった、っちゅう訳か」
十姉妹のトド吉がうなるようにそう言った。首をかしげたのは、セキセイインコのリリイ。
「確か敵は中世ヨーロッパの伝承に詳しいってパスタは言ってましたよね。でもウェルギリウスは古代ローマの人です。時代のずれはどう解釈すれば」
「それは私が言ったじゃない」滝緒は寝ころびながら片手を上げた。「ローマ人が中世にタイムスリップしたのよ」
パスタがそれを引き継ぐ。
「つまり中世のヨーロッパが継続しているか、それとも時間軸の関係で現代が中世であるか、どちらかの並行世界を訪れた経験があるのでしょう。中世ヨーロッパはキリスト教の絶対支配が行われていた時代です。そこで何かがあったのだと思います。一神教を否定したくなる何かが」
いったい何があったというのだろう。世界を敵に回すほどの事が起きたというのだろうか。しかし、その疑問に答えられる者はここにはいなかった。
「ひとつ、よろしいですか」広がった沈黙に、さざ波を立てたのは、香春。「ローマと中世、この二つのワードが鍵となるのだと思うのですが、その二つに、仏教は関係していませんよね。なぜ鈴音が選ばれたのでしょう」
皆、虚を突かれたような顔をした。言われてみればそうだ。だが白石さんを選んだ理由はなくはないだろう。
「それは、僕の」
僕の知り合いだったから、そう言おうとした言葉をさえぎったのは、巌。
「無関係かどうかは、はっきり言えねえな。まあ宮下文書とか竹内文書と大して変わんねえレベルかもしれねえが、仏教が古代ローマにまで到達してたって説もない訳じゃねえんだ」
パスタが顔を上げた。
「聞いたことがあります。ローマに広がったミトラ教の正体が仏教だったのではないかという説ですね。でも実際には」
「そうだな、ミトラ教が仏教に影響を与えて弥勒信仰や大乗仏教ができた、って話の方が主流だ。まあ俺もそう思うがよ、だが時代的に考えて、ローマ人が仏教の存在を知ってても、そんなに不思議って訳でもねえだろ」
「ウェルギリウスの時代、ミトラ教はローマの東側にあったキリキアの海賊たちが信仰していたと記録に残っています。仏教も同じくらいローマに近づいていたという可能性もなくはない……?」
パスタは首をひねった。ひねり過ぎて頭がさかさまになるほどひねった。伝蔵は呆れたように笑った。
「まあただの詩人ならともかく、大魔導士ならばその程度の距離、無いに等しかったのではあるまいか」
「その大魔導士が並行世界の間を流れ流れて、ここにたどり着いたってことね」
と、リリイが応える。しかしミヨシは。
「それはどうかしらね」
そう言って僕を見た。確かにそうだ。僕はうなずいた。
「僕が呼んだのかもしれない」
「何か思い出したんですか」
目を丸くするパスタに首を振ると、僕は天井のウェルギリウスを見上げた。
「思い出しはしないよ。しないけど、そう考えると辻褄が合うと思うんだ。僕はたぶん、どこかでウェルギリウスに会ってる。そしてこの国のことを教えた。だからウェルギリウスはここにやって来た。僕のいる、この時代のこの国に来たんだ」
「おいおめえ、まさかたあ思うが」
眉をひそめる巌に、僕はニッと歯を見せてやった。
「責任は感じてないよ。覚えていないんだから感じようがない。だけどさ」天井から見下ろすウェルギリウスは、何だかとても寂しそうに思えた。「彼を止めなきゃいけないなら、僕もやれることはしたいな。できることがあるんならね」
僕のその言葉を聞いて、伝蔵は言った。
「できることはある。いや、してもらわねばならん。だが今日のところは休め。幸い仕事も入っておらんのだろう」
「あんまり幸いじゃないけどね」
僕は苦笑した。今日はとりあえず、白石さんを病院まで送ったら任務完了だ。いや、僕が病院まで行くのはおかしいか。香春と巌に任せてもいいのかもしれない。何にせよ、今日はくたびれた。伝蔵に言われた通り、休むとしよう。
香春から聞いたよ。白石さん、おまえん家で働くことになったんだって?まあおまえんとこくらいデカい家なら陽に当たらない仕事もあるんだろうし……言い方が悪い?おまえに言われたくないよ。でも知らなかったな。白石さんの治療費、おまえが出してたって。いや、おまえの親父さんの稼いだ金でもおまえの使える金なんだろ。だったらおまえが出したってことで別にいいじゃないか。何でそんなとこにこだわるかね。しかし、白石さんももう身寄りがなかったんだな。そういう話が身近にありすぎて、僕は鈍感になってるのかもしれない……ああ、確かにそうだな。どんな形でも、生きて行けりゃそれでOKなのかも……うん、うん。どうでもいいけど、おまえ白石さんのことになると饒舌だよな。あ、おまえまさか白石さんのこと……浅い?うるさいよ。つぐみみたいなこと言うな。文句言うなら帰れ。今日は仕事がある日なんだから、僕も忙しいんだ。あ、ほら、たきおん来ちゃったじゃないかよ、もう。今日は本当に忙しいんだって。頼むよ。