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ミケルウェン① 博士が心配


―――私はミケルウェン博士が心配になった。

だってあの人、暗いラボにこもりながらまともな食事なんてしてそうにない。


サエル先生は忙しいのだから顔見知りの私がなんとかしないと彼はまともに生活できないだろう。


「なにをしにきた……」

「博士が心配なんです!!」


私がそういうとぽかりと口を開き、しばらく沈黙する。


「いや、それは質問の答えではないぞ」

「博士がまともに生活しているのか心配なので私がお世話にきました」


足りない理由を補足してわかりやすく説明した。


「なぜ会ったばかりの私の心配など?」

「たしかに会ったばかりですが、どうもこういう方が方っておけない性分でして」


彼はたぶん母とは違う系統の一人では生きていけなさそうなタイプだ。


「ふむ……私に優しく尽くしたところで君に利益はない」

「利益なんていりませんよ」


無意識的にちょっとした下心がないわけでもない。

博士がどういう研究をしているのか単純に興味がある。

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