空間
僕、関谷 奏一 1998年9月7日生まれ。
どこにでもいそうな高校一年生。
だよね……?
今日は朝から千春に合っていい気分で一緒に登校していた、そんな時コンビニから出てきた強盗に襲われそうになって気がついたらここに……
「こ、ここはどこだぁーーー‼︎ 」
一面に広がる草原、どこを向いても同じ風景
「俺は死んだのか?…あ、もういい人生だったよ。うんうん……本当に死んだのかな……」
「おーい、僕〜聞こえるか?おい!」
どっからか声がしたした気がしたが自分は死んだと思っているので勘違いだと思い無視をした。
「おい、ここだよこっち、無視すんな!」
「なんだ⁈気のせいじゃない」
そう言いながら上をみてみると仮面をかぶった男が浮かんでいる
「うわわわわわ汗 人が浮かんでる‼︎
誰!?神様?俺を迎えにきたのか?!
俺まだ死にたくないよ!あっ、千春は千春は無事?汗」
「そう慌てるな。お前は死んでなんかねーよ、それに俺は神じゃない、千春はまだ無事とは言えない状況だけど大丈夫だ、だから一回落ち着け。」
謎の青年は焦る奏一をなんとか落ち着かせるがなかなか落ち着かない
「てか、ここどこだよ」
「地球。まぁ時間と時間の間の世界だね、」
「なんだそれ、どうやって俺はここにこれたんだ?」
「それは俺が引き込ませた、お前に千春を救うために」
「なら、こんなことしているうちにやられちゃうじゃん汗」
「大丈夫だよ。いま俺が時間止めてるから」
「え…?よくわかんねーけど、そんなことできるならお前が千春救ってくれよ、俺みたいに別の空間に連れてきてさ!」
「俺はできない、お前がやるんだ」
「俺がやる?ふざけんな、人が死にそうになってんだぞ」
謎の男は何か納得したように笑った、と思った瞬間険しい顔になった。
「頼むよ、俺の大事な人何だよ」
「気持ちはわかる。だがお前の手で救え。お前が大切にしている人ならなおさらだ。それに、お前今生きてる世界ならな」
「俺が生きてる世界か わかった、なにをすればいいんだ」
「お前には4つ願い叶えられることができる、朝言われなかったか?」
奏一は朝の夢全部を思い出した、夢でお前に4つ願いを叶えさせてやると言われた
そして最後に言われたのは、森宮 千春が死ぬ……全く意味はわからなかったけど、その4つの願いで千春の死を阻止しろってことだってことを……
「思い出したようだね、まぁそういうことだ。どう助けるかはお前の自由だ、もうすぐ時間が動き出すからそのまえに願いを叶えとけ」
男はそう言って微笑むと同時に天高く飛んでいく、何か喋っているが奏一には聞こえない。けど、一つはっきりと聞こえた「信じてるぞ」
奏一はそれを聞くとゆっくりと目を閉じた。
そして数分後、目を開いた。
目の前にコンビニから出てきた男が刃物をこちらに向けて襲おうとしてる。
奏一はもう一度軽く目を瞑った。
……
電柱の一番上に座っていた謎の男は仮面の下で笑っていた。
「最高だ」
そう言うとすぐ謎の仮面の男消えていった。
雲が動いている。そしてそこには奏一と千春はいかなった。