ゆめ
「…そろそろ時間だもう終わりのようだなあっ、最後に言い忘れていたけど…」
………
第一話。
「うわっ‼︎な、なんだぁ、夢か…朝から変な夢見たな…ん、変な夢?どんな夢だっけ…まぁいいや!もう一回おやす…」
だだだんだだだんどんどんどん
「起きなさーい!中学とは違って高校生は土曜学校あるんだよー?わかってんのー?」
「んん、あっ…わかってる〜朝からうるさいんだよ」
いちいちうるさい母親に少し反抗してるが本当は土曜に学校があることも全く忘れていた急いでご飯と着替えを5分で終わらせ、いく準備はできた
「じゃあいってくるー」
「いってらしゃーい〜」
勢いよく家を飛び出して、俊足を活かして学校へ向かった。
今年から高校生1年生の関谷 奏一、特技はシューティングゲーム、趣味は最近は土手で口笛を吹くところかな?運動はできる方だが勉強はかなり劣ってる…
気になってる人とかもいたりしちゃう。
名前は 森宮 千春、中学校からの友達だ。よく遊んだりした仲で結構馴染みは深いと思う。
顔はそうあそこにいる人みたいな感じだな。
「ん?!あっ、あれ千春じゃん!お、おはよ‼︎」
まさか本当に千春だとは思わなかったのでちょっと焦っていた。
「奏ちゃんおっはー!てか絶対奏ちゃんなら土曜に学校あるって忘れてると思ってたのにお母さんに起こしてもらってたのー?」
全部図星だったため奏一はとても顔を真っ赤にしていたが気になる人が近くにいるからという理由もあるだろう。そんなことより奏一はちょっと嫌なことがある。それはこの千春専用のあだ名だ、
「だから奏ちゃんって呼ぶなって、高校生だし恥ずかしいだろ!」
「いいじゃん!」「ちっ!」
と、いう感じに喋りながら登校していった。
ちょうどコンビニの近くを通るときだった、大柄の男が両手になにかを持ってこちらへ走ってきた。
それは10メートルくらいで何を持っているかがハッキリわかった、左手には袋に入った現金、そして、右手には血の付いた包丁だった、奏一も千春も怖すぎて動けない、
「くるなくるなくるなぁーーーー!」
奏一が大声で叫ぶと、同時に男の右手に持っている包丁の先端がこちらへ向かってきた瞬間だった。
「ガチャ」と音がした、奏一は恐る恐る目を開けた
「どゆこと…?」