表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ズボラ料理で皇帝陛下の持病が治った?←そんなバカな!  作者: ツキノ リリ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

14/18

14 真犯人は…

「鳥が食べたのではないか?」


皇帝陛下があんぽんたんな事を言い始める。


「鳥がしじみと海水の入ったケースごと食べますか?」


「うーん…」


腕を組むルシウス様。


「しじみの無くなった現場にはいくつか不審な点がございました…」


「と言うと?」


「まず、1つ目。

しじみがなくなる前、ボートは確か港の棒に紐で固定されておりました。

しかし…

しじみがなくなった後、ボートは繋がれておらず、ただ浮いていただけなのです。


そして、2つ目。

ボートの底が濡れていました。

しじみ泥棒が海水をこぼした、と言われればそれまでですが…


最後に。

ケースが無くなっている、という事。


この3つが答えを導くヒントになるはずでございます。」


私ははっきりとそう言った。


「で、答えとは?」


「それが分かれば苦労はしません。

でも、()()に気がついていない。

そんな気がするのです。」


「ふーむ…」


「しかし、しじみでこんなに苦労するとは…」


「今から行って料理する分だけ採ってきたらどうだ?」


「あのですね、陛下。

しじみは干潮の前後にしか…

採れない…!?」


「どうしたのだ?」


「そうか!

分かりました!

しじみ泥棒の犯人が!!!」


「真か!?」


「明日、もう一度しじみ採りに向かいましょう!」


♦︎♦︎♦︎


そして、翌日、前日のようにしじみを採り、ボートの上で砂抜きを始めた。


「これでよし。」


「よくありません!」


ジャックの言葉に私は鋭くつっこんだ。


「え?

何か間違えましたか? 私?」


ジャックが不思議そうに言う。


「ジャックさん、今の時期の干潮は何時ごろですか?」


「は、はぁ…

今から1時間半後くらいだと思いますけど…」


「干潮というのは、海面の水位が下がる事です。」


「それくらいは知っておる。」


ルシウス様。


「では、このボートに何が起きるか、想像出来ませんか?」


私は言った。


「えーと…?」


「干潮になれば、水位が下がる。

と言う事は、ボートも必然的に下に下がるはずです。

海に浮いているのですからね。

しかし!

ここで、ある問題が起きます!

そう、()です。

このボートは紐で港の木の棒に固定されています。

つまり、ボートが水位と共に下がっていく際に、紐で固定された側は下がらず、これによってボートは傾くのです!


傾いて傾いて、しじみの入ったケースは海に溢れていくのです。

つまり、犯人は()()でございます。」


私は言った。


「な、なるほど…!」


「素晴らしい推理だ!!!」


こうして、しじみ事件は解決したのだった。

ここまで読んで下さり誠にありがとうございます!

少しでも面白いと思われましたら、ぜひ、☆にて応援下さい!

なお、感想も大歓迎です!

一言でも良いので、ぜひ!!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ