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幻創の楽園  作者: 士宇一
第2章 後編
49/195

2-11b 取調室 後

ユーマと報道部部長は同盟を結ぶ。

 

 +++

 

 

 C・リーズ学園中等部。

 

 規模こそ高等部に比べ小さいものだが施設は充実しており高等部のそれと見劣りはしない。

 

 

 ユーマと報道部部長、そしてイースは《幻創獣》の『生みの親』のところに訪ねに来た。

 

「中等部は初めて来たよ。ここにいるの?」

「ああ。練金科棟に『あるシステム』を再現して幻創獣を作った天才がいる」

 

 案内役のイースは中等部の練金科棟へ向かう。

 

「天才ねぇ。どんな人? 名前からあんまりいい印象受けないんだけど」

「秘密にしておく。ルックスはいろいろな意味で予想を裏切る奴だ。お楽しみというわけさ」

 

 イースも大分ユーマ達に打ち解けてきた。イース達4人はユーマに頼まれ《竜使い》の打倒に協力を約束したのだ。

 

「ふーん。まあ、いいや。それじゃ行こう。……部長さん?」

 

 報道部部長はおとなしい。彼女は反省中だ。

 

「……はぁ。このボクが弱みを握られるなんて」

「依頼を受けてくれたお礼に俺は部長さんに協力するというだけじゃないですか。しかも無償で。弱みを握ってるなんて違いますよ」

 

 彼女を落ち込ませた張本人は平然としている。

 

「……握ってるのはブソウさん……」

「ぎゃーっ、行こう。さあ行こう! ボク達は取材、あくまで取材で来たんだから。さあ、部長であるボクに付いてきなさい」

 

 前を行くイースを追い抜いて走り抜ける部長。

 

「何だ?」

「さあね」

 

 ユーマは知らないふり。要するにこういうことだ。

 

 

 情報は品と数を揃えて高額で一度に売り渡すよりも、買い手が欲がる稀少品を安価で確実に提供し続けることが重要なのだと。

 

 +++

 

 

 遡って取調室にて。

 

 

「さすがブソウ君。ボクがある程度今回の件を把握していることはお見通しか」

 

 報道部部長は微笑むが目が笑っていない。

 

「イースが竜騎士団の幹部だったとは自警部は調べていない。取調べだけならお前を呼ぶ必要がなかった。ただ今回は生徒会絡みだ。確実な情報が欲しかったからな」

 

 ブソウは彼女を睨むのをやめない。微かに苛立っている。

 

「お前ことはわかってるつもりだ。情報を扱う報道部は『中立』。そう言いながら代価さえ払えば誰にでも情報を渡す。いくら売った?」

 

 《竜使い》にどれだけの情報を売り渡したということだ。

 

「生徒会長の《竜使い》への今後の対応とその詳細。それと《精霊使い》の能力と彼の身辺調査。締めて100万」

「なっ!?」

 

 ユーマは驚くがブソウは動じない。予想通りだ。

 

「まずはグナントに渡した情報を寄越せ」

「100万よ。そうしないと贔屓になるからね」

 

 扱う情報に貴賎は問わず、渡す相手の善悪を問わない『中立』の彼女。ブソウは彼女のこういったところが好きになれなかった。

 

 

「話して下さい」

 

 報道部部長に渡された1枚のクレジットカード。

 

 記されたポイントは2291……

 

「200万!? 君、どうやって?」

「ミツルギ!?」

 

 ユーマは驚くブソウ達を無視して報道部部長を見た。

 

「あなたのしたことが結果ティムスを傷つけた。何か言うことありますか?」

「一因はボクにあるかもね。だったら半額にする?」

「おい!」

 

 流石にマズイと思ったブソウは声を荒げる。

 

 ユーマは彼を制して部長を見据える。あの黒い瞳だ。でも彼女は人の上に立つ1人。怯まなかった。

 

「いいえ。全額渡します。代わりに力を貸して下さい。部長さんがお金で動くというのならあなたの流儀に合わせるまでです」

報道部ボクの力を君に貸せということ? 金額がまったく足りないね。それに自警部と報道部で《竜使い》を叩くとなれば生徒会が動く。学園が2つに割れるよ」

「そこまでは考えていません。理想は俺と《竜使い》の1対1です。まず100万。情報を話して下さい」

「……わかったよ」

 

 

 報道部部長は自分が持つ情報を開示した。

 

 +++

 

 

 生徒会長は《竜使い》の不審な動きを事前から察知していた。報道部に依頼して調査したところ、『グナント竜騎士団』が一般生徒から入団者を募り勢力を拡大させていたことがわかった。

 

 最近目障りな態度が目立つ『会長派のエース』、ユウイ・グナントは騎士団の力で生徒会から独立して一大勢力を築こうとしていた。会長派から裏切り者が出るのを防ぐために極秘に対策を立てる生徒会長。

 

 

 一般生徒が扱う《幻創獣》は戦力になる。

 

 

 途中でそのことに気付いた生徒会長は《竜使い》の勢力を取り込むことを画策した。

 

 学園の統一を目指す生徒会長がいずれ自警部と相対した時を想定して、生徒会の『防衛戦力』の構築を思いついたのだ。

 

「というわけで会長はまずグナント君のエース資格を剥奪することを考えた。《Aナンバー》の権限がなければ武装集団である騎士団は校則違反で解散できるからね。つまり会長は今度の昇級試験までに《竜使い》以上のエース候補10人を選ばないといけなかった」

 

 報道部部長はブソウの予想以上に生徒会長の動向を把握していた。『生徒会対自警部』など考えたこともなかった。 

 

「まあブソウ君やリアトリスみたいな前年度からの《エース》もいたし、優秀な編入生を会長が加えたりしたからね。選定は難しくなかった。でも」

「グナントが会長の思惑に気付いた。そうだな?……まさかお前」

「違う!」

 

 報道部部長は否定した。声に怒りの感情がこもっている。

 

「もちろん相応の額を用意すれば情報を売り渡したかもしれない。でもあいつらは交渉もせずに盗んだんだ。ボクがいないときに。情報戦が主体のウチの戦力じゃ防げなかった」

 

 彼女は報道部を傷つけられた悔しさを思い出す。

 

「情報を奪われたことは報道部の信用を貶めてしまうから隠すしかない。それにボク達は下手に《エース》を問い詰めることができないよ」

「……すいません」

 

 イースは今までの悪行を思い出し、かつての仲間がしたことを恥じてつい謝った。

 

「君のことを怒ってる訳じゃないよ。それで生徒会長の思惑に気付いた彼は暗躍しだした。主にエース候補の失脚と暫定エースの排除」

 

 その言葉にブソウは『彼女』のことを思い出す。

 

「まさか《黙殺》は」

「《黙殺》の件は《竜使い》がエースになる前の話だけど多分ね。《仲間殺し》の汚名……詳細はわからなかった。真実を知ってるのはもう彼女とあと1人だけだから」

「糞が! リアになんて言えばいい?」

 

 ブソウは机に拳を叩きつける。《黙殺》のことを知る彼は《竜使い》を許せそうにない。

 

「ブソウ君、《黙殺》や《烈火烈風》のことは置いといて。……とにかく今のエース陣は会長とグナント君の陰で出来上がったのよ。エルド君も元々数合わせの要素が強い。そして昇級試験がある今月。グナント君に1つ問題が生じた」

「そこで俺か」

 

 ユーマは自分が狙われた理由を悟る。

 

「《精霊使い》。君を《Aナンバー》に加えようとしているのは隠しているけど実は生徒会長なんだ。エースの席から《竜使い》を落とすためにね」

 

 ユーマは完全に巻き込まれただけだった。生徒会も《竜使い》ともなんの因果もない。

 

「いろいろ襲撃されていたみたいだけど君はこっち方面に強いのかな? 全部撃退したみたいだけど」

「少し心得があって」

 

 ユーマが師と仰ぐ兄が得意だっただけだ。

 

「心得って何それ? まあそれで業を煮やしたグナント君は昨晩君に直接仕掛けたみたいだけどそれも撃退。詳細は君たちがよく知ってるよね」

 

 部長以外の全員が頷く。

 

「そして君が襲われた『ほぼ同時刻に』エルド君が襲われたと。おそらくエースの『余席』を念の為に作っておこうとしたというところかな? 以上よ」

 

 

 それでどうする? 報道部部長は情報の『受取人』であるユーマに問う。

 

「《竜使い》を失脚、排除するなら生徒会長は動かない。でもそのあとの竜騎士団は会長が取り込むよ」

「竜騎士団の大半が一般生徒なら自警部としてグナントの勢力と衝突する真似は避けたい。どうする?」

 

 部長2人にユーマは迷いなく答える。

 

「殴って埋める」

「おい」

 

 基本方針は変わらなかったユーマ。突っ込むブソウ。

 

「馬鹿は殴る。埋めて反省させる。それは変えません。問題は《幻創獣》の力だ。だから《竜使い》の力を殺します」

「どういうことだ?」

「《竜使い》を皆の前で正面から完膚なきまで打ち破る。竜の力は大したことないと知らしめるんです。アイツの《竜使い》である意味を殺します」


 要するに《竜使い》と竜騎士団の持つ『竜』を無力化して『利用する価値なし』と評価を底辺まで落とすということ。


「あとで《幻創獣》のことを詳しく聞いておきたいんだけど……イース、わかる?」

「……専門家を紹介する。それでいいか?」

「ありがとう。それと部長さん」

「何かな」

 

 部長はユーマが依頼してくるのだとわかった。彼女は人格が変わるように表情が冷たくなる。

 

「時間稼ぎをしてほしいのです。誰にもばれずにユウイを倒す舞台と戦力を準備するために。期間はエースの選定が終わる時まで。頼めますか?」

「500万」

 

 報道部部長は告げた。

 

「今から2週間以上情報操作をしろというのね。そのくらい出さないと協力しない」

 

 学園から、生徒会から、そして《竜使い》から1人の人間の行動を隠し、匿うのだ。破格の値段だった。

 

「これはボクだけじゃ無理だね。報道部を総動員したらこんな額じゃ済まない。おまけして500万。あと400万をどうする?」

 

 彼女は試している。報道部すべてを無償で協力することが立場上できないのだ。

 

 そしてユーマには秘策があった。

 

「情報を部長さんに売ります」

「――!! 何かな?」

 

 ユーマはブソウを見ると彼に自分の武器を預けた。

 

「ブソウさん。少しだけ席を外します。2人だけで話をさせて下さい。風葉、砂更もここにいてくれ。部長さん、いいですか?」

 

手荒な真似はしないと確認をとるユーマ。

 

「わかったよ。楽しみだね」

 

 

 

 

 そして彼女は見事に罠にかかった。

 

 +++

 

 

 報道部部長は情報を扱う身としてユーマの売る情報に興味があった。なにせこの少年自体の情報が少ないのだ。

 

 

 西にある風森の国の出身というわけではない。東国によくいる黒髪の少年。なのに身分証明に使うフリーパスが風森の王族仕様。でも召使いというところから訳がわからない。

 

 風森の姫、エイリークの《守護の短剣》を持ち、2体の精霊と契約した《精霊使い》。おかしなブースターを使うなどと彼に取材するだけでも価値のある情報が得られると彼女は踏んでいた。

 

 さらにユーマは《旋風の剣士》、《銀の氷姫》と知り合い以上の関係だ。他にもエルド兄妹やブソウが目をかけている《盾》の少年など彼の周りには注目の生徒が多い。

 

 その中でも《射抜く視線》、ジン・オーバの情報は喉から手が出るほど欲しい。

 

 噂の1年生で美少年。彼の情報は女生徒に高く売れる。写真なら安くて2千からだ。

 

 最近最速の情報ではジンが新入生で1番と噂の美少女を助け、それがきっかけでその彼女とダークエルフの少女が彼を奪い合っているとか。

 

 

 とにかく部長の彼女は楽しみでドキドキしていた。知らないことを知るという喜びは今の彼女を作る大きな要素の1つだろう。

 

 

「実は部長さんに売ろうと思った情報はまだ持っていません。それでですね」

 

 ユーマ、爆弾を投下。

 

「部長さんはブソウさんと付き合ってるんですか?」

「ぶっ!」

 

 意表を突かれて噴きだしてしまった。

 

「あれ? 違った?」

「ぶぶぶブソウ君とボクが!? ナニヲイッテイルノカナ」

 

 反応は上々だった。

 

「あれだけ親しそうにしてたのに? 内緒の話でしたか?」

「ちがう。そ、それはボク達が部長同士というわけで……それよりも君、売る情報が今はないってどういうこと?」

「片思いか」

「ちーがーうー」

 

 話を逸らそうにもユーマは話題を変えない。

 

「違うのか。だったらリアトリスさんかな?」

「……何だと?」

 

 ピク

 

「《竜使い》に襲われた時ブソウさんと来てくれたんですよ。2人は一緒に行動することが多いんですか?」

「し、知らない」

 

 気にしないふり。

 

「あの2人も仲よさそうだもんなぁ。同じエースで戦士系だから気が合うのかも。リアトリスさんもキリッとした美人だし」

 

 ピクピク

 

「きっとそうなんだろうなぁ。俺の事情聴取のあとも2人は裏でこっそり……」

 

 

 ぶちっ

 

 

「だーーーーっ!! 話せ。その話を詳しく話せぇええええ!!!」

「嘘です」

「……へ?」

 

 真っ赤になって固まる部長。リアクションありがとうございます。

 

「片思いですね」

「ううっ。ボクを脅迫する気? だとしたら報道部すべてを敵にまわすよ」

 

 あることないことでっちあげて学園から消してやると彼女は脅す。

 

「まさか。協力ですよ。というわけで俺が提供しようと思うのはブソウさん関係の情報です」

「なんだって?」

「ブソウさんにはしばらくお世話になるつもりだからそれとなく情報収集しますよ」

「そのくらいの情報ならボクだって」

「警戒されてるでしょ?」

「うっ」

 

 図星だった。

 

「からかい過ぎたんじゃないですか? きっとブソウさん好かれてるとは思ってませんよ」

「……君はボクのことなんだと思ってるの?」

 

 ユーマは正直に答えた。

 

「好きなんだけど素直になれなくていぢめちゃう、恋して悩める女の子」

「……」

 

 言われると恥ずかしいものがあった。

 

「部長さん秘密主義だから誰にも相談したことないでしょ? 手伝いますよ」

「き、君に何ができるというのさ!」

「俺はベテランです」

 

 カップルをくっつけるのは、とユーマは胸を張る。部長は信じられない。

 

「君が? 嘘でしょ」

「本当ですよ。実例を話しましょうか。あるところにコーキ君とユーカちゃんという年頃の2人がいましてね……」

 

 

 それからユーマは小一時間ほど話し込む。最後の方は兄と実姉に対する愚痴のようなものだったが。

 

 

「そんなことまでして通じないの!? ニブイ男なんて死ねばいいのに!!」

 

 部長は面白いほど話に喰いついた。

 

「俺もじれったい2人を見てやきもちしましたよ。兄ちゃんと2人でどれだけ策をめぐらせた事だか」

「そ、それで2人は?」

 

 ユーマは不敵な笑みを浮かべて親指を立てる。ビシッ

 

「光輝さんに比べたらブソウさんなんて軽い軽い。彼の個人情報に俺のアドバイス。分割でどうですか?」

 

 それは400万分の情報と助言を払い終えるまで協力し続けるということ。

 

 部長は揺れる。

 

「で、でもブソウ君にはリアトリスが……」

「俺にはエイリークがいる!!」

「――!!」

「リアトリスさんの後輩であるあいつからライバル(と部長が決めつけている)の情報も集めましょう。何ならブソウさんはアギやリュガ達から話を聞いてもいい」

 

 揺れる揺れる。

 

 彼らの身近にいる後輩たちならば取材班の情報よりも価値の高いものが得られるかもしれない。

 

「敵を知り、己を知らば、百戦危うからず。これで『敵』は知ることができます。あとは部長さん次第です。」

 

 情報戦の極意のようなことまで言われた部長。なんでこんなことになったのだろう?

 

「さらに! 甘党のブソウさんを虜にする姉さん直伝のお菓子のレシピ。これまでつけてどうだぁ!!」

「買ったぁ!!!」

 

 勢いだった。

 

 2人は手を組む。

 

「商談成立。2人で勝ちましょう」

「ありがとう。ボク、頑張るよ」

 

 頼もしい協力者を得て決意を新たにする報道部部長。卒業するまでに告白してやると意気込む。

 

 

 

 

「頑張りましょう。だから俺にも力を貸して下さいね?」

「……あ」

 

 +++

 

 

 戻って中等部練金科棟。

 

 

「突撃! リイィィィィズ学園!! レポーターは何と部長であるこのボクだぁああああ」

「「……」」

 

 ハイテンションで練金科棟の1室に飛び込む部長。残された2人はついていけない。

 

「高等部の取材の方ですね。お待ちしてました。……イースさん?」

「よぉ、ルックス。元気にしてたか?」

「……」

 

 笑顔で迎えてくれたのはかわいらしい少年。くせのある金の髪はふわふわして天使のようだ。

 

 ルックスと呼ばれた少年はイースの顔を見ると顔を曇らせた。

 

「……何の用ですか。《幻創獣》の取材だと偽って僕の所に来たのは? あの人には手を貸さない。そう言ったはずです」

「そうだったな。騙したのは謝るが用件は別だ。俺も《竜使い》を裏切ったクチだからな。話があるのはこいつだ。幻創獣のこと教えてやってくれ」

 

 イースはルックスにユーマを紹介する。

 

「彼はユーマ・ミツルギ。《精霊使い》だ」

「――!! あなたが。はじめまして、僕は」

 

 

 話は聞いていたが実際の少年を目の前にしてユーマは信じられなかった。

 

 少女で通じるような彼が《幻創獣》の生みの親。そして、

 

 

 

 

「僕はルックス・グナントです」

 

《竜使い》の弟だった。

 

 +++

 

ここまで読んでくださりありがとうございます。


 《次回予告》


 《幻創獣》の生みの親、ルックスに出会うユーマ。


 《皇帝竜》の力の正体を知り、彼は対策を立てはじめる。




 次回「幻創獣」


 「なんだそれ……豆?」


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