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幻創の楽園  作者: 士宇一
第2章 前編
41/195

2-05 特訓 ?

試験前のアギ。

 

 +++

 

 

「砂更、力を貸してくれ。《全力》、行くぞ!!」

「……」

 

 砂の精霊はあたらしい主の叫びに歓喜して応える。

 

 

《西の大砂漠》

 

 かつての《西の大帝国》。400年前の大破壊で滅んだ国の跡地であるその砂漠地帯は豊富な魔力資源の宝庫にして凶悪に変異した魔獣の棲家だ。

 

 そのど真ん中でユーマは魔獣に囲まれていた。

 

「集え、集え集え! 風よ集いて螺旋を描け!!」

「ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐー」

 

 風葉は魔法を放つ。

 

 周囲の風は渦を巻いて吹き上がり《竜巻》となる。

 

「喰らえ喰らえ竜巻よ。砂を喰らいて嵐を起こせ!」

「……」

 

 新たに契約した精霊の砂更は《竜巻》に砂漠の砂を大量に飲み込ませる。

 

《砂塵》。精霊たちの合体攻撃。

 

 砂嵐は魔獣達に容赦なく砂礫を浴びせて視界を塞ぎ、身動きを取れないようにする。

 

「オッサン!!」

「……わかった」

 

 ユーマの傍にいて飛び出すのは、金の短髪で巨漢の傭兵。

 

 キリンジは柄の長いハンマーを両手で振り上げ魔獣達に接近。

 

「落ちろ!!」

「フン!!」

 

 ユーマは砂更の力で魔獣達の足を砂地へ引きずりこむ。その隙にキリンジがハンマーを次々と叩き込んでは一撃で沈めていく。

 

 彼のハンマーは普通と違う。

 

 重量もそうなのだが、キリンジは己の武器に雷を纏わせてハンマーの大きさを何倍にも膨らませ、柄の長さも自在に伸ばしていた。

 

《雷槌》

 

 それが彼の異名。

 

 雷属性の術式を習得した稀有な戦士。近接戦最強のランクAハンター。

 

 彼の前では20メートル級の《砂猿》や強固な装甲を持つ《鋼の甲殻竜》も、俊敏で空を飛ぶ《鷲獣》、《蠍蜂》も相手ではない。

 

 

「キシャアァァァァ!!」

「!?」

 

 砂に隠れてユーマの足元から飛び出し、襲いかかるのは《砂漠の竜蛇》。

 

 突然のことにユーマは一瞬で丸飲みにされた。

 

「……まだ。死んで、たまるか!!」

 

 竜蛇の口か喉かわからない中でユーマは《守護の短剣》を前に突き出してイメージする。

 

 

 ――手にしたものは剣ではなくて『銃のようなもの』

 

 ――選択する『カートリッジ』は『風属性放射攻撃魔法弾』

 

 

「ストーム・ブラストぉ!!」

 

 《旋風砲》は竜蛇の腹を突き破った。

 

「……まだやるべきことがあるんだ。俺は」

 

 ユーマは短剣を手にキリンジと共に魔獣達に攻め込む。

 

「俺は! エイリークに!」 

 

 短剣を手にして必死に、生き残るために戦う。 

 

 彼女に会うために。

 

 

「宿題を届けるんだ!!」

 

 

 ユーマ、只今おつかい中。

 

 

「ああああああ!!!」

 

 

 

 

 死闘は続く。

 

 +++

 

 

 キリンジは《西の大砂漠》を抜けた。


 肩にはぐったりとした黒髪の少年を担いでいる。

 

「……む?」

 

 足元に振動。気付くのが遅かった。

 

 

「ブォオォォォォッ!!」

 

 

 甲殻竜が砂漠の砂に潜んでいた。

 

 甲殻竜が砂に隠れて獲物を狙う習性なんて聞いたことがない。

 

 突進する甲殻竜。奇襲だった。

 

 ユーマを担いでいるのでキリンジは雷の術式を使うことができない。

 

「……くっ」

 

 その時――

 

 防ぐ手立てのないキリンジの前に駆け出してくるひとつの影。

 

「大丈夫か? おっさん」

 

 少年だった。

 

 砂漠の民のもつ独特の砂除けのローブとゴーグルを身につけている。

 

 その少年が全長5メートルの、2トンを超える重量を持つ甲殻竜の突進を、

 

 片手で『防いだ』。

 

「……いけよ。てめぇの攻撃なんざ効かねぇ。餌が欲しけりゃ他をあたれ」

 

 少年が甲殻竜を睨みつけると、甲殻竜はおとなしく引きさがっていく。

 

「……驚いた。魔獣と話せるのか?」

「……全然驚いてるようには見えないぜおっさん。この辺の魔獣はアタマがいいのさ。あいつらも生きるのに必死だから変わった行動をする奴もいる」

「……なるほど」

 

 キリンジが驚いたのはそれだけではなく、少年が見せたあの『盾』のほうもなのだが。

 

 +++

 

 

 キリンジはあらためて礼を言うと少年の案内で近くの集落へ向かった。

 

「なーに。近くででっかい砂嵐があったらしいから様子をみてくるよう頼まれたんだ。そのついでだから」

「……そうか」

「それよりもそいつ、生きてんの?」

 

 キリンジの担いだユーマを見て少年は訊ねた。

 

「……ああ。《西の大砂漠》で出会った」

「大砂漠!? こんなガキがあの化物の巣窟に?」

 

 少年が驚くのも無理はないとキリンジは思う。

 

「だが彼は間違いなく戦士だ。……彼がいなければ私も危なかった」

「……へぇ」

 

 青いバンダナを額に巻いた少年は、この時キリンジがあの《雷槌》だと知らなかった。

 

 でも、この屈強な戦士のおっさんが肩に担いだ子供を尊敬した目でみていたのが強く印象に残る。

 

「集落までもう少しだ」

「……そうか」

 

 

 

 

 ユーマは知らないけど。

 

 アギはこの時にユーマと初めて出会ったのだ。

 

 

 +++

特訓 ?

 +++

 

 

 試験前のある日。

 

 

「ちょ、待てって」

「問答無用。アタシに切られなさい」

 

 エイリークの細剣が閃き、鋭い斬撃がアギを襲う。

 

「せめて模擬剣にしてくれ。死んじまう!!」

「必要ないわ」

 

《双月》

 

 上弦と下弦、2つの弧を描く2連斬撃をアギは両の掌で『弾く』。

 

《水月》

 

 胴を薙ぐ横回転斬りを右腕で『防ぎ』、

 

《弧月》

 

 跳躍からの勢いを乗せた縦回転斬りを腕を交差して『耐える』。

 

「ほら」

「ほら、じゃねぇ! 1つタイミングが外れたらアウトじゃねぇか」

 

 今の技はエイリークが得意とする《月の型》の基本連続剣技だ。その容赦のなさにアギは怒る。

 

「でも完璧に防いだわね。その力を模擬戦でなぜ使わないのよ」

 

 手を抜いたアンタは今日もサンドバックね、とはエイリークの弁。

 

「別にいいじゃねぇか。模擬戦の勝ち負けにこだわるくらいじゃ力をみせる理由にもならねぇよ」

「……」

「力を誇示すんのはお偉いさんのすることさ。ガラじゃねぇ。力は本当に必要な時に使えればいい」

 

 アギは彼なりの力を持つ理由がある。

 

「俺は手にした力を間違えないようにしたいのさ」

 

 ただ格好つけたのはいけなかった。

 

「……そう。アンタもアイツと似たようなことを言うのね。……思い出したらむかついてきた」

「あのー姫さん?」

 

 エイリークはいつもの構えをとる。

 

「吹き飛びなさい」

「ぎゃーっ」

 

《旋風剣・疾風突き》

 

 しかし、アギはこの技も掌で『受け止める』。

 

「っの、いい加減に……」

「ここからよ!」

 

 エイリークは剣の切っ先に集中。《旋風剣》の竜巻を解放した。

 

《衝突風》

 

 ……。

 

「いける。まともなアギに初めて攻撃が通った!!」

「……まともってなんだよ」

 

 

 瞬間的に膨れ上がった爆発力に不意を突かれ、アギは吹き飛んだ。

 

 +++

 

 

「生きてる?」

「なんとかな」

 

 アギはユーマの次くらいに巻き込まれ吹き飛ばされている。ダメージを最小限に抑える方法はもう身体が覚えてしまった。

 

 自慢にもならなくてアギは悲しくなった。

 

「ごめん。今はアンタ以外にこの技を試せる相手がいないから」

「ユーマか。何してるんだろうなあいつ」

 

 ユーマがいなくなって数日が経つ。

 

 学園からいなくなったわけではないらしいが、彼は姿を現さない。

 

 大けがをした、停学中、生徒会の特殊任務に就いた、などと噂だけが広がって本当のことが巧妙に隠されていた。

 

「エルド兄妹は知っているみたいね。でもポピラは教えてくれない」

「無事なのを知らせてくれただけでもよしとしないとな。……じゃあ、俺行くわ。もういいだろ?」

「ええ。ありがと」

 

 アギを見送ってエイリークは呟く。

 

 

「……次はアイリィの所かしら? 人のことばっかりで面倒見のいい馬鹿なのよね、アイツ」

 

 +++

 

 

 試験期間の間、アギは仲間たちの様子を見てはぶらぶらしている。

 

 この前はリュガの試験を見てきた。その様子を見たアギは今の実力ならランクBの試験は楽勝だろうと思ったのだ。

 

「時間は有効活用しねぇとな」

 

 別に遊びに行くわけではない。向かったのは生徒会棟の一室。

 

 

 自警部本部。

 

 

「うーす。ブソウさんいる?」

 

 受付を無視して奥の執務室へむかうアギ。

 

 当然のように武装した生徒に囲まれた。

 

「……おい」

「誰だ? ここからは立ち入り禁止だ」

 

 アギを呼びとめた生徒が幹部らしい。自警部の黒い腕章に星を模った飾りがある。

 

「ブソウさんはいないのか?」

「お前が知る必要はない。連れて行け」

 

 問答無用だった。

 

「……話が違うぜ、ブソウさん」

「何をごちゃごちゃと。ここは生徒会の上層部だ。お前みたいな一般生徒が来るところじゃないんだよ」

「エリート思考か」

 

 いるよなあ、こんな奴。これがアギの感想。

 

「だとよ。どう思う?」

「ああ?」

「すまんな。……どけ」

 

 アギが声をかけた男は幹部の襟首を掴んで放り投げる。

 

 男の体格はアギとそう変わらない。その存在感が彼を大きく見せる。

 

 黒い腕章に5つの星飾り。

 

「ぶ、部長……」

「誰の為に自警部があると思う? 貴様は反省室だ。連れて行け」

「「はっ」」

  

 ブソウ・ナギバ。

 

 学園の治安を守るその組織を統べる部長にして《番号持ち》。 

 

「いきなりで悪かったよ。忙しいんだろ」

「自由に出入りしていいと言ったのは俺だ。それに俺1人抜けても自警部は揺るがん」

「……」

 

 本当かい? アギは疑問に思うが言うことはなかった。

 

「用があるのだろう? どこがいい?」

「それじゃあ外で。……邪魔したな。今度は気をつける」

 

 囲んでいた自警部員に謝るアギは、ブソウを連れて生徒会棟をあとにした。

 

 

「先輩、あの青バンダナは何者です?」

 

 残った自警部員は部長と親しいアギのことが気になっていた。

 

「1年や編入組は知らないか。あいつはアギ。《バンダナ兄弟》の青いほうだ」

「あの人が?」

「噂だけなら」

 

(修学旅行の宿泊先で、女湯を覗きに行った自分に無関係な馬鹿達を守るために1人囮になったという大馬鹿?)

 

(たった2人で他校に攻め込んでそこの生徒会を1つ潰したというあの問題児?)

 

(部長と焼きプリンを奪い合って引き分けに持ち込んだという影の実力者?)

 

(赤いほうは美少女通のストーカーらしい……)

 

 ろくでもない噂ばかりの《バンダナ兄弟》。

 

(……忘れろよ、それ)

 

 ここにはいない誰かの突っ込み。

 

 幻聴です。

 

「去年あった侵攻事件には俺達に協力してくれた。あいつ等がいなければ裏門が突破されて普通科棟に被害が出ていたはずだ」

「えー」

 

 先輩の言うことが信じられない1年生。噂が先行して偏見になっている。

 

「まあ、問題児なのは変わりない。自警部とも散々やりあっている。ひっかきまわすだけで被害はないから《旋風の剣士》に比べればかわいいもんだ」

「あ、僕最近吹き飛ばされました」

「いいなー」

 

 いいのか? 自警部。

 

 

「話が逸れたな。でも覚えておけ。ああいう奴が俺達の手が回らないところで学園を守っているんだ」

 

 +++

 

 

「迷惑料だ」

「おっ、さすが」

 

 学園に多数設けられている憩いの広場。小さな公園みたいなものだが利用者は多い。

 

 ベンチに座り、紙パックのジュースを飲む2人。

 

「……瓶が良かったな。ぬるい」

「贅沢言うな」

 

 ブソウも甘くてぬるいジュースには顔を顰めている。

 

 ジュースに貼ってあるラベルは「のどごしぬるり、とろろりんご」

 

「最近ああいうの多いのか? エリートの坊ちゃんみたいな」

 

 話題に上げたのは先程の自警部でのこと。

 

「多くは編入生だな。指揮官ぶってる奴はいる」

「変わったもんだ」

 

 前の体制がよかったと言いたげなアギにブソウは反論する。

 

「各棟に派遣している支部の奴は違う。いるのは本部だけだ。あそこはもう『生徒会』の直轄だからな」

「……」

 

 自警部は生徒会とは独立した組織である。

 

 しかし今期の生徒会長の意向で生徒会に統合する案が決まりつつある。

 

「今の会長さんは2年だったな。《自警部》に《報道部》に《組合》。それに《エース》も。きっと来年になる前に学園のすべてを掌握したいんだろうな」

「滅多な事を言うな。いいから本題を言え」

「ああ」

 

 アギの人脈ではブソウが1番偉い立場にいる。自警部のトップである彼に確認したいことがあった。

 

「俺のダチが1人いなくなった。でもこの学園に『行方不明者』はいないんだな?」

「……ああ」

 

 『真実』を知るブソウは嘘をつかなかった。

 

「ブソウさんは知らないかもしれないけど、アイツは《西の大砂漠》を突破している。実力はあの《雷槌》の御墨付き。学園の生徒じゃ束になっても相手にならないはずだ。襲われてやられたとは考えられねぇ」

「何だと?」

 

 《西の大砂漠》、《雷槌》の名に驚くブソウ。

 

「アイツの相手になれるとしたらブソウさんと同じ《Aナンバー》か先生達しかいねぇ。それに今は昇級試験。《エース》を決める審査期間……」

 

 アギは問う。拳に力が入る。

 

「アイツは、ユーマは《Aナンバー》の誰かと戦ったのか? あの生徒会の派閥争いに巻き込まれて!!」

 

 アギは怒りをブソウにぶつける。

 

 やつあたりだとしても矛先を向ける相手がわからないのだ。

 

「だとしたら俺は……」

「落ち着け」

 

 ブソウは平然としている。アギが尋ねに来たことは予想通りだったから。

 

「ミツルギは《エース》の1人と戦い、俺もその場にいた。このくだらない争いに巻き込んだことは悪いと思っている」

 

 ブソウは謝った。そして友を心配する真剣なアギを見ては苦笑する。

 

「しかしな、今ミツルギが姿を現さないのはミツルギの意思だ。もしかしたら……」

 

 ブソウはあの少年のことを考える。実際に会ったあの少年は、精霊の力よりも厄介なモノを持っていることに気付かされた。

 

 

 ――もし奴が暴走した時、俺は止めることができるだろうか?

 

 

 ブソウはそんな不安を表に出さない。

 

 それは今まで学園を守ってきたエースの意地。

 

 

「もしかしたら俺達は、奴に巻き込まれたのかもしれない」

「……そうかい」

 

 冗談を言わないブソウの言葉にアギは怒りを忘れたように笑った。

 

(あの自警部部長にそこまで言わせるならいつものユーマだ。俺達の力を借りないのは試験期間で気を使ったんだろうな)

 

「ありがとな、ブソウさん。おかげで心配事はなくなった」

「いいのか?」

「十分。ジュース、ごちそうさん」

 

 もっと詳しく聞いてくるものだと思っていたブソウ。アギならばと全てを話す気でいたのだ。

 

 拍子抜けした彼を尻目にアギはさっさと立ち去って行った。

 

 

「信頼しているのか? ……しかしミツルギを止めることができる奴がいるとしたら、それは《盾》であるあいつのなのかもしれん」

 

 +++

 

 

 試験7日目、最終日。

 

 最終日ともあって殆どの生徒が試験を終えていて観戦席を賑わせている。

 

 

「な!?」

「アイツ……」

「どうして?」

「あれは私も知りませんでした。……馬鹿ですね」

 

 

 練武館の観戦席でリュガとエイリークとアイリーン、そしてポピラも驚いた。

 

 戦闘ステージに立つのはアギ。そして。

 

「何してんだよ、お前……」

「ん? 試験官」

 

 アギの前に立つのは黒髪の少年。

 

 学園指定である灰色の簡易戦闘服に砂除けのゴーグル。白い腕輪に「へ」の字に曲がった金属板の変わったブースター。

 

「……まじかよ」

 

 

 

 

 アギの対戦相手は行方知れずの《精霊使い》だった。

 

 +++

 

ここまで読んでくださりありがとうございます。


《次回予告》


 守るために戦う。その理由は人それぞれ。


 アギの理由は1つの憧れ。


 手にしたものはひとつの幻想。



 次回「盾の少年」



「……ルールを変えるぞ。お前は一発殴る、ユーマぁ!!」


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