転生したらゴリラだった~ウホウホホウホウウホウホッホ~
俺は今森の木の上にいる、なんで森に居るかを説明しよう。
俺はただの高校生、名乗る程の者じゃない。
俺は、いつも通り授業を聞き流し帰宅しているとゴリラに轢かれた、何を言っているかわからないかもしれないが、そのままの意味だ、多分近くの動物園から逃げ出したのだろう。
俺はゴリラとまるで恋の芽生えるかのような芸術的に角でぶつかった。
その後俺は気づくと森にいた、多分死んだんだろう。
俺は気づいてまず自分の姿を見たんだが、黒い肌、腹の部分は灰色...
そう、ゴリラになっていたんだ...
そりゃね?転生したらスライムだったり、転生したらゴブリンだったりする、奴らは見たことがあるが、ゴリラって何よ?おかしいでしょ、ゴリラなら普通に現実にいるでしょ、異世界である意味ないじゃん。
え?あぁ、なんで異世界かわかったかって?それは今俺が今木の上に居る理由なんだが、頭がおかしい程の大きさの豚頭の...
狼がいたからだ...
嫌、なに?なんで?まだ豚頭で人型ならオークとかって言えたけど、なんで体が狼でふっさふっさなのさ、見たとき俺がどんな顔したかわかるか?
いや、ゴリラになってるから俺も顔わからないけど、そして俺はキモすぎて後退りしたんだ、そしたら芸術的にパキッっと、木の枝を踏んだんだ。
その瞬間、豚頭がこっちを向いてな、追いかけられたから今木の上に居るんだ。
今も下に豚頭がぐるぐるしてるんだ、降りれねぇ...
え?よく木登りなんて出来たなって?それはゴリラになったからかどうかはわからないが、体がするする動いたんだ、なんでなんだろうな?
そうしてしばらくしたら豚頭は諦めたのか、木から離れて行った。
俺も安心して、木から降りようと思ったんだが、Uターンして豚頭がものすごい速さで助走つけて走って、ジャンプして来た。
正直死んだかと思ったね、豚頭なのに似合わない位に鋭い牙、木の上に居るのに顔の目の前に牙が来たんだからな、その瞬間、俺の体が勝手に動いたんだ、流れるかのように豚頭の顔をぶん殴ったんだ。
そして、豚頭の頭は破裂した。
え?何を言ってるかわかんない?
大丈夫だ、俺も何が起こったかわからないからな。
・・・
そんなこともあったな...俺は今、とある村で暮らしてる。
森の中だがのどかでいいところだぞ?
散歩しながら村の日常を見よう。
今日も家を出ると、近くのガキンチョがドラミングしながら遊んでる、適当に挨拶したあと、見えるのは俺の家のお隣さん、結構可愛い(ゴリラ基準)女の子が住んでる家だ、噂をすれば、手を振りながらおつかいから帰ってきたのか、女の子、エリサが来た。
俺も手を振り返し、一回挨拶する。
エリサが来て言う。
「ウッホッホウホホウホ」
「ウホホウッホ」
これが俺達のいつもの会話さ、なんで俺と会話してくれるかわからないくらい美少女(ゴリラ基準)なんだがな...
「ウッホウホホッホ?」
「ウホ」
「ウッホホウホウホウホッホ?」
「ウッホ」
そんなこんなで一緒に村を回ることになった。
エリサの家から歩くと次に見えてくるのはこの村に一軒しかない服屋だ、ゴリラが服を着るのかと聞かれたらこの世界ではイエスだ、エリサもフリフリの服を来てる、ゴリラだけど。
服屋で適当に二人で服を見た後、店番をしてる服屋の店主に一回挨拶をしたあとまた歩く、村とは言え、森の中にあるから木々が結構村の中にあるんだ、のどかでいいぞ?虫は多いがな。
次に見えてくるのは長老の家だ、今日も縁側でお茶をしている長老夫妻に挨拶したあと、また歩き出す。
その後、パン屋やバー、カマキャバクラ、八百屋、魚屋、謎の石像、本屋、等を見ながら歩いてく、そんなこんな見たり買ったりしているともう夕方だ、晩御飯の準備を買った後エリサと二人で歩いて帰る。
今日はエリサの家でご飯をごちそうになった、エリサの両親はいい人だ。
そうして自分の家に帰った後、窓を開け、隣のエリサと会話する。そうするともう9時頃だ、今日もいい1日だったな、と、俺は眠りにつくのだった。
この村に住むことになった経緯とかはまた機会があれば語ろうと思う。
じゃあおやすみ。
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