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23、たのしい報道

 皆様ご機嫌いかがでしょうか?私自身は絶不調の藤山です。車に乗って自宅へ戻る途中に急に腹が痛くなった…時刻はすでに午後11時を回りぽつぽつとある外灯がほんのりと自宅へ向かう国道を照らしている。しかし、腹が痛い、このままではいい大人になってしばらくたつ男が悲しみを背負うことになる。私は車のアクセルを強く踏み込み家路を急いだ。頼む間に合ってくれ。




就寝


 私は自宅でテレビを見ていた。時間帯は昼頃だろうか窓から陽光があたたかな光を差し込んでいる、特に何かを見るわけでもなくソファーに座りテレビを見ていると、見慣れた光景がテレビの中に写り込んだ。以前買い物に行ったお釣りを社会福祉に寄付するよく分からない店が画面端に写り込み、画面の中央に女性のニュースキャスターが神妙な面持ちで淡々と何かを話している。よくよくニュースを聞いてみると、

 「ここが先日焼死体が見つかった店の駐車場です」

なんか非常に物騒な話だった。しかし、そんな私の考えをよそに女性キャスターは続ける、

 「目撃者の証言によると、昨日午前11時30分ころ、駐車場内に駐車されていた車両が突然爆発、炎上し運転席に乗っていた男性1名が亡くなりました」

女性キャスターが話し終えると、続いてスタジオに画面が移り眼鏡をかけた男性キャスターがしゃべり始める。

「しかし、この一件当初は、事故と目されていましたが警察の調べによると現在は事件、事故の両面から捜査を行っているとのことです。また、捜査関係者からの情報では、被害者男性は損傷部分が顔面のみで他の身体部位には一切のやけど跡が見られないとの話もあります」

男性キャスターが話し終えると、次はその隣に座っていた元警視庁捜査一課長のなんとかという人物が自身の経歴が記されたテロップと共に画面に映し出され何かをしゃべろうとしたところで、私はテレビの電源を切る。

 (せっかくこんないい天気の日に近所で起きた不幸を見るのはやめだ)

私はソファーから立ち上がると風呂場へ向かう、風呂を洗うために。




起床


 昨日は危なかった…あと1分でも遅れていればいい大人が泣くことになっただろう、と何故か昨日の腹痛の件を寝起きに思い出した。あわせて今日は出勤時にそんなことにならないようしっかりと済ませることを済ませてから会社に向かうことを心に決めて。私はトレイへ向かった。

・通勤中トイレスポットが無い時は必ず自宅で済ませてから行きましょう(2敗)

・自宅でテレビを見ている夢ですが、なんだか夢がない話ですなぁ…

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