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18、たのしいトライアスロン

 皆さんお元気ですか、2、3日振りに自宅へ帰ることができた藤山です。やはり寝るのであれば布団でしっかり寝るのが一番だと思う、まぁ、そこにたどり着くまでに時間がかかるのが独身男性のつらい所でもある。

 午後10時、こんなに早い時間に寝れるなんて夢みたいだ…早く寝よう。



就寝


 私はなんやかんやありトライアスロンに出ることとなった。その話をどこで聞いたか知り合いの女性も参加したいと声を上げたのでインターネットで二人分の予約を行った。

 数日後、私は知り合いの女性と共にトライアスロンの会場へ出発した。場所はどこかの山奥であり、道中険しい山道を登っていく、ブチッという音と一緒に女性の悲鳴、声のする方に振り返ると知り合いの女性がかがんでいたため、私は駆け寄り、

 「どうかされましたか」

 「靴紐が切れたんです」

女性の足元を見ると紐付きの靴ではなく何故かサンダルを履いており、鼻緒の部分のプラスチックがちぎれているのが確認できた。しかし、行先は伝えていたのに何故サンダルで来てしまったのか、この後のトライアスロンはできるのだろうかと不安に思っていると、

 「とりあえず、靴を履き替えます」

知り合いの女性は山道に端に寄ると背負っていたリュックサックの中身をあさり始めた。私はこの後の道程や時間等をスマートフォンを取り出し確認しようとしたところ、

 「キャー」

悲鳴が山中に響いた、私はまたかと思って知り合いの女性の方を見ると、先ほどまで女性がいた場所から女性は居なくなっていた。慌てて女性の居た場所へ行くと、

 「たすけてー」

声がする方は、山道横の崖下だったことから慎重に覗き込むと、そこに倒れた女性が声を上げて助けを求めていた。

 私は持っていた紐や道具等で何とか崖下まで安全までに降りる、知り合いの女性を見ると大きな怪我はしていなさそうだが動けないようだ、私は女性に、

 「大丈夫ではないだろうが、何か必要なものはあるか」

と私は自身のリュックサックの中から傷薬等を取り出していると、女性は、

 「紙が欲しい」

と言ったので、私はこんなこともあろうかと用意していたA4用紙を100枚ほど手渡すと、女性は神妙な顔になり、

 「こんなに要らない」

と結構マジなトーンで怒られた。

 そんな気まずい雰囲気になっていると、私の背後に突然、会社の同期が現れ、

 「だからお前はだめなんだ」

と罵倒され私は内心はらわたが煮えくり返った。



起床


 目が覚めた。何故だかとても腹が立ってしょうがない、とりあえず台所に行きコップに水道水をなみなみと注ぎ、一気に飲む。ふぅ、落ち着いた。所詮は夢の中の話ではあるが、明らかに夢の内容のせいで目覚めが悪い…そして、こういう時に限って…私は時計を確認する。

 午前5時55分

私の起床時間は大体午前6時くらいだ、この時間だと二度寝はできない、腹の立つ夢を見ると大体二度寝ができない時間に私は起床する傾向にある。

 私はため息をつきながら少し早めの会社へ行くための準備を始めた。



・最近はケンコウテキナ生活のためか悪夢をみることは少なくなりました

・最近は仕事が酷く忙しくてケンコウテキナ生活を送るのが難しいですね

・今回の「知り合いの女性」については、まったく知らない人でした、毎度毎度いろんな人が出てきますが知っている人の方が少ないのは何故なのでしょうか?

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