表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/21

第二一話 三人での旅2 フリクセルの街


 新しいスキルを手に入れた私は改めて財宝を回収しようとして、諦めた。ウロボロスのエネルギーがかなりやばい状況である。具体的には八割が消失していて、修理と生命維持装置、氷を破壊する装甲でエネルギーが残り二割が生み出しているエネルギーと拮抗している。しかし、武装のほとんどは使用不能で弾薬も尽きている。襲われたら終わりに近い。追撃にやりすぎた。

 それでもなんとか航行は問題なく、無事に街に到着できた。向かう先の港町は巨大な防壁で覆われており、戦いの余波で起きた津波が塞げたようだ。まあ、あんな危険な可愛い悪魔のペンギンがいたらこれくらいはやるか。


「さて、港が完全封鎖されている件についてどうしましょう?」

「強行突破?」

「普通に接舷すればいいんじゃない?」

「まあ、そうですよね」


 防壁の高さとこちらの甲板の高さは甲板の方が高いくらいだから、ここから飛び降りたら問題ない。問題は防壁の上にあるバリスタやその近くにいる人達だ。彼等は明らかにこちらを警戒している。


「……問題は相手とのコンタクトだよ……」

「そうですね。リュミドラを砲弾で撃ち出しますか」

「残念ながら死んじゃうかも」

「ですね。ここは白旗でいいかもしれませんね」

「白旗?」


 この世界には白旗をあげて交渉や降伏するという概念がないのかもしれない。まあ、簡単な方でいきましょう。


「なにかある?」

「えっと、考えつかないよ……」

「まあ、正解は簡単なんですけどね」

「「え?」」


 二人が驚く間に拡声器を呼び出して口に近付ける。この拡声器はウロボロスのスピーカーとも繋がっているので音量を上げれば充分に声が届く。


「こちらウロボロス。戦闘する気はありません。商売をしにきました。寄港を希望します。返答は旗の色でお願いします。白なら許可。赤なら拒否でお願いします」


 これで問題ない。二人の顔をみると、こちらによってきてポカポカと叩いてきた。


「痛いです」

「お姉ちゃん、ひどい。知ってたのに教えてくれなかった」

「そうだそうだ~」

「ごめんなさい。でも、思考を止めないためです。常に考えておけば色々なことに対応できますからね」


 まあ、困った二人の顔が可愛かったのもある。ただ、このまま拗ねられても困るのでお菓子で機嫌をとることにする。


「カステラをあげるので機嫌を直してください」

「カステラ?」

「美味しそうだね」

「美味しそうではなく、美味しい、ですよ」


 ウロボロスの倉庫から机と椅子を取り出して配置し、その上に紅茶とカステラをおく。紅茶はカップに日本で買ったペットボトルの中身を移すだけの簡単な物だ。しっかりと入れる技術なんてないのでこれは仕方がない。


「さあ、食べてください」

「うん」

「どれどれ……」


 二人が一口食べてから、夢中になって食べ出していく。私はそれを見てから視線を港町の方へと向ける。向こうでも話し合いが行われており、それが終わったようで白い布が振られた。

 そんな訳で、船を防壁に接舷させる。後は飛び移ればいいだけだ。ウロボロスは解除して修理やエネルギーをためないといけないし、少しの間はこちらでいよう。


「行きますよ。カステラならまた後で食べさせてあげますから」

「「ふぁい」」


 頬っぺたを膨らませるまで食べていた二人の口をフキンで拭ってやりながら、二人が準備できるまで待つ。


「アリアはここで待機。リュミドラは私についてきてください」

「了解」

「うん。待ってるね。いってらっしゃい」

「はい。リュミドラ」

「任せて」


 リュミドラに抱きかかえてもらって、防壁に接舷して向こう側に飛び移る。相手側の騎士や兵士も集まっている。


「人で間違いないな……」

「ああ、モンスターじゃない……」

「失礼ですね。私達のどこがモンスターですか」

「これは失礼しました。いままでは海から来るのはモンスターだけでしたので、こちらに船がやってくることなどなかったのです」


 まあ、普通の船だったらペンギンに即座に沈められているだろう。港を完全に封鎖して防壁を作って警戒していたのは納得だ。


「それで質問なのですが……あの海の悪魔はどうなりましたか?」

「撃退しました」

「「「おおっ!」」」

「すげぇっ!」

「これで怯えなくてすむぞ!」


 大喜びする人達。彼等の心を覗いても本当に感謝しているのが伝わってくる。


「といっても、撃退しただけで殺すことはできませんでした。ただ、スキルは手に入ったので普通の海域に戻ったと思われます」

「それだけでも充分です。しばらく連中もこれないでしょう。ですよね?」

「確かに傷から計算して追撃も行ったのでしばらくは現れないでしょうね」

「なら問題ありません。それで商売にきたとのことでしたね」

「はい。商業ギルドで登録しようと思っています」

「畏まりました。それでは案内いたします」

「お願い致します。ところで、税金はどうしましょうか?」

「そちらについては商業ギルドに係りの者がおりますので、その者とお話しください(商業ギルドに全て任せてあるし、これで問題ないだろう。それに商業ギルド長は領主様だし、後のことは丸投げしておけばいい)」

「わかりました」


 一応、相手はこちらをどうこうするつもりはないようなので、リュミドラに護衛だけを頼んでおく。それにいざとなればウロボロスから砲撃すればいい。動かなければ機銃だけで充分に対応できるはずだ。それに機銃を召喚して戦うことはできる。




 案内されていてわかることは、湾岸施設は使われなくなってじばらく時間が経っているようだ。船も倉庫も老朽化され、降り積もった雪の重みで倒壊している物すらある。


「ここはあまり使われていないようですね」

「はい。北海の悪魔が現れてから数十年は使われていません。今使っているのは防衛施設だけですね(悪魔のせいで貿易どころか漁にすらでれていない。それに今回、撃退されたのなら新しく貿易ができるかもしれない。あの大きな船なら沢山の物を運んできてくれるだろう)」

「なるほど。私達は商売をしにきたのですが、別の大陸から来たのでこちらの情勢は詳しくわからないです」

「そうですね。現在アイスグラウンドはとても不安定な状態です。不作などによる食糧難がおきました。更にそこに北海の悪魔が現れて海上を閉鎖され、結果として国が崩壊しました。その後は各領地が生き残るために独自に主権を主張し、競い合っております」


 群雄割拠の時代となっているようだ。まあ、食糧難で貿易もできなければ他の領地から奪い取らないといきていけない。そもそもが寒冷地であり、食糧生産には向いていないのかもしれない。海から魚を取れればまだどうにかなったのかもしれないが、そこで北海の悪魔が邪魔をしたということだろう。


「あの山脈は超えられないのですか?」

「アイスベルグ山脈は頂上がダンジョンになっております。頂上には氷結の嵐が吹き荒れています。おそらく、それを操っているであろう巨大な狼がいるらしいです。伝承で伝わっているだけなので詳しいことは一切わかっておりません。ただ、領域に入らなければいいだけなので海が開ければ問題ありません(手出しをして滅びた国がいくつもあるらしいし、このアイスグラウンドを作ったのもその狼だと言われている)」


 神話のような存在が住んでいるということだろう。どちらにしろ、俺にとってはどうでもいいことだ。何故なら俺は海の人間であり、海兵なのだから。こんなことを思いながら、案内されて港から出て街へと移動する。

 街は煉瓦で作られており、煙突からは煙がでている。そんな中世の街中の中心部にある大きな建物に入っていくようだ。

 リュミドラは俺の後ろでいつでも銃や爪を使って戦えるように戦闘態勢を取ってくれているので、安心して任せられる。一瞬の隙さえあれば大量の四連装機関砲を召喚して制圧してしまえばいい。


「こちらが商人ギルトと行政府になります」

「ありがとうございます」


 扉を開けて中に招き入れてくれる。そのまま進んでいくと、係りの者がすぐに案内してくれる。中は人があまりおらず、閑散としている。カウンターの中に入って奥へと進み、階段を登っていく。そして、奥の部屋の前で案内の人が止まり、ノックをして返事をもらってから入る。


「失礼します」


 俺とリュミドラも共に入る。部屋の中は執務室のようで、机とソファーなどがセットしてある。その中に銀髪の初老の男性が立って待っていた。


「初めまして。私はこの街の領主と商業ギルドのギルドマスターを兼任しているホーカン・フリクセルという。どうかよろしく頼む」

「ご丁寧にありがとうございます。私はリディア・ヒメラギといいます。どうぞよろしくお願いいたします。こちらは護衛のリュミドラ・ヒメラギです」


 苗字は俺の物を使っておく。リュミドラも妹だから問題ない。


「どうぞ、お座りください」

「失礼します」


 ソファーにホーカン・フリクセルと対面で座る。リュミドラは私の背後に立つ。相手側も護衛がついている。


「なんでも、北海の悪魔を倒してくださったとか……(こんな子供達が倒したとは信じられないが、あの船の力だろう。だが、事実なら非常に助かる)」

「はい。しかし、逃げられてしまいました。ですが、手傷を負わせましたので当分はもどってくることがないと思います」

「そうですか。それはとても助かります。一応、調査させていただいても構いませんか?(調査して確かめねば信じられない)」

「ええ、構いませんよ。信じられないと思いますので」

「ありがとうございます。それで今回のご用件は商売とのことでしたが……」

「商会を作ろうと思っています。それで商業ギルドに登録するか、ただ普通に商売だけするかはまだ悩んでおります。なにせ基本的に海にいて大陸を移動するので、あまりメリットがありませんので」


 商業ギルドに登録するメリットは商品を降ろしてもらえたりすることだろう。後は情報。だが、逆に年会費など税金が結構発生するはずだ。


「確かにそうでしょうね。北海の悪魔を退けられる船ならば大陸間の移動すら可能でしょう。おそらく、莫大な利益を生むことになるでしょう」

「はい。ですが、ギルドに入るメリットがあまり考えられません。上から面倒な命令をされる場合もあるでしょうし。それと私は心の中を読める祝福も所持しております」


 俺がそういうだけで、少し考えてから両手をあげた。


「……わかりました。面倒な交渉はなしにしましょう」


 こちらが本当にそんな祝福を持っているかはわからないだろうが、俺が発言することで相手は配慮する。それに商人としては素人なのだから、これでいい。


「要求は?」

「商売の許可、港の優先使用許可、免税、店の土地と店員ですね」

「免税は勘弁してほしい。支払いは食料でかまわないので……」

「わかりました。免税はいりません。代わりに後ろ盾と税金は一割固定。これで仕入れなどの手間賃としてお願い致します」

「商品の代金は支払っていただけるので?」

「もちろんです。用意していただく手間賃だとお考えください。そちらの営業努力次第で税金は増えます。私達の利益から一割が入るのですから」


 税金の一割は高いと思うかもしれないけれど、相手に商品を用意させてそれを向こうに降ろして出た利益の一割を支払う。これのえげつないことは初期費用が相手持ちであることだ。そして、売上から相手に税金分の一割を支払う。こちらが完全に優位な物だ。


「それは無理ですね」

「ですよね」


 色々と話し合って、入会費と事務手数料、年会費の初年度を無料にしてもらい、店舗と湾岸施設の優先使用権と倉庫、店舗をもらうこと、後ろ盾になることで同意した。それと年会費はランクごとに変わるらしい。


「では、この書類を書いておいてください。おい、すぐに出せる船を用意しろ」

「ギルドマスター、残念ながらまともに動く船があるかどうか……」

「そういえばほとんど解体して素材にしていたな。すぐに直せる船を直してどうにかするように通達だけしておいてくれ」

「はい」


 渡された書類をしっかりと読んでから、書いていく。契約内容も問題ないのでこれで受理された。商会名はヒメラギにしておいた。名前を考えるのが面倒だからだ。


「ところで食料はどれぐらいあるかね?」

「少々お待ちください」


 心の中でリディアを呼び出して、食料について聞いてみる。


『麦とかをトン単位での入手は流石に時間がかかりますね』

(栄養価の高いレーションとかで誤魔化そう)

『それがいいかと』

(ありがとう。用意を頼む)

『はい』


 会話を終えて、思い出したかのように装う。基本的に用意してあるのは胡椒や砂糖、塩など調味料だ。倉庫の目録を脳裏に映してみて確認すると面白いのがあった。


「お待たせしました。食料ですが、まず数はありません。用意するのに少し時間がかかります。私達の船はかなり巨大なので倉庫もそれなりの大きさとなっているからです」

「なるほど……」

「すぐに出せるのは胡椒、砂糖、塩です」

「調味料ですか……本来は嬉しいのですが……」

「ええ、今は必要ないでしょう。ですが、ここで現在私達が大量に、それはもう大量に所持している肉があります」

「それはまさか……(北海の悪魔共か?)」

「その通りです。小型のですが、死体が大量にあります。食べられるかはわかりませんが、どうなさいますか?」


 一瞬だけ表情が変わった。心の中が読まれたのがわかったのかもしれない。


「解体すれば食べられるはずです。ぜひお願いします」

「わかりました。解体は任せますので、妥当な値段でお願いします。それと塩や胡椒も売るので、それで保存食を作るのもいいでしょう」

「はい。他にも武器はありますか?」

「武器ですか?」

「食料があるとわかれば他の領から襲撃が考えられますので……」

「海からサルベージした物しかありませんね……ですが、必要数をおっしゃって頂ければ購入してきますよ……あ」

「どうなさいました?」

「ありました。少し古い奴でもいいですか?」

「もちろんです」

「では武器も用意しましょう。査定の準備をしてお待ちください。まずは肉から処理しましょう」

「そうですね」


 こちらは子供の姿だというのにちゃんと対応してくれるので、便宜は図ろう。これから日本の品を売り払う時に利用させてもらうのだから。


「では、よろしくお願いいたします」

「こちらこそよろしくお願いします」


 互いに立ち上がってから悪手し、ギルドの職員の人達と一緒にウロボロスに移動する。ギルドの人は他のギルドから応援を呼んできたようで、ウロボロスをみて驚いている。


「ところでどうやって運びましょうか」

「あ~防壁が邪魔だね」

「ですね」


 防壁は港の入口を塞ぐようにして作られているし、開閉できるような仕掛けもない。本当に後先考えずに守るためだけに作られたようだ。いっそ砲撃でぶっ壊した方がいいのかもしれない。


「いっそ空輸する?」

「最終手段ですね」

「もしくはスノーエンデから搬入させるか」

「あそこで手に入れた武器を渡すつもりですから、ばれる可能性は大きいですね。そうしましょう。でも、今は面倒ですが防壁にスロープや板をセットして人力で運んでもらいましょう。甲板の掃除もしないといけませんし」

「だね~」


 ウロボロスに戻ったので、思念操作でスロープを防壁の上にかける。来た時、やらなかったのは敵になった場合に備えてだ。一応、甲板以外はロックして中に入れないようにする。甲板には倉庫から大量のペンギンの死骸をだす。甲板は血だらけだったり、所々壊れているのでいまさらである。


「それでは皆さん、よろしくお願いします」

「「「はい!」」」


 連れてきたり、来ていた人達に解体と掃除をお願いする。アリアは中でいるので、とりあえず置いておく。今はギルドマスターと話そう。


「(すごく巨大な鉄の船だ。このような物があるとは……よもや、神器か……)」

「神器かどうかは知りません。ですが、我が国に伝わる代物ではあります。まあ、それはおいておきましょう。聞きたいことがあります」

「なんだね?(やはり読まれるか)」

「スノーエンデという街は知っていますか?」

「ああ、知っている。あそこは我が国の首都だったのだが、吸血鬼に滅ぼされ、支配された場所だ。我が街も毎月生贄として若い娘を差し出している」

「なるほど……」


 あのネージュはいくつかある国のお姫様だったみたいだし、そういうことなのだろう。しかし、それなら伝えた方がいいだろう。やはり、ばれるのは時間の問題なわけだし。


「でしたら、生贄はもう必要ありませんよ。その吸血鬼は私達が討滅しましたから」

「誠か!」

「はい。完全にきっちと復活する可能性もないぐらい消しました」

「それは朗報だ! して、姫様や生き残りは……」

「いません。全て殲滅しました」

「っ!?」

「相手は吸血鬼だから、仕方ないよ。それにちゃんと供養したんだよ?」

「ええ、輪廻の輪に戻っています。きっと来世では幸せになるでしょう」

「そう、だな……解放されたのだから、それでよしとしよう。ありがとう。して、街は……」

「あそこは私達の拠点として改造しました」

「う……」

「返しませんよ。ですが、管理してくれるというのなら任せるのは構いません。どうせ私達は基本的に海にいますので」


 正直言えばみんなが私と一緒に来るということで、ウロボロスで生活することになる。そうするとせっかく作った拠点がもったいない。それにやはり、海での生活が嫌になる子もいるだろうし、拠点は必要だ。だが、問題はそれを管理する人手がないということにほかならない。


「わかりました。そういうことでしたら、こちらで管理させていただきます」

「そちらで自由に作ってもいいですが、城と崩壊した街はそのままにしておいてください。訓練に使いますので」

「はい。それとスノーエンデなら、入港できるのでしょうか?」

「可能です。ですが、普通の船は無理ですね。なにせ崖を削って無理矢理作りましたから」

「なるほど……でしたら、一般の船はこちらの港を使い、そちらはスノーエンデでお願いします。そうなれば積荷の荷降ろしも楽でしょう。最後にお願いがあるのですが……」

「なんですか?」

「防壁の一部を破壊して欲しいのですが、可能ですか?」

「もちろん、可能です」

「では、お願いします。できればあまり壊しすぎないようにお願いします」

「いいですよ」


 ウロボロスの演算能力で計算して、重力弾頭で穴を開けたらいいだろう。後は通る予定の船の大きさを聞けばいい。船の大きさを聞いて、それが二隻通れる大きさにして計算する。これで後は実際に行うだけだ。


「では、調査が終わり次第……って、船がないんでしたね」

「それでしたら、このまま軽く調査に移りますか? 船の上で解体していればいいので」

「よろしいのですか?」

「もちろんです」

「では、お願いいたします」


 相手からしたら、こちらの戦力も測れるしいいことだろう。こちらとしてもそれぐらいは問題ない。というわけで、合図を送るふりをしてウロボロスを動かし、ペンギンさん達のいた場所まで航行していく。もちろん、敵は微かにしか存在しない。その微かな敵もこちらの大きさに恐れをなして近付いてこないので安全なクルージングとなった。







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ