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第十六話 城での訓練





 寒空の下、皆が寝静まっている間の自由時間でお城で一番高い塔の上にでて椅子と小型ガスバーナーコンロを設置し、鍋を置いて火を沸かします。

 沸くまでアウトドアの椅子に座りながらランタンの灯りで日本から持ち込んだ本を読んでいきます。

 日本はこちらの世界と違って、科学技術が進歩して信じられないことに世界の秘密を解き明かしています。その力はこちらでも十分に通用します。それはまるで世界の根幹が同じみたいにです。もちろん通用しないものもありますが、それでも類似するものが多いです。生物とかは全然違いますけどね。ましてや、こちらは神様の加護が直接得られるのですから。

 っと、こんなのは歴史学者や神学者の人達が考えることです。私にはこの本を読むことが大事です。

 さて、私が読んでいる本は栄養学や病原菌など衛生面についての本です。私達は今までお金や飢饉などの都合で成長に必要な食糧が不足していました。いまでこそそれなりに食べられていますが、どうしても偏りがでてきます。それを是正しなくてはいけません。

 城の本館の外壁にモルタルを塗りつけて隙間風が入らないようにしつつ、断熱材を貼り付けることで温度を外に洩らさないようにしました。

 それと猫を放つことで病原菌の運び屋たる鼠の処理は順調です。殺虫剤をまくことで城に潜んでいた虫も粗方始末できましたので、後は蜘蛛の巣の撤去や死体の片付けですね。これらも病気の元になるのでしっかりと掃除しないといけません。

 しばらく本を読んでいると、空から光が射しこんできました。私は自分の桃色の髪の毛を手で押さえながら空を見上げます。

 この城と滅んでいる雪に埋もれた街の場所だけが、分厚い灰色の雲がまるで避けるかのようになく、太陽がのぞいていて光が射しこんできます。

 これは薫さんが張った結界のせいでしょうが、私達は太陽の恩恵を受けられます。そのおかげでお城の雪も大分溶けています。街の方も溶けてはいるのですが、雪の重みで倒壊した場所や雪解け水で沈没したところもあります。


「っと、定時ですね」


 軍用の暗視機能などがついた双眼鏡で周りを確認します。サーモグラフィーにも熱源反応はなし。今のところは問題ありません。

 一応、結界があるのでモンスターやアンデットに侵入されることは滅多にないでしょうが、それはあくまでもモンスターやアンデットです。人や動物には反応しません。ですから、目視による監視が必要なのです。まあ、高性能な双眼鏡のおかげで定期的にみれば相手が接近できないほどの長距離を確認できるので数がすくなくても問題ないんですけどね。

 私一人では辛いので、リュミドラ達と交代で見張りについています。しばらくしたら赤外線の監視装置を取り付けたいところです。

 しかし、そうなると発電機が必要ですし、まずは電力からになります。まあ、太陽光発電をすればいいのでしょうけれど、太陽光パネルは流石に簡単に手に入らないようですから、注文をお願いしてあります。後、車とかも欲しいです。一応、警備用もかねてスノーモービルをお願いしてありますけどね。


「今のところは異常なし」


 報告書に記載してから読書に戻ります。妹達が起きてくるまではこれでいいのです。

 沸かしたお湯でコーヒーを飲みながら1,2時間ほど経つと妹達が起きてきて交代の子がやってきます。


「おはようございます」

「おはようございます~」

「寒いですからしっかりと着こむように。後、スープや麺とかもありますので、好きに食べてくれていいですからね。もちろん、食べ過ぎは駄目ですがね」

「はい~」


 双眼鏡やインスタントのあったかい飲み物を渡して引き継ぎをします。見張りは外で寒いのですが、食べ放題みたいなものなので人気です。

 引継ぎが終れば食堂に移動します。

 食堂には大きな長いテーブルがあり、これはここの元の住人達も使っていたようなので綺麗に拭いて磨いてからテーブルクロスを取り付けて使用しています。

 テーブルの上にはすでに料理が並べられています。ボールに入れられた日本のサラダとパン、バターやジャムが置かれていっています。


「スープできた?」

「コーンスープできたよ~」

「魚は~?」

「今焼いてる!」


 炊事係の子達が一生懸命に皆の食事を用意しています。私が綺麗にした厨房に入ると、すぐに妹達がよってきます。


「味見、お願い」

「はい。すこし塩をたしましょう」

「お塩、もったいなくない?」

「大丈夫ですから、気にしないでください」


 海が近いのですから、塩を作るのは簡単です。質のいいものも日本の知識から得られるでしょうしね。


「じゃあ、次は今日の献立だけど……これでいいかな?」

「はい、拝見させていただきますね」


 今日のお昼はラーメンで夜はお鍋ですね。つくねと白菜、蟹、昆布などなど。そう、蟹鍋です。日本の料理本をこちらの言葉に直して絵を貼り付けて作った本を炊事班に渡しています。蟹鍋は美味しいらしいので、とても楽しみです。


「これで問題ないですよ。調味料もしっかりと用意してありますし、最初はレシピ通りにやってそこから少しずつ調整してくださいね」

「「「は~い」」」


 厨房を後にして、皆が寝ている部屋に移動します。そこでは寝袋に入って床に引いたマットの上にいたり、ハンモックで寝ていたり、暖炉の番をしていたりします。


「さて、と」


 フライパンとオタマを取り出して叩いて音をだし、みんなを起こします。カンカンと鳴る音に皆が寝袋からでてきます。それはあちらの世界でみたゾンビみたいです。


「朝ですよ。皆、起きて顔と手を洗ってきてください。送れたら朝飯抜きになりますからね」

「「ふぁ~い」」

「「いそげ~」」


 アリアも含めて着替えてから皆がとてとてと走っていきます。それを見送ってから送れている子を起こして一緒に洗面所に向かいます。洗面所は室内にはありますが、寒いので大変です。水は温めてお湯にしてどうにか使えるようにしていますが、それでもきついものはきついです。

 妹達の顔や手をしっかりと洗っているかを確認してから食堂で食事をとります。ジャンバーなど厚着をしているのでなんとかなっていますが、不思議と体調不良がでていません。まあ、助かるのでよしとしましょう。


「さて、いただきましょう」

「「「いただきま~す!」」」


 食事がはじまればとても賑やかになります。といっても、取り合いは許しませんし、食べ過ぎも許しません。もちろん、残すのも駄目です。ですが、体調を考慮して無理矢理食べさせることもしません。まあ、しっかりと食べきってくれるのですけどね。


「お姉ちゃん、おかわり、だめ?」

「駄目です。これから動くのですから、お腹いっぱいではなく、少しすいてるぐらいでいいのです」

「……わかった……」


 ペリトの金色の髪の毛を優しく撫でてから、他の子にも注意します。好き嫌いなく、しっかりと食べてもらいます。



 食事が終わればどうしてもはずせない子達以外、全員で運動をします。暖かくしてマットを敷き詰めた室内に移動します。そこでストレッチから初めて筋力トレーニング、CQCと呼ばれる軍隊格闘術をはじめ、体術を勉強します。教本はちゃんとインターネットで取り寄せたものを使います。

 基本的にリュミドラがどんどんマスターしてくれたので彼女を中心に海兵隊の妹達がしっかりと習って、他の子達にも教えていっています。

 私は基本的に日本に伝わる合気道を使っています。何故かと言われたら、それがもっとも私の祝福と相性がいいからです。


「リディア姉ちゃん、ボクと勝負だよ」

「いいですよ」


 リュミドラが瞬く間に接近して飛び蹴りを放ってきます。それを半歩避けて、足を掴んで後ろに叩き付けます。しかし、すぐに方足をついて飛び込んでくるので、そちらもリュミドラが動く前から避けて首がくる位置に手を添えておきます。


「ぐえっ!? げほっ!?」

「はい、私の勝ちです」


 少し離れてから後ろをふりかえると、リュミドラはこちらを睨んできます。ですが、しかたありません。獣人の一撃をただの人である私が受けたらよくて骨折で、悪ければ吹き飛びます。ですので、最適解は相手の思考と動きを読んで逸らしてその力を返すことです。そしてまともにダメージを入れるにはやはり人体の急所を狙うのが一番です。


「普通はすぐに動けないんですが……」

「頑丈さなら負けない!」


 突き進んでくるリュミドラをいなして投げ飛ばしつつ、顎を狙いますが噛みつこうとしてきたのでやめて頭を軽く蹴っておきます。


「キャインッ!? くぅ~まだまだぁっ!」


 今度はフェイントをいれてきますが、思考と身体の動きを読めば対応は容易いです。いえ、嘘です。速度の違いで全然違います。あちらの世界では性能の差が絶対的な違いではない。といいますが、それでも限界はありますからね。

 リュミドラとの対戦を何度か繰り返してから、妹達にも教えていきます。アリアも拙いながら一生懸命に覚えていってくれています。護身術は大事ですからね。本格的にやらないといけない海兵科の子達以外は護身術程度でかまいません。





「そろそろ休憩にしましょう。お昼ご飯まで自由時間とします。ただしクールダウンは忘れずに」

「「「ふぁ~い」」」


 皆が汗を大量にかいてぐったりと倒れています。私はタオルとスポーツドリンク、みかんの缶詰を用意して皆に配っていきます。美味しそうに食べていってくれています。


「お姉ちゃん、あ~ん」

「はい、あ~ん」


 アリアからみかんをもらってから、彼女の汗をふいてあげます。しかし、汗の臭いがきついです。前はそんなことをなかったのですが、日本でしばらく生活すると我慢できなくなってきます。身体をお湯で濡らしたタオルで拭くだけでは限界ですね。やはり、お風呂を作りましょう。たしかお城の設計図を作った時、確認しましたし使えるようにすればいいでしょう。


「では、ゆっくりと休憩していてください」

「お姉ちゃんはどうするの?」

「私はやることがあるので、これから作業をします」

「元気だね~」

「他のところから力を得ていますからね。アリア達はしっかりと休んでくださいね」


 ウロボロスと接続しているので、体力の回復などははやいです。ですので動き続けることができます。この身体は変身した状態だとアバター扱いだからです。





 休憩している皆を置いて風呂場に移動します。風呂場は残念ながら蒸し風呂だったようなので、作り直します。蒸し風呂はそのままにするので、風呂場をさらに拡張することにします。

 まずは安全を確認してから壁を四連装機関砲を鈍器にして壁を破壊し、広さを確保します。

 モルタルで周りを調整して耐熱煉瓦を設置します。同時に壁の一部を四連装機関砲で破壊してパイプを設置して排水施設を作ります。

 これで使い終わった水は捨てられるので次は浴槽を作ります。


「お姉ちゃん、ご飯だよ~」

「ごはん」

「わかりました。すこしだけ待ってください」


 しかたないので携帯シャワーと加熱用の複数のコンロ、その上に巨大な鍋を置いて携帯シャワーのタンクに入れられるようにします。これでお湯がながれてくるので問題ありませんね。


「ではご飯にいきましょう」

「はやくはやく」

「楽しみ」


 食堂で食事を食べたら、続いてお城の訓練所にでます。外なので完全装備です。ダウンジャケットにヘッドフォン、マフラー、ズボンです。


「では、これから銃器を使った訓練を行います。全員、気を付けて訓練してくださいね。今日使うのは狙撃銃のSV-98です。目標は設置しておきました。海兵科はこれで練習してください。砲術科はM4A1のアサルトライフルです。実弾を使うので必ず味方の人に向けないように。それと海兵科は両方覚えてもらいますし、その後はペイント弾を使った模擬戦をします。成績が良い人にはデザートが一品増えます」

「「「っ!?」」」

「場所は滅びた城下町を使いますので、気を付けてくださいね。それとヘルメットもちゃんと着用するように」


 注意をしてから弾薬を取り出して、銃を配っていきます。私も一緒になって訓練していきます。撃って撃って撃ちまくります。反動はそれなりにありますが、皆はダンジョンを一回攻略できているので、子供でもある程度扱えます。流石にプロのようにはいきませんけれど。

 模擬戦は私は参加せずにお風呂を作ることに専念しました。あちらはリュミドラに任せておけばいいのです。馬鹿みたいに弾薬とペイント弾を消費しましたが、大量に購入しているので問題ありません。

 終わった後は作った簡易のお風呂で選択と身体を綺麗に洗ってもらいました。



 数日後、ペイント弾での模擬戦は遊びとして想像以上にはまったようで、自由時間などの皆の遊びがこれになってしまいました。私も廃墟を使った市街戦で無双というのをやってみたら、みんな隠れるのもうまくなっていきました。雪の中に同じ色のシートを使って潜んだり、足音や銃声で場所を把握して狙撃したり、囮やトラップを使ったりしています。それとソーラーパネルつきのアイパットで動画をみせたら、どんどん吸収して実戦していきました。


『どう考えても特殊部隊の訓練だな』

「そうですね。あ、一人やられましたね」


 薫さんと話ながらお城の塔の上から城下町で行われている対戦を見学しますが、リュミドラがやはり一人だけ抜けています。彼女一人で12人を倒しています。指揮官はアリアですが、今のアリアではどうしようもないのでこちらで協力します。


『トランシーバーの使い方は教えてあるよな?』

「もちろんです。これより私が指揮をとります。いいですか、まずは……」


 上からしっかりと確認して指揮をすると、リュミドラも含めて策にはめて封殺してあげました。当然、リュミドラには拗ねられましたが、策を打ち破ってもらわないと困りますので、このままです。逆にアリアには指揮官としてしっかりと勉強してもらいます。


『アリアは全体の指揮官で、リュミドラが前線指揮官だな』

「それがベストでしょうね。優秀な猟兵になってもらいます」


 薫さんが戻るまでにしっかりと準備して防備を整えましょう。その後は艦載機を飛ばしてもらって近場の探査ですね。その結果次第で色々としましょう。


「ここの防備も整えないといけませんし、砲台くらいほしいですね」

『いっそのことこの近辺の街や村を爆撃するか?』

「流石にそれは……」

『冗談だ。敵対したら容赦はしないが、いまのところは偵察だな。それに何時までも食料支援はできないし、銃弾の制作もしたい』

「銃弾はウロボロスのシステムを使えばできるじゃないですか」

『材料は必要だ。買取は必須だな。そういう意味でも商人になるのはいいと思う』

「私は傭兵もありだと思いますよ。やはり、皆を守るためには権力は必要ですから、その手段としてですが」

『しかし、それだと犠牲がでる可能性もあるが……』

「それは仕方のないことです。日本と違ってこちらは完全な弱肉強食の世界ですから。奪われたくないなら、力をもって抗わないと全てを持っていかれます。私は身を持って経験していますから。ですが、どちらにしろこれは提案なので、決定権は薫さんにあります。どうするかは自由に決めてください」

『なら、とりあえずは商人として活動する。ここを拠点として開発して、防備も整える。こちらからは仕掛けないが、売られた喧嘩は買うこととする』

「わかりました。その、未来を読めば確実ですが……」

『却下だ。緊急性が認められない』


 ああ、本当にそう思ってますね。私の身体のことをすごく心配してくれています。これでは強くいうこともできません。大事にされるというのはいいことですが、未来をみれるというアドバンテージを捨て去るのはどうかと思います。


『安心しろ。普段は未来を読まなくても、緊急事には読んでいい。その状態からどうにかできる手段を講じられるように戦力の充実ははかる。まずは発電機とかだな。大型のソーラーパネルなど発電装置の購入をすすめている。それが終れば人手を増やして大砲などを作ろう』

「そうですね。目指すは軍隊に襲われても殲滅しきるだけの火力と防御力ですね」

『そして、直後に報復だな。火の海に変えてやる』

「キノコ雲がみてみたいです」

『冗談でもやめろよ』

「まあ、そうですよね。核兵器は禁止ですよね」

『動力としても問題あるからな』


 そもそも英雄などの人達には防がれそうですけどね。人を外れた人が多いですから。薫さんもそうでしょうけれど。


『まあ、それに撃ち殺す相手はちゃんと用意されているんだから、好き好んで同族を殺す必要はないさ。モンスターを殺していけばいい。早くミサイルの嵐や銃弾をばらまきたいな』

「トリガーハッピーですか。やめてくださいよ、それこそしゃれになりません。そっちでは逮捕されてしまいます」

『わかってい……あ、誰かきた。勧誘か?』

「勧誘は断ってください。それと知り合いや親族を名乗る人は相手にしないでくださいよ。どうせお金が目当てです」

『だよな』

「まあ、あれです。お金を支払うかわりに女の子を差し出してくるのなら、のってもかまいませんが……」

『それ、人身売買じゃないか……』

「こちらでは普通ですから。私は嫌ですが……それに結構たまってるんじゃないですか? 処理するの大変だったんですよ」

『やめてくれ!』

「私の身体を楽しんでいたのですからいいじゃないですか。どちらにせよ風俗というのにいってもいいですし、妻を別に作ってもいいですよ」

『でも、それって面倒だろ』

「確かにそうですね。私達は入れ替わるのですから、違和感に気付かれてしまいます」

『どちらにしても、気が向いたらだな。俺はいまのところリディアがいればいいし、貰った女の子の身体でいれば結構楽しいし』


 吸血鬼になりかけていた女の子の身体をもらったんでしたね。正直言って彼女には感謝しています。なぜなら、私が向こうにいった時も女の子の身体になれるのですから。


『ナンパが難点だけどな。っと、どうやら本当に知り合いがきたようだ。また後で連絡する』

「わかりました。最後にシャワーは用意しましたが、お風呂が欲しいので作り方を調べるか作って渡してください。大きいのがいいです」

『了解。任せてくれ』

「お願いいたします」


 これでお風呂の問題は解決です。皆に撤退指示をだしてカレーを食べましょう。カレーはとても美味しい食べ物です。そして、夕食後はケーキをみなで食べて優雅に読書をしましょう。





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