恋心②
しばらくして川上さんがシャワー室から出てきた。
「メガネありがとね。」
「あ、いえ……」
メガネ渡したものの、くもるからと言って結局机の上に置いた。
「……っ。」
やばい。意識した途端顔見れない。
「鈴音さん?」
心配した川上さんはこっちに近寄ってきた。
「あ、え、っ、」
「顔赤いけど大丈夫?」
「……うんっ……」
その後川上さんは無言になってしまった。
そしてそのまま私を抱きしめた。
「こーゆーこと、されたんでしょ?」
さっきのこと怒ってるのだろうか。
「鈴音さんこっち向いて」
川上さんの方を見た途端キスされた。
「ん……っ。」
やっぱり大人なんだな、川上さんは。
「川上さん……なんで……」
「ナイショ……」
ベッドに押し倒され、キスをされる。
自惚れてもいいのかな。川上さん……
しばらくキスしてたものの、川上さんが我に返った。
「あ、鈴音さん……ごめんなさい……その……」
私の首にキスマークをつけたらしい。
「……川上さん私川上さんのことが好き」
「……え?」
「好きなんです。」
「……あ、え……?」
川上さんはしばらく考えた。
《プルルルル……》
「川上さん電話……」
「あ、うん。ごめんね。」
川上さんは電話に出た。
私……何いってるんだろう。バカみたい。
迷惑……………かけちゃったな、