表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/12

川上裕樹①

「……ん?」

起きると目の前に川上さんがいた。


「か、わかみさん!!?」


「あ、鈴音さんおはよう。」

うっそ、寝顔見られたってこと!?


「お、はよう。」

あー恥ずかしい恥ずかしい!!


「何か飲み物買ってくるけど何飲みたい?」


「……紅茶」


「はーい。行ってくるね。」

川上さんはお財布を持って、事務所を出た。


「はあああ……死にたい……」

寝言で変なこと言ってないといいな…。



しばらくすると戻ってきた。

「ただいま〜」


「お帰りなさい。」


「はい、どうぞ。」


「ありがと。」

川上さんは……私みたいな子仕事以外に関わりたくないよな……。


「鈴音さん?」


「えっ。」


「どうしたの?考えごと?」


「まぁ、そうですね」


「仕事のこと?」


「……なのかなぁ。」

とりあえず、帰るとするか。

これ以上川上さんに迷惑かけられないし。


「じゃあ私帰りますね」


「送ってくよ。心配だからね。」


「でも……」


「いいのいいの。」

こうして私はいつも通り車に乗った。



****



「明日は仕事休みだし学校?」


「そうですね……」


「学校楽しい? 」


「いや……そこまで。」


「僕の前では無理しなくていいからね。」


「うん。」


「じゃあ、気を付けてね。おつかれ。」


「はい、お疲れ様でした。」

私は車から降りてお辞儀をし、マンションの中に入った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ