表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/39

16


 私が泣きやむまで付き合ってくれた美雪は、帰り際に私は二人が幸せになれるなと思ったことは協力するけど、それ以外は力になれない。ごめんねと言って笑った。


 美雪の存在がありがたい。本当にいい友達を持ったと思う。春花にとって私は完全にフレネミー?とかいういい迷惑な友達になってしまった。謝罪したい気持ちもあるけれど、それは出来ない。堀内君を好きでいる内は。

「といっても、ごはん友達なんだけど。」

ひとりごちてみる。夜にコンビニ、アイスはお決まりの二個。それでもいいと思えた。


 独りじゃないから淋しくない。だから一人でも恥ずかしくなんかない。私は私の気持ちを、私の心をもっときっと大切にしてもいい。スピリチュアルな世界のことみたいだけど、本当に。



美しいまま全て終われたのなら、黒い世界は見られなかった。きっと、好きなだけ好きで居続けることは苦しくても無駄じゃない。そう思えるようになるように願って。




 御心には適わない黒い思いですが、幸せになりますように。

アーメン。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ