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スイマーは丸坊主?

 この日の練習が終わり、麻奈と蘭と菜月と聖はプールサイドを離れ、更衣室へと向かった。


そして、更衣室に入るなりいきなり蘭が、競泳水着の上部分だけを脱ぎ、大きな胸を露出させた。


「ぷっはぁ~ この時の解放感がたまらないわ~」


胸を出した蘭は、まるで先程まで胸を締め付けられていたかのような感じで、その締め付けていたものから解放されたという気持ち良さでいた。


「全く、蘭さん、着替える時ぐらいは、身体を隠してくださいよ」


「あら、別に良いじゃないの。ここには女4人しかいないのだから」


「だからと言って、その勢いで全裸になろうとするのは止めてくださいね」


「も~う、そう言っちゃって…… そんなに私のおっぱいが気になるの? だったら触っても良いわよ。私の大きなおっぱいを」


「なんでそうなるんですか!! 触りませんから!!」


大きな胸を、まるで自慢をするかのように、蘭は菜月に見せつけていた。


「あら、そう言っちゃってぇ~ 菜月ちゃんは私ほどおっぱいは大きくないわね。だから羨ましいんじゃないの?」


「って!! ちょっと蘭さん!! いきなり私の水着を脱がそうとしないで下さいよ!!」


そして蘭は突然、菜月の競泳水着の上部分を脱がし、露出された菜月の胸をいやらしい眼つきで見た。


「誰が脱がそうが、別に変らないじゃないの? どうせ脱ぐんだ・か・ら」


「好んで脱がされたいって言う人がいると思いますか? 普通はいないですよね」


菜月が着ていた競泳水着を腰付近まで降ろした後、菜月の競泳水着を掴んでいた蘭の手を振り払うように離させた。


「皆が皆そうとは限らないわよ。中には好んで脱がされるのが好きな人だっていのよ」


「そう言う人は、変態という人達です」


菜月は、競泳水着を腰付近まで脱ぎ、上半身裸の状態で、タオルで濡れた身体を拭きながら蘭と話をしていた。


一方蘭は、菜月と話をしながら、着ていたと言うより穿いていた競泳水着を、スラッとした綺麗な足を通し脱いでいた。


 そして、競泳水着を脱ぎ終え、一糸纏わぬ全裸となった蘭は、そこから自分のロッカーに行き、先程まで着ていた濡れた競泳水着と身体を拭くタオルを取り換えた。


そして、タオルを手にした蘭は、そのまま身体を隠す事もせず、菜月や麻奈や聖がいる方に身体を向けて、濡れている髪の毛を拭き始めた。


「そういや蘭さん、以外にも下の毛は全部処理していないんですね」


蘭が濡れている髪の毛を拭いていた時、菜月はふと、蘭の下半身の濡れて滴が垂れ落ちる陰毛に目が行っていた。


「キャア! 菜月さんのエッチ!! 本当は菜月ちゃんも結構なスケベなんでしょ?」


「アンタがそれを言うか…… てか、以前に私の下の毛をガン見してたじゃないの……」


菜月に濡れていた陰毛を見られてしまった蘭は、わざとらしく恥かしがる演技をしながら、両手で陰部を隠した。


「にしても、蘭さんが全部処理しないなんて珍しいですね」


「まあ、別に全部処理をしなくても、競泳水着からハミ出る部分だけをカットしていればそれで充分なのよ」


「確かに蘭さんの陰毛は、なんというか細いですね」


「これはまぁ、時々気分次第で陰毛の形を変えているからよ。最近は、陰毛をいろんな形に手入れをするのが流行っているみたいよ」


陰毛を全部処理していなかったので、珍しそうに菜月から見られた蘭は、細い形で中心にだけ存在する陰毛を触りながら喋っていた。


「なるほど。だから私の下の毛を見て、女のたしなみがどうたらとか言っていたのね」


「そういう事ね!」


蘭の言っていたのを聞いた菜月は、以前に競泳水着を試着しに行った日に、剛毛な陰毛を蘭に見られて言われた事の意味が分かった気分でいた。


「で、菜月ちゃんは結局、下の毛の処理はしたの?」


「まぁ…… それなりに、私も競泳水着からハミ出ないくらいには手入れはしたわよ」


「そうなの! だったら見せて!」


「って、なんでそうなるの!? 見せるわけないでしょ!!」


蘭に、競泳水着からハミ出ないくらいに手入れをした陰毛を見せてと言われたが、菜月は断ったあと、連に背中を向けてから、着ていた競泳水着を脱ぎだした。


しかし、蘭はすぐには諦めようとはせず、菜月の手入れをされた陰毛を見る為、菜月の目の前へと回り込んだ。


「ほう、確かに以前に比べたら手入れはしたみたいね。水着からハミ出ないくらいに」


「って、なんで見に来ているんですか!!」


「別に減るもんじゃないし、良いじゃない」


「良くありません!!」


蘭に手入れをした陰毛を見られた菜月は、恥かしさのあまり、蘭の両肩に手のひらを付き、離れてもらうように押した。


 その蘭と菜月の賑やかな様子を、すぐ近くで聖が身体をタオルで拭きながら見ていた。


「ハイレグタイプの競泳水着を着るくせに、裸を見られたら恥かしがるのね」


「そりゃそうでしょ。幾らハイレグタイプとは言えども、裸とは違い隠してるとことは見えないんだから」


蘭に裸を見られて恥かしがっている菜月を見て、聖が少し笑いながら言うと、それを聞いた菜月は恥ずかしそうな顔をしながら言い返した。


そして、聖が濡れている長い黒髪を拭く為にタオルを頭の上に持って来た時、聖の胸や陰部が露出し、丸見え状態となってしまった。


その聖のさらされた裸体を見た蘭は、赤面な顔をし、少し興奮をした状態になった。


「聖ちゃんって、おっぱいがほとんどないってくらい小さいね。それにスジ丸見え!!」


蘭が聖の裸体を見て興奮をした大きな理由は、ほとんどないと言えるくらいの小さな胸を見たからではなく、本来陰部にあるはずの毛が全くなくスジが丸見えの状態となっていたからである。


「ちょっと、蘭さん…… 何ジッと見ているんですか?」


「良いじゃないの、別に。そういや聖ちゃんの着ている競泳水着はスパッツタイプなのに、どうして下の毛を全部剃っているのかしら?」


「競泳水着のタイプに関係なく、水泳をやるなら、少しでもタイムを縮める為に剃るでしょ? 以前に私がいた国で水泳をやっていた人はみんな剃っていましたよ」


蘭にジッと裸体を見られている聖は、ダルそうな表情をしながら答えていた。


「凄い!! 水泳の為に下の毛を全部剃り落してしまうなんて。そのおかげで、つるつるの割れ目スジが丸見えで、エロい!!」


「って、なんで顔を近づけているんですか!! そんなとこ、顔を近づけて見ないで下さい!! あっ、息があたってる……」


聖の毛のないつるつるの割れ目スジが丸見えな陰部を見て、蘭は息が荒くなるほど興奮をした。


そして、その様子をすぐ近くで見ていた菜月は、蘭のあまりにも非常識な行為を、呆れたような表情で見ていた。

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