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競泳水着試着中

 麻奈は更衣室の中で、蘭に渡された競泳水着を試着する為に、着ていた衣服を脱ぎ始めた。

 

「改めて見てみると、ハイレグタイプの競泳水着ってホント、布が少ないな~」


更衣室の中で、麻奈は着ていた衣服を全部脱ぎ、真っ裸の状態で目の前にある大きな鏡に競泳水着を持ちながら映してみると、改めてハイレグタイプの競泳水着の布面積の少なさを感じた。


「でも、着てみない事には話にならないし、とりあえず着てみるか……」


そして麻奈は、目の前にある大きな鏡に映る全裸の自分の姿を見ながら、ハイレグタイプの競泳水着を着始めた。


ハイレグタイプの競泳水着の試着を終え、目の前にある大きな鏡を見た麻奈は、初めて見るハイレグタイプの競泳水着を着た自分の姿に、少し恥かしげな様子で頬を赤く照らした。


「こっ、これが競泳水着を着た私の姿……」


 

 一方、菜月も麻奈と同様に、蘭から渡されたハイレグタイプの競泳水着をしぶしぶな様子で試着をしてみる事にした。


「全く、なんで蘭さんは、私達にこのタイプの水着を進めたのかしら? 私や麻奈がハイレグタイプの競泳水着を着ている姿を見てみたいだけだったら、それはただの変態でしかないわ」


そうブツブツと文句を言いながら、菜月は着ていた衣類を脱ぎ始めた。


そして、着ていた衣服を全部脱ぎ終え、カーテンで仕切られた個室の更衣室の中で1人全裸の状態で立ちながら、これから試着をするハイレグタイプの競泳水着を両手で持ったまま、目の前にある大きな鏡を見ていた。


「なんと言うか、競泳水着って着るだけでパンツを含め、着ている衣服を全部脱がなければいけないのってのがなんかあまり好きじゃないのよね…… 下着を着けたまま試着するってワケにはいかないし……」


そう不満を言いながら、菜月はハイレグタイプの競泳水着を着ていった。


試着を終えた菜月は、下半身が陰部の部分しか布が当てられておらず、太股丸出しの腰まで露出をしているハイレグタイプの競泳水着を着ている姿を鏡で見て、赤面な顔をした。


「大会とかでも、こんな姿で人前に出る事を考えたら…… まるで露出狂の変質者だわ…… こんな姿で平気でいれる蘭さんはやっぱしどうかしてるわ」


ハイレグタイプの競泳水着のハイレグカット部分を両手で触りながら、菜月はこの姿で人前に出た時の事を考えていた。


時には、ハイレグカットの部分の布地を引っ張ってみたりしながら、少しでも露出部分が減らないか試してみたりもした。


しかし、ハイレグカットの布地を何度も引っ張ったりしていじっているうちに、菜月はとても恥ずかしい事に気づいてしまった。


「え!? まっ、まさか……」



 そしてしばらく時間が経過した頃、麻奈と菜月の競泳水着を着ている姿が観たくて気になった蘭は、麻奈と菜月がいる更衣室の方に声をかけてみた。


「ねぇ、そろそろ着替え終った?」


「あっ、蘭さん! 着替え終わったよ」


「一度、見ても良いかしら?」


「良いわよ」


蘭の返事に答える為、麻奈は更衣室の入口のカーテンを開けた。


「蘭さん見て! 私の水着姿どう?」


「あら、麻奈ちゃん、その水着とても似合ってるわよ。体にフィットしてて」


「そう? でもハイレグタイプの競泳水着って、なんか股の部分がほんの少しの布でしか隠されていないせいで、下半身が裸に感じちゃうよ」


「初めのうちは恥ずかしいくても、じきになれるわよ」


競泳水着を着た姿を見せた麻奈は、あまりの布の少なさから、まるで裸でいるみたいでほんの少し赤面な顔をしながら恥ずかしがっていた。


「そう言えば、菜月ちゃんはまだ着替え終らないのかしら?」


麻奈の競泳水着姿見た後を、蘭は菜月の着替えが遅い事を少し気にした。


「せっかくだし、菜月ちゃんの着替えでも見ておこっと!」


そして、蘭は退屈しのぎにと、競泳水着に着替え中であろう菜月の着替え中の姿を見る為、菜月が入っている皇室の中をカーテンをめくり覗き込んだ。


「菜月ちゃん、まだ着替えは終わら…… って、鏡を見ながら何してんの?」


楽しいそうな表情で菜月がいる更衣室の中を覗きこんだ蘭であったが、そこで見た菜月は、すでに競泳水着に着替えており、鏡の方を見ながら股に両手を当て、がに股ポーズをとっていた。


そんな他人には見せられない恥ずかしいポーズをとっていた姿を見られた菜月の顔を恥ずかしそうに真っ赤になった。


「ちっ、ちょっと!! 勝手に開けないで下さいよ~ ハイレグカットがあまりにもきわどいせいで、下の毛がはみ出たままで隠せないのよ~」


菜月は、着替えるのが遅かったのではなく、あまりにもきわどいハイレグカットの布の中に自分の陰毛が入りきらず、はみ出たままであったのを、必死になって隠そうとしていただけであった。


「毛がはみ出たままなら、剃っちゃえばいいのよ!」


「えぇ~ 剃るとか恥ずかしいですよ~」


「大丈夫よ、初めは恥ずかしいかも知れないけど、そのうち慣れてくるって!」


「そんなのになれたくありませ~ん」


菜月は、陰毛を剃る事に対し、とても恥ずかしそうに嫌がった。


「そんな事よりも、このお姉さんに一度見せてみなさい! どれ程の量かを!!」


「ちっ、ちょっと!! 何するんですか!!」


そして蘭は、とても興奮をした様子になって、恥ずかしがる菜月にお構いなく、菜月が着ている競泳水着のハイレグカットの布地を横へとずらした。


蘭に陰部を見られてしまった菜月は、顔を真っ赤にしたまま固まった。


「凄く剛毛ね…… 全部でなくてもいい。せめて手入れくらいはしたらどう? それが女のたしなみってもんよ」


「あっ、ああああ……」


菜月の陰部を直視した蘭は、一言だけを言って、そのまま菜月が着ている競泳水着のハイレグカットの布地を元に戻した。


そして、蘭は先程の出来事が無かったかのように、更衣室の中にいる麻奈と菜月に一言言った。


「せっかく着ちゃったんだし、この水着を買おっか!!」


「うん、蘭さんがオススメしてくれるなら。でも、ちょっぴり恥ずかしい水着かな」


「水着の恥ずかしさなんて、すぐになれるわよ」


麻奈は、試着で着用した競泳水着の購入に賛成をしたが、少し恥かしい様子でいた。


「も、もう、どっちでも良いわ…… 好きにして……」


一方菜月は、先程蘭に剛毛の陰部を見られたという恥ずかしさから、現在試着をしている競泳水着の購入の話など、どうでも良かった。


「じゃあ、決定ね! 購入で」


こうして、麻奈と菜月が部活内で着用をする競泳水着が決まった。

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