眠り姫の目覚めと叫び
嵐の予感。考えてみれば変わったのは、あの後からだ。
コランダム族に不思議なしきたり(慣習)があることに気づいた無神は彼らに問うた。
「なぜ火を使ってはいけないのか」と、
どうやら昔に起きた事故によって人々が火を使うことを全面的に禁じたという。
そのことに疑問を感じた無神は ルビに現状を変えるべきだと提案する。
するとルビは大きく動揺する。ハーラの民として、しきたりに口を出すことはおろか、疑問を抱くことさえ禁じられていたからだ。
そんな張り詰めた中、無神もどうしたら良いか分からず動揺していた。
先日会ったばかりの彼らをそこまで知らないし、分からなかったからだ。
だが、自分が言ってはいけないことを口にしてしまったことは無神には伝わったのだろう。
そこで無神はひとまず、しきたり(理不尽なルール)の改善より、囚われている一人一人、個人の認識を変えようとルビに提案、ないし、全振りした。
そんな無神のふとした問いかけが、ルビの諦め、長年くすぶっていた心を動かした。
ルビの怒涛の勢いは収まることを知らなかった。彼の意思を促すように解決策も見つけてしまう。
( ポラリスの使者(無神)の言うことはハーラの教えに反していても、時に従うべし。)
ルビは、無神の無責任ともいえる提案を同意すると、ハーラを信仰する他部族とのコンタクトを取るべく、外交を手がける占い師、クオツの説得を試みる。
交渉が難航し、破談しかけるも一族 随一の知恵者、フロウの助けを借り、無神自身の”空の使者”としての特権を使い。交渉は無事、解決をみる。
コランダム族の行く末を照らす”空の化身”となって問題を解決する神として祭り上げられること条件に…
つまり、無神は “大地の神”ハーラの対である “天の神”の神使(神の眷属)として、人の未来を示す羅針盤の指針となってしまったのだ。
これで、盤上を覆す人柱は無神と もう一人を残すところとなった。
⭐︎
あれから私の心はどんよりとして決して気持ちが晴れることはなかった。
日は沈んで静かになって、自分の言動を振り返っても気持ちが沈むばかりで立ち上がれそうにない。
「兄さま達のばーか。何であんなにも石頭なのよ!」
そうよ、兄さまも辛いのに なんで私を叱らないの?これ以上、追いつめられていく兄さまをみたくないよ。
私は 何で、いつも守ってくれる兄さまに きつく当たっちゃうのかな。
私は兄さまが大好きなのに…
いいえ、違うわね。これは私が耐えられないだけで 心配だから、好きだから言ってしまうんだわ。
あの日から―兄さまは一心に、みんなの重荷を背負って苦しんでいる…
今もそう。自分が一番 苦しい立場なはずなのに一つも弱音を吐かないで頑張ってきた。
…全ての苦痛を一人で抱え込もうとしている兄さまを ただ見てるだけなんて嫌!
『カナシイ、ワルイ、オモウ、ワルイ、コト、ナイ』
うるさいわね!そもそもあなた達が あの時、部屋に来ることを先に伝えてくれたら悲しむこともなかったわ!
『シラナイ、コワイ、オモウ、ヨクナイ、オシエ、ヤレ、ホシイ』
もー!悪かったわね。ちょっと、落ち込んでただけよ。
彼らウィナーバグ(巨大なオニヤンマ)とは長い付き合いだけど、こんなに一日にたくさん話かけられるのは珍しかった。
彼らは私が物心ついたときから私に語りかけてくる心の中の友達だ。
私は彼らとお互いに声を交わさず話が出来る。
こうして私が困ったときや異変が起きると、どうすればいいのか、どうすべきかを私に知らせてくるのだ。
どうしたのよ、そんなに話しかけてくるなんて。
もしかしてお腹がすいたの?エサは砂嵐が過ぎないとあげれないわよ。
『ナニカ、ヘン、ナル。チガウ。モトニ、モドル、クル、』
戻れってこと?嫌よ。酷いことを言っちゃったのは私なのよ?謝るのも恥ずかしいし、嫌!
『アラシ、モウ、クル。ユウヨ、イチトシ、アルカ、ナイカ』
あなた達は私と違って意思を伝えにくいんだから。そんなに言わなくても、言いたいことは何となくわかるわ。
私はただ、みんなが幸せになる未来ならどうなろうと構わないけど、そこにルビがいないのは嫌なの!
『ゲド、モトニ、ナオル、コト、ヨクナイ、デハ、ナイ』
元になおる?私に仲直りしろっていうの?
―私ってそんなに悪いこと言ってないし、私だけが悪いなんてありえないし。
『サファ、ウンメイ、アルガママ、ウケイレル、ヨイ、コト』
そうよね、結局は私、悪くないじゃない!
あなたたちの言うことは結局わからないけど、自分が間違ってないって思うなら堂々と話せばいいのよね。
このまま思い悩んでいても誰も得しないもの、経優と兄さんに子供と思われても嫌だものね!
そうと決まってしまえば行動に移すのはあっという間だった。
ウィナ(トンボ)たちの言うことはたまには役にたつ。
きちんと気持ちを伝えにいこう。
自分だけ特別扱いされて、みんなと違うのが嫌だったって
私は きた道を引きかえすことにした。
クオツの部屋に近づくと 大きな声が聞こえた。
「クオツ、コランダムの一流の占い師であるお前が規約の書の第六章を覚えていないとは言わせないぞ。」
この声は、フロウかしら。何の話をしてるのかしら
私は息をひそめてクオツの部屋の近くに忍び寄る。
盗み聞きはよくないけど、ここで引き下がるのはよくない気がする…
心臓の鼓動が速くなっていく。
話が聞こえやすいように部屋の入り口にピッタリと壁に張り付いて中の様子を伺ってみる。
部屋にはルビとフロウ、クオツの三人がみえた。
「もしや…お主らは、ハーラを否定するのではなくハーラの民 自体を変えてしまうつもりか!このわしに 空からの使者の言葉にあやかれと言いたいのか?…」
ハーラを否定?変える?私の聞き違いかしら
慣習にうるさいクオツがもっとも嫌って、話題にしようものなら大変な事になっちゃうのに。
クオツの口から そんな言葉が出るなんて。
ここ数年、コランダムの誰もが禁句だったはずなのに。
「そうだ、ポラリスの使者の、空の"おぼしめし"に従うことは夜空を占いコランダムの運星を導くことに変わりはない。」
「…ああ、確かにその通りじゃ。コランダムは空の意思に従おう。」
え、ポラリスの使者?あの寓話に出てくる?
それにフロウが自分から 部族のしがらみにに関わるなんて、いったい何がどうなってるのよ。
「―クオツ、お前に頼むのは一つだけだ。ヘルゼナ族の教皇シナバーに このことを伝えろ。」
何を考えてるのよ!あいつに自分から関わるなんて!
兄さんだってあんなめにあったのに!
「…俺と経優、それにヘルゼナとマグネへの仲介役にフロウとアンドルゼイドで訪問にいくことも石板に書き記しておけ。」
―経優。なぜ彼が出てくるのよ。確かに兄さまに似た"何か"は あるでしょうけど…
「お主はコランダム族の立場を分かっておらん。シナバー様にはもちろん、こちらから文を送ることなど出来ぬわ。」
「なぜだ、先ほどは了解しただろう。事を起こすのは早い方がいいだろう。」
兄さんは本当に無茶なことをいう。
都合が悪くなるようなことを あいつがするわけない。
ハーラ(神)の声を聞ける奴に どんな要求をしたところで潰されるだけだわ。
「ルビ、それは無理がある。焦ってこちらから文を送るのは相手を刺激するだけだ。」
「フロウ、お前まで。シナバーといえど 経優のことを知れば、応じざるおえないはずだろう。」
フロウはルビの質問にしばらく考えていた。
なによ、フロウも経優のことを信頼しているってこと?
経優が何者かは知らないけど、考えるまでもなく交渉に役立つはずがないわ。
フロウはヘルゼナの出身だったはず、あいつの悪代官ぶりを身に染みて感じていたでしょうに。
「確かに経優がポラリスの使者で、しかも 初世の渡りびと(異世界の人間)なのは確かだろう。俺たちを導く資格がこいつにはある。」
経優がポラリスの使者?
ポラリスの使者といったら寓話に出てくるような大昔の人たちじゃない。そんなのありえない。
「では、なぜこちらから伝言を送らないのだ。一言 報告をしなくては話し合いはできんだろ。」
「ルビ、俺が反対する理由は3つある」
「なんだ。」
わー、兄さんの不満そうな顔が目に浮かぶ。
「一つは、ポラリスの使者が現れたという情報は不透明(曖昧)すぎる。そんな事を言われて誰が信じる?」
「二つめ、もし仮に相手が信じたとしよう。俺が教皇の立場なら絶対に生かしてはおかない。送る相手が悪すぎるだろ。」
「三つ、そもそも石版に記すには文章が難しいため ルビの伝言を正しく書き記せない。
そもそも文字には数字や簡単な動詞、重要な名詞しかない。加えて送れる文量に限りがある。根本的に無理なだ。」
「む、むう。そうか、何とかできないのか。」
ああ、兄さんが不便に思えてくる。けど、フロウが止めてくれてよかったわ。
「ある、俺ならより早く面会まで持っていける。」
…フロウは何を考えてるのかしら、こんな事になるんだったら最初から堂々と部屋に入っておくんだった。
「教えてくれ」
兄さんはフロウの事を信頼してるんだろう、凄い嬉しそうだ。
「ルビ、お前の妹君の力を借りる。」
「はぁ?!」
気づけば、私の驚きと焦燥の混ざった高い声が あたり一帯に響き渡っていた。
⭐︎
うわ、びっくりした。 こういうのは苦手だ。
今まで僕は 心の中でルビのアドバイスを忠実に守っていただけなのに大変な目にあった。
一人で聞いたら心臓が破けるところだ。夜に叫び声は勘弁してよー。
三人のやり取りに口を挟まずに 集中して真剣に聞いていたからか 余計に心臓が飛び出したかと思うぐらいビックリした。
それにしても聞き覚えがある声だな。
「サファ、お前いつからいたんだ。」
ルビがそういうと、入り口の近くでモゾモゾと人影が動いた。
「―途中からよ、全然部屋に入れる暇がなかったし。」
僕も全然 気が付かなかった。彼女は自分の部屋に帰ったとばかり思ってたし
(俺もだ、落ち着いていたが気配を感じ取れなかった。)
「サファ、君の力を借りたい。聞き入れてくれるか。」
フロウは気がついていたのか、当然のように彼女に問いかける。
「聞き入れるも何も、何かどうなってこんな話になってるのよ。説明してくれないとわからないわ。」
「サファ、僕にもよく分かんないけど、僕が言ったことはハーラの教えに匹敵する(同価値)みたいなんだ。」
「わ!経優、いたのね。びっくりするじゃない。」
君には言われなくないんだが…
「経優、貴様は黙っていろ。ややこしくなる。」
どうやら、フロウをまた怒らせてしまったらしい。
「フロウ、どういうことなの?」
「フロウ、サファの力を借りるとは、どういうことだ?」
( うむ、そうだ。サファがどうなんだ。)
「一つずつ説明させろ!兄弟似たもの通しもほどほどにしろ。少しは考えたらどうだ。」
賢いフロウといえど 複数人と会話はできないよね。
やっと、フロウの人間らしさが見えて安心した。
( …怒られてしまった―)
フロウは まず彼女に僕の事を説明した。僕は天の意志を この身に宿していることになっているらしい。
どうも天の使いとしてコランダム族を牽引することになっているらしい。
空から降ってきた 生粋のポラリスの使者で、僕の特権を使えば 規約に則って改編することができるかもしれないという事を伝えた。
それにしても知らぬ間に僕が空の化身(神様)なんてものに祭り上げられていたとは、実感が全く無いんだが…
「なるほどね、まさか経優がポラリスの使者だったなんてね。」
彼女はフロウの話を聞いて顎に手を当てて考えた後、 妙に納得げな顔をしながらそう呟く。
「フロウ、サファはどうなんだ。この件には無関係なはずだろう。」
ルビはフロウにたまらずにそう言うと、クオツは鼻で笑ってこう言った。
「世の末じゃな。コランダムの長である お主とあろうものが、まったく小胆な男じゃのう。」
「クオツ、お前は分かっているのか。事はコランダムはおろか、ハーラの大地 全域に関わるのだぞ。」
ルビが声を荒げるのは珍しいな。
少し感情的になる事があっても落ち着きを払っていたが今回は取り乱している。
( …)
「クオツ、なぜ。そこまで恐れている。正確に突き詰めればヘルゼナといえど 規約の書を改編せざるおえないはず。」
フロウがクオツに淡白にいった。
「―お主らのような若僧にはわかるまい。一度でもハーラに背いたクオツのいきさつを。」
「よく知っている。暗殺、よくてクオツの地位の剝奪だったか。占い師の最高位であるクオツは罰も大きい。」
フロウはどこか遠くへ目をやってそう言った。
「だが今、私たちには、空の化身である経優の他に、教皇を揺るがす強力な決定打がまだある。それがサファだ。」
「!そうか、三部族の同盟の再建をすぐにできる。…」
何でフロウはサファがそんなに重要だと思ってるんだ?
規約の書というのがハーラの人にとっての法律みたいなのはわかった。
けど、変えるために教皇を説得しなきゃいけなくて僕の異世界者特権が役にたつ。
僕が知らないうちに空の化身(神様)に祭り上げられてたとは驚きだが…それで解決する話でしょ。
( …そうだ。だが それだけでは即効性がない。
ポラリスの使者である事を証明するのも、受け入れられるのにも長い時間がかかるだろう。)
「―やるんだな。三部族の統一をエメリーの巫女としてサファを使って…」
「そうだ、それにウィナーバクを使えば、訪問の手続きもできる。」
( サファのエメリーの巫女としての権威と、お前の持つ空の化身となった特権を使えば、コランダム、マグネ、ヘルゼナは団結することができる。)
「待ってよ、私のウィナ(巨大トンボ)たちには石版を運べる力なんてないわよ。」
彼女は不満そうにそう言って宙を手でなぞるようにクルクルと回した。
「それにウィナたちにできるのは精々(せいぜい) 行って、戻ってくるだけでバトビルのように 何か持たせて帰って来るなんてのも出来ないもの。」
ねえ、バドビルって何?
( マグネの物資やヘルゼナの伝達物を運んでくれる。お前の記憶から言えば、空を飛ぶ鳥だ。)
へえ、鳥かぁ。
「わかっている。ウィナーバクに持たせるのはウルブロ(狼)とラビホラクの毛皮だ。これで長 同士の面会を申し込む意味となる。」
なんかフロウは嬉しそうだ。同時に悪そうな顔をしているが…
「これで、伝達の件は明瞭になった。あとは、訪問の一員にサファを加えれば 事は円滑に行くだろう。」
「順調そうだね、僕はフロウの案に賛成だよ。」
途中からどうなるか不安だったけど上手く纏まったようで安心したよ。
穏やかに大事にならず 終わろうとしていた中で一人だけ不満を持った人がいた。
「お主らは何も分かっておらん。若いもんはこれだからおっかないわい。」
おばあちゃんは、やれやれと口をすぼめて言った。
「なぜ認めない。フロウの策に問題はないはずだ。」
ルビは顎に手を置いてそう言った。
僕もそう思うけどな、何も欠点がないし。いい落とし所でしょ。
( …俺たちが今からやることは 新しいことだ。おそらく、先祖が標した前例がないことだろう。)
彼がの苦い感情が伝わってきた。
( そこには必ず、障害(試練)があるものだ)
「お主らの考えた未来を許しては、コランダム族は滅びるやもしれんのじゃ。大人 を侮っては、痛い目に遭うぞ。」
ルビは唇を噛んで、何かを割り切ってこう言った。
「俺たちにはもう引き返す時間も、試す時間もない。巻き起こる大きな流れからは 誰であれ逃れられない。」
彼は何か重いものを抱えているのだろう。それが何かは分からないが、誰もルビを止めるものは居なかった。
「クオツ、俺たちがする事には 何も滅ぼすだけではないはずだ。俺たちは ものを知らないかもしれないが、自分のために 感じ取ることはできる。」
…どこの世界も僕らは未熟でも自分が良くなる方へ向かおうとする。
大人がどうしようが止められるはずはない、か。
( クオツは俺たちが望む景色見えない訳ではないだろう。)
クオツは、ルビの言葉を聞いてうろたえていた。
「認めん。そんなもの、ハーラの大地には通らん。」
頑なだな。ルビの言うことは間違ってないだろうに。
( クオツの言うことは正しい。ただ、俺たちの主張が彼女の勝手の知れた価値観(熟知した無秩序)とはかけ離れているだけだ。)
「クオツ、それは占い師としての裁決か。それとも私怨(個人的な恨み)からか。」
「フロウ、お主が何を言おうが わしの決断は つねにハーラの教えに準じておるのじゃ。
まったく、好き勝手に言いおって、わしはコランダム族のクオツじゃぞ。」
クオツは完全に開き直っていた。
うーん。僕にはどうしてもクオツの了承が必要だとは思えないんだが。
( ハーラの民の行動は全て、クオツの占いで決定する。彼女の断りなしには規約の書の再解釈どころか何もできない。)
「クオツ、あなたの言う事には理解できないわ。自分は特別だからなんなのよ。」
サファはご立腹だった。
「私は特別扱いが大嫌いなのに、あなたときたら!いい歳をして意地汚いわ。」
「精霊使いの小娘にわしの何がわかると言うんじゃ!」
「わかるだの、許すだの興味ないのよ。なんでもっと和ませようと努力"すら"しないのよ?」
サファに言われてクオツは萎んでしまった。
僕にはどうして そんなに凹んでいるかはわからないが、人の感情面は全く理解できないので諦めよう…
参ったな、ここからどうすればいいんだろ。
どう考えても いい塩梅にはなりそうにないんだよなぁ。
「ねえ、結局は僕たちは認められてないから揉めてるんだよね。クオツはどうしたら認めるの?」
「あんた、何言ってるのよ。こいつに私たちを見定める権利はないでしょ。」
サファはどうしても納得いかないらしい。
「サファ、経優の言う通りだ。決着はクオツの了承をもらえない限り、俺たちの要望は通らない。」
ルビはサファにそう言うと今度は僕の方を向いてこう言った。
「俺たちは何をするべきだ。」
…今度は僕の番か。
純粋に言えば…
「クオツに僕を認めてもらう。」
いつもご愛読ありがとうございます。
まずは、長らく日が空いてしまった事を謝罪させて下さい。
言い訳にしかならないかと思いますが、全く筆が進まなかった事と体調不良が続いたこともあり、1週間以上空いてしまったこと。本当にすみません。
このお話は私の中で凄い愛着のある作品なので、何がなんでも書き上げる所存ですので、今後とも よろしくお願いします。それでは次回もお楽しみに、バイバイ。